[バイクの話] FZR750&1000 初心者向け 参考資料


80年代のバイクに乗っていると悩み困る時があります。
1)修理代整備代 / これは馴染みのバイク屋を作りましょう。そこで相談するのが一番です。
2)パーツが無い! / これも馴染みのバイク屋に相談して適合を見つけるしかありません。
そして、
3) どれがどの年式か分からない、、、、、これは調べるしかありません。

自分は89年FZR1000に乗っていますが、
他のFZR乗りの参考になればと思い書いてみます。
特にヤフオクやメルカリで中古カウルを買うときに年式が分からないと
手も足も出ません。

カウルなど自分で取り付け可能なパーツの参考の1つだと思って読んでください。

ちなみに、自分は駆動系のパーツやボアアップなど走ることに関するパーツは
素人がいじらない方が良いと思っています。
十分にバイク屋と相談してから取り付けを考えるべきでしょう。
誰よりも詳しい素人と知識薄のプロでは、知識薄のプロの方が上手(うわて)だと思っています。

では、早速いきます。

FZR年表
まずはFZR年表です。
なんとなくでも良いのですが、これを知らずに中古パーツを探したり出品したりすると
トラブルの元です。


FZRの歴史はFZ750から始まりました。
その歩みはYAMAHAや他のバイクサイトで確認してください。
FZR750とFZR1000が同じ年に発売されているにも関わらず、
全く違う道を歩んでいます。
そしてFZR1000に関しては排ガス規制変更や輸入緩和の時代であったことも重要です。

FZR750は現行のYZFへと変化します。
FZR1000は1994年以降に生産が終了します。

型式とは?
他のバイクにも型式はもちろんありますが、
この型式が重要になります。
型式とは、
1)メーカーが車種や色、グレードなどを判別するもの
2)バイク屋がパーツ交換などで型式を元に適合部品を探す
の2つが主な目的です。
が、(1)の目的が悲しいことにメーカーが生産終了のお知らせと共に
意味を持たなくなると言うジレンマがあります。
新車を買えない人のために
せめて半世紀くらいは型式を元に修理できる責任を持って欲しいと思います。

陸運局や運輸省などの話はここでは触れません。バイクユーザーのために書いています。
この型式は車検証に書いています。一般的には略称でこの型式を言います。
車検証3GM-XXXXXXXは、一般的に3GMと言う感じです。

FZRの型式
カウルやフェンダーに焦点を当てて見ました。
色々と細かいので、表にしました。
解説はその後に。

見ての通りなのですが、カウルを中古で買うときに参考にしてください。
日本で一般的なライダーの場合、FZR1000の2LM、2GHと3GMが主だと思います。

世界で販売されているので型式の表記が違う場合がありますが、年式でほとんど同じ形です。
「ほとんど」と言うのは
1)1989年3GMでは2種類のFZRが発売されてたり、
2)FZR750/2LMとFZR750/3FV(OW01)では
アッパーカウルだけなら双方取り付け可能の場合があったり全く付かない場合もあったり、
そう言う時代に作られたバイクなのです。

乾燥重量、ホイールベース、燃費はおまけで書きましたが、
燃費42km/Lと言うのは中古車となった今では信じられない数字です。
ちなみに燃費項目の3GMの「?/ A」は自分の乗ってる型式が1989年3GMなのですが、
高速道路と峠道で220km走行でガス欠なので約11km/Lです。
平均16km/Lまで改善させようと思っています。

年式の違い
前章で書いた表に基づき写真で違いを見てみます。
FZR750(OW01)とFZR1000/2GHの正確な写真がなかったので省きます。




中古のサイド(アンダー)カウルを購入する際、FZRの文字に注目するのが良いでしょう。
初期型と高年式の文字とでは明らかに違います。

2GHの写真はありませんが、アッパーカウルを購入されるときは
3GMと間違わないようにライト部分のくり抜きの違いに注目しましょう。

アンダーカウルの緑の丸はエンジン(エンジンカバー)の露出の違いです。
写真ではイマイチ分かりませんが、1989年以降はエンジンカバーが半分、、、、、
40%くらいしか見えません。と言うことはアンダーカウルが長いと言うことです。

1991年以降のFZR(1000)は、フルモデルチェンジと言って良いくらいのものです。
しかし、1990年にも3GM3が発売(逆車)されているのですが、
1990年3GM3(逆車)と1991年3GM3は同じです。
1990年の3GM1〜2と、1991年3GM1〜2(逆車)は同じです。

FRPも視野に入れましょう
例えば取り外したアッパーカウルの相場は3.5万円〜5.5万円くらいです。
中古でその値段は厳しいもいのです。
FRPで作ることを発注すると10万円〜15万円です。
平均4.5万円だとすると、3つ必要だと判断したらFRPでの制作を発注した方がお得です。
軽いですし、型取りさえあれば何度も作れます。
これも馴染みのバイク屋に一度相談してみましょう。
バイク屋は予算に見合ったFRPの制作もやってくれます。

まとめ
今回は750ccと1000ccの中古のカウルなどを買うときの参考資料の様子で書いてみました。
自分でやれることは自分でやった方が低予算でいけます。
しかし、その情報を知らずにやるのは不毛です。
古いバイクに乗っているのだから、失敗もあるでしょう。その時、大切なのは
やはり、馴染みのバイク屋です。
前説にも書きましたが駆動系や走ることに関する部品交換は素人の手を出すものではないと思っています。しかし、デザイン的な部分は大いに楽しむべきだと思います。

さて、今回はこれで終わりですが、
もし同じFZR乗りが見ていたら、一つの参考にしてください。

また次回の機会にはもう少し詳しくFZRを書いて見たいと思います。

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