接着剤の話 ミサキが思うに
接着剤の話です。
以前、塗料について書きましたがその記事はコチラ→#DIY
画像にGlue(グルー)と記しましたがグルーは糊(のり)のことを言うそうです。
糊と言えば簡単に扱える接着剤の代表格ですね。
ちなみに良く言う「接着剤」は英語でAdhesive(アドゥヒーシブ)です。
グルーの方がカッコいいのでそちらを記しました。
接着を英語で検索するとBonding、なるほど。
ingをとってBondは?と思ったらBondは「つなぐ」でした。
ボンド(ボンド)と言えば皆さんが口にする接着剤の意味でボンドって言いますよね。
「ボンド買いに行こう!」みたいな。
日本でボンドはなんと登録商標として扱われてます。
接着剤と言えばコニシ、日本最大の接着剤メーカー株式会社コニシの登録商標です。
なのでボンドは商品名だったのです。
日本での接着剤2強メーカーのもう一つ、セメダイン株式会社から出ているセメダインも会社名と登録商標です。
なので他メーカーは「ボンド」「セメダイン」と言う言葉は商品名にできないようです。
各メーカーの表記は違えど接着剤の意味を持つ商品は多数あるので色々試して見るのがいいと思います。
ミサキが使う接着剤は、シリコン、ウレタン、溶剤、水性、2液エポキシ、この5つくらいです。
その4つをミサキが思うことをざっくり解説。
詳しくはメーカーサイトで確認してくださいね。
シリコン
思うにシリコンは最強の接着剤でしょう。なんでもくっ付けます。しかしシリコンの性質上、シリコンを打ったら最後、そこは何者も重ね塗りができません。一撃必殺です。
使う場所 / 水回り。台所やお風呂。紫外線が当たらない場所。水弾き抜群です。
弱点 / 紫外線や直射日光にめっぽう弱い。失敗が許されない。
コニシ シリコンコーク、セメダイン シリコンシーラントが有名どころでしょうか。
ウレタン
ウレタンの意味は現在ものすごく幅広く使われているのでワンポイントで言うのは難しいのですがゴムにくっ付く性能を持つ接着剤をさすことが多いような気がします。ウレタン自体に柔軟性があるのでゴムのように安易に動くものに使えばお互い動くので剥がれにくいですね。逆に鉄やステンレスのような動かないものでも付きますがウレタンをわざわざ選ばなくてもいいかも知れません。
使う場所 / ルアーの接着。革細工。
弱点 / 匂いがきつい。使い方が面倒。
使い方 / 2つの対象物にウレタン接着剤を塗ります→生乾き(半乾き)まで待ちます→「あ!もう固まりそう!」と思ったら2つの対象物をぴったり合わせて接着します。と言う感じなので、ささっとやるには不向きかも知れません。
コニシ ボンド G17、コニシ ウルトラ多用途SUが有名でしょうか。
溶剤
溶剤の意味にシリコンもウレタンも含むのですが、自分の場合、溶剤と言えばコニシG10一択です。万能接着剤だと思います。家具(木製品)にG10を使う人は多いのではないでしょうか。鉄もいけます。
使う場所 / だいたいなんでもOK
弱点 / 匂いが相当きつい。ゴムなど動くものは苦手。
使い方はウレタンと同じです。
水性
水性接着剤も万能です。時として溶剤よりも接着力がある気がします。接着に失敗しても除去も割と簡単ですし接着失敗の原因究明も簡単な気がします。何度もトライできる優れもの。イメージですが木と木をくっつけるのに水性なだけに木への染み込みが多く染み込んだ部分も吸着するので接着力が増すような気もしてます。
木に使えると言うことは紙にも使えます。段ボールなどで工作をする時は優れものでしょう。
使う場所 / だいたいなんでもOK。
弱点 / 鉄、アルミ、ステンレス、などの鉱物は無理。
コニシ ボンド 木工用、セメダイン 木工用605が有名でしょうか。
2液エポキシ
最強接着剤の名をシリコンと争うにふさわしい接着剤です。エポキシも各メーカーが様々な特徴を持っているのでワンポイントでの感想は難しいのですが2液タイプが主流です。
使う場所 / だいたいどこでもOK。
弱点 / ひねったり曲げたりするとギブ。アルコール系の液体に弱い。紫外線で黄変する場合がある。
使い方 / 2液を混ぜて塗るだけ。
コニシ クイックメンダーが有名でしょうか。
海外のメーカー
海外のメーカーも手に入りやすい時代です。馴染みがあるのは3Mではないでしょうか。
3Mはセロハンテープを作った会社です。
ハンケルも聞き覚えがあると思います。ドイツの会社で他分野にもマーケットを持ち接着剤を含む化学品のメーカーです。
最近、人気のタイトボンドはフランクリン社の製品です。水性接着剤として人気です。
ミサキが思うに
全メーカーを使ったわけではありませんが性能は日本製が良いように思います。これは接着剤に限らず建材全てにおいて言えるかも知れませんが、アメリカのメーカーが日本のユーザーを思って製品化していると言うのは無理があります。アメリカのメーカーはアメリカのユーザーことを考えて作っているのが普通でしょう。
コニシやセメダインも海外にマーケットを持っっていますが、マーケット先の海外の風土や気候を兼ね備え製品化してるとは考えにくいのと同じです。
アメリカ製やドイツ製のパッケージや容器のデザインは抜群にカッコいいですが、パッケージやデザインにお金を払っているわけではありませんよね。
接着剤が欲しい場合はそれらはあまり関係ありません。
工業用接着剤になると話は別になるかも知れませんが、
DIYまたは木工の場合、日本で使う場合は日本製がベストの選択だと自分は思ってます。