大平洋ゴミベルトをロストしたいから仕掛けをロストさせない


大平洋ゴミベルトをご存知でしょうか。
世界中から投げ出されたゴミが海流にに乗り大平洋のその場所に集まる現象です。

多くはハワイとカリフォルニアの間を指す言葉ですが、日本とハワイの間にも発見されています。そのどちらも凄まじい量で鳥が羽を休めることもできるほどの量です。

大平洋ゴミベルトで集まるゴミ

そのゴミの6割以上は、漁、釣り、海水浴など、海での活動ゴミです。
しかし3割以上は、家庭ゴミ、生活ゴミ、暮らしから出たゴミです。
そのほとんどがプラスチックです。
ご存知の通りプラスチックは数万年かけて自然にかえると言われていますが、
プラスチックが登場して1万年経っていないので予想と期待の域を出ません。
ウミガメや大型捕食海洋生物はビニール袋をクラゲだと勘違いするそうです。
鯵や鰯、当然、ブリや鯛もマイクロプラスチックを選り分けるなんてことはしません。

どの国の政府も海域や領土を主張しているのだから、海の健全は政治家の仕事だと思うのですがどこの国の政治家も海を守ってくれません。
なので頼りにならない人たちを頼りにするのは間違いだと結論付けた方が解決は早いでしょう。

少しでも海を守りたいと思います。
海が健全な方が人間には絶対にお得です。

釣りやアウトドアの目標設定

自分の海との関わりは釣りとなりますが、川でも湖の釣りでも同じことです。
釣りをする第一目標は「魚を釣る」です。
では第2目標は、第3目標は、第4目標は、、、、、?
第何目標でもいいですがその中に「ゴミを出さない」が目標に入っていないなら
第3目標くらいには入れてください。

釣りにおいてのプラスチック

ルアーがABS(プラスチックの一種)で出来ているならロストするわけにはいきません。
バルサ(木材の種類)で出来たルアーでも塗料が石油製品ならロスト出来ません。
絹や麻以外の素材で出来たライン(釣り糸)を使っているならロスト出来ません。
エサ釣りの仕掛けにチューブ、ゴム管を使っていたらロストするわけにはいきません。
ウキがプラスチックでも同じ、ウキ止めがゴムなら同じです。
釣り道具はプラスチックに溢れてます。

家庭の暮らしも同様でしょう。

ミサキ流 仕掛けをロストしない方法

自分は釣りにおいて簡単な方法でロストをできる限り避けてます。

フック(釣り針)
基本的にはバーブレス(返し無し)を使います。トップはバーブ、その他はバーブレスです。バーブレスをわざわざ買わなくても返しの部分をペンチで軽く潰せば十分です。ウキ釣りの時は潰します。ロックフィッシュも潰します。サーフの時は潰しません。自分の気分や対象魚に合わせるのではなく釣り場の環境に合わせてます。

メリット/ ロストが減る。根掛かりの外し方はまた次の機会に。
デメリット/ かけた魚が外れやすい。でもそれはテクニックでカバーでしょ。

もしバーブレスフックが足に刺さったら、痛みはあるにせよ抜きやすいでしょう。
もしバーブが足に刺さったら、深ければ抜くのに一苦労でしょう。
それが猪やウサギ、熊なら一大事です。バーブレスをお勧めします。

ライン(釣り糸)  
ラインを太くしてます。バスフィッシング、スズキの場合は16lb以上を巻いてます。通常は20lbです。16lb以上あれば流木くらいなら手前まで持って来れます。黒鯛ではウキ釣りは5号の道糸に針を直結、ルアーの時は12〜16lbを直結。ロックフィッシュの時は10lb以上を巻いてます。PEを使う場合のリーダーの長さは竿の長さとほぼ同じ又は竿の半分にしてます。とにかく「絶対に切らない」を心がけてます。

メリット / 障害物に引っかかったらそれごと手前まで持って来れる場合がある。
デメリット/ 魚に見切られやすい。

以上2つでだいぶロストは減りました。
釣果も比例して減りましたが、やっぱり汚せません。

海を川をあきらめない

「昔は釣れた」と言う方がいたら、釣れない海や川にしたのは貴方です。
汚れた海や川を無視した貴方が原因です。
自分は海や川に憧れを持って遊んでいるので、この楽しさが永遠に続いて欲しいです。
なので、もしそれを言うなら
「昔は釣れた。俺たちのせいで釣れなくなった」と言うことでしょう。

「たった一人で努力してもゴミは減らない」と言う方がいますが
努力してもゴミが減らないことをそう言う貴方が努力して証明するしかありません。
努力してもゴミは減らないのか、努力すれば少しは減るのか、
カッコ良い方を証明しましょう。
世界中のたった一人が1万人いれば1万個のゴミが減るかも知れません。
それを1年続けたら365万個のゴミが減ります。
「海へのゴミを減らそう」と少しだけ考えて遊んでいる人がいたら、
その一人一人は「たった一人」です。

遊び方や仕掛けなどは人それぞれの考え方があるので正解はありませんが
「ゴミは出さない」を少しだけでも思っていれば、良い結果が待ってる気がします。

海や川はきれいな方が絶対に良いと思うのでどうぞご賛同ください。