直感で買ってしまったらいつの間にか友達になってた



今日はゆるめです。

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稀な話といえば稀ですし、あるある話と言えばあるあるでしょう。
何となく買ったパーカーだったけどそのデザイナーと友人になってたと言うお話。

その話は随分前

随分前、忘れてしまうくらい前。
「パーカー欲しいなぁぁ、、、、」と思って色々探してました。
はっきし言って何でも良かったのですが、探すのって性に合ってるのかけっこう楽しいんです。画像とか着てる人のジャンルとか色々あります。
自分がカッコいいと思う洋服でもオラオラ系の人が愛してやまないメーカーだと少々迷ういますし、「これ良いじゃーん」と思っても嫌いなバンドのメンバーのブランドだとなんか買う気が消えますし、どうでも良いようなそこのところは大切なんです。

故郷があり自分カルチャーがあったから

見つけたパーカーがとても気になったんです。
探してみると自分の故郷山口県で取り扱ってる店があったのが一番の決め手と言えば決め手だったかも知れません。
何かよく分からないメーカーでした。聞いたこともないブランド名でした。
その前に自分がファッションと言うものにそれほど深い興味はないので知らなくても当然だったのでしょうね。
洋服を選ぶ時はほとんど直感です。必要なら必要、いらないならいらない、たまに「どーしても欲しい」もありますが、「どーしても欲しい」のはファッション的にはキャッツアイだったりインベーダーキャップだったりシドチェーンだったりジョージコックスだったりカレッジスーツだったりある種の本質があるかも知れませんが、その他の要素は機能性ですね。

とりあえずそのパーカーを買いました。
通販で買ったのですがとても良いパーカーでした。
自分で言うのもアレなんですが「俺の目件、良いね」と思いました。

自分の感覚が一番の落とし所

それから時が経ち「その昔」となりますが今でもそのパーカーを着ています。袖のところがほつれてますが気にしません。色褪せもあるとは思いますし染みもチラホラあります。虫食いも極小ですがあります。
それでも着ています。気に入って買うとこんなにも長く着ることができるのでしょう。
今まで何着の洋服を買ったか分かりませんが、気に入った洋服は今でも着ますし、自分以外の例えば店員さんの誉め言葉を鵜呑みにした洋服や付き合いみたいなので買った洋服は記憶にさえ残らないしおそらく誰かにあげるか売ってしまったでしょう。
自分を信じると失敗もありますが、信じた成功は未だに消えないことを感じています。

出会うことになる奇跡

さらに時間が経ち、とあるキッカケからある男に会うことになりました。
この時にはその男が話のパーカーのブランドの経営者の一人と何となく知っていましたが、しかしその部分に関しては大した興味もなく、興味の中心は共通の話題で話せることでした。
会ってみると自分のワガママな話を受け入れそして返球してくれるとても良い時間でした。初対面のお互いが慣れ親しむには時間は必要なかったことを思い出します。

一般的に考えて経営者は自分の仕事に結びつくことをいつも頭に入れているのですが自分も経営者なのでそこは悪いこととは思っていませんが残念ながら自分には遊びや出会いと仕事は別の話です。別の話と言うよりもそんなのを念頭に取り入れた付き合いはあまり好きではないです。
何かのきっかけで友達がお客になることもあるでしょう。それは願ったのではなく偶然がもたらした奇跡だと思えば遊び友達の関係は続けられます。しかしその逆はシラケます。
自分は幸せです。そのパーカーのデザイナーが気の良い男だったのだから幸せです。

そのメーカーの名前はGERUGA

どうやらブランキージェットシティーのベース照井さんの以前のメーカーから独立をしたメーカーだったそうです。自分にとってブランキージェットシティーは1曲も知らないし活動していた期間に興味が湧かなかったバンドです。そこを中心に話を進められても答えようがないのが事実です。良いも悪いも分かりませんが未だに人気があるのは相当な影響力があったのでしょうね。
自分にとってそれはそれ、これはこれ、と言った感じです。全く違う2つの本質を同じにしようとしたい気持ちは分かりますがGERUGAはGERUGAでしかないのが自分の思うところです。
ハマショーと吉田拓郎は同じバンドで活動していました、今その2つの音楽を一つの本質にはできないでしょ、ビビアンとマルコムはSEXと言うブランドをやっていました、今、ビビアンとマルコムを同じ一つの洋服とは紐付けできないでしょ、KEMURIベーシスト津田さんはAggressiveDogsで活動していました、AggressiveDogs UJIさんの音楽とKEMURIの音楽を同じ一つの紐付けにするのは無理です。メスカレロスとビックオーディオダイナマイトとハバナ3amを同じものだと思う方がナンセンスですよ。
なので自分にとってはそのルーツがどこかにあっても本質はどの角度から切ってどんな精巧な顕微鏡で見た分子レヴェルでもGERUGAはGERUGAだったのです。今でもそれは変わりませんね。

友というものに時間なんて関係ない

「友」と言う定義がもしあるとしたら「友というものに時間は関係ない」と感じさせてくれる出会いでした。
念のため書き留めますが、これは短い時間と言う意味だけではありません。数十年以上会っていない友達も友です。友と言う関係に長くも短くも時間なんてダサいものを持ち込まむことは必要ないと言う意味です。
今では大切な戦友として何やかんや楽しい時間を遊ぶ時間も出来ました。

一番初めにホームセンターのワゴン品や他のメーカーのパーカーを自分のセンスが買っていたら今のこの文章も気持ちもなかったかも知れませんね。
タイミングと言うものが未来を華やかにしてくれました。

そんなパーカーをこさえたブランドに興味がある方はこちら→GERUGA