前々から欲しかったんです。けっこう無理しました。


フライフィッシングバックと言えばブレディ!ですが、はじめに言っておきます。
フライフィッシングも渓流も一度もやったことありません。

こだわりなのか何なのか分かりませんが、例えるなら「ギターはギブソンでしょ」やら「ロカビリーならグレッチでしょ」とか「バイク乗るならハーレーでしょ」と根拠のない正義を言う方もいますが、自分は肩が凝るこだわりは持っていませんので一応冒頭に書き留めます。

5年、6年前くらいからリアルに欲しくて欲しくてたまらなかったバック。
勢い余って買ってしまった。
もう今月は遊びに行けません。ハマショーのマネーが聴こえてきそうです。

ブレディバック

ブレディバックは英国のメーカーです。「UK」その響きとそのデザインに何故か魅かれます。

今回のバックは見るがままのフィッシングバックです。The UKデザイン、心が踊ります。
フライや渓流、淡水を好む人に愛されてやまないメーカーであり、フィッシングバックを作った最初のメーカーとされてます。

本体はコットン。防水仕様になってますがゴアテックスやドライシールドのようにハイテクではありません。コットン/ゴム/コットンの3重構造です。アナログです。しかしそれはユーザーの満足をマックスまで持って行ってくれます。
場面や環境でハイテクが良いとは限らないのです。

市販される防水スプレーをかけることが重要ですが市販の防水スプレーのシリコン撥水の場合は革が呼吸できないのでイマイチです。フッ素の成分の防水スプレーが好ましいようです。
王室や皇族のパーティーに行くわけじゃ無いので、汚れや染みはあまり気にしません。

ネットの部分はクレモナと言うロープで出来てます。クレモナを例えるなら虫取り網の強靭ヴァージョン、一夜干しネットのぶっとい版です。その繊維はスパン糸で出来てます。
加工の段階でクレモナとなるような気がしますが、強靭なロープも伸び縮みしますが今世紀でその性能に悪影響するようなもの(繊維または加工)を発売するとは考えられないので個人的にはその素材が何であっても安心しています。

ネット部分にタックルケース(ルアーケース)などの重いものを入れる方がいますがそれは間違った使い方かも知れません。ネット部分は軽いもの、軽いものは使用もシンプルなものを入れるのが長らくバックと付き合える方法かと思います。
グローブ、タバコ、スプール、エリアのマップ、そんなものを入れればネットは役目を最後まで果たします。

アングラーズハウス 最高!

今までの数十年、アングラーズハウス のバックを使ってました。
デザインも素晴らしいですし手の届きそうな金額なのも嬉しいです。
遊びに高級なものを取り入れるのも良いですが汚れたり傷つくのが嫌な場合は
無理して高級店のものを持つ必要はないと思います。
だからと言って安い使い方をするのは間違いです。バックが安いのでは無く自分が安い男にならないように気をつけたいものです。

アングラーズハウス のフィッシングバックを10数年使っていて、コットンはクタクタですがまだまだ使えるのでこれからも使い続けるでしょう。
革のところが少々擦り切れてるだけで本当に丈夫です。

タウンユースでもアングラーズハウス のバックは満足以外を知らない性能を持ってます。

憧れたら最後 とどめは自分で刺す


アングラーズハウス のバックも最高です。タウンユースでの使用も出来ますし実釣の時でも性能は最高級でしょう。
ブレディは今から使うことになるのですが、数日使った感じで言えばアングラーズハウスの方が性能が高い気がしてます。まだ慣れていないのが本当のところですが、これから数年使えば生涯使うものになるか、ヤフオク行きか、自分で判断することでしょう。

チャップマン、バウアー、フィルソン、銘品と言われるフィッシングアイテムは数多くありますが、ブレディを見たらそれは憧れになり「欲しい」と随分前から思っていたんです。ビビりながら、とどめを自分で刺しました。

もしそれが今じゃなくて数十年後になったとしても憧れから逃げません。
逃げてるのはいつも自分です、憧れはいつも同じ場所で待ってます。
そう思わなきゃやってられません。

これから使うブレディのバックの良いところダサいところ、そんなのは使ってみて
またの機会に書きたいと思います。こればかりは実体験しなきゃ書けません。

清流での釣りができることって「キープネイチャー」のメッセージになりませんかね。
清流釣り人に愛されるフィッシングバックがそのアイコンだとしたら素敵だと思うのです。