スイムテストで分かる色々


スイムテストの前段階、さらにその前では自分のイメージだけで設計します。
その内容が正解に近いかどうかを確認するのは
家の風呂で軽めに泳がせて確認してます。
この時点ではほぼ正解なのですが正解作を大海原でテストするとほぼ失敗となります。

今のところ質より数

ワンアイテムでたった一匹を試作していないので
何個か違うパターンを同時に作るとその中に正解があるように神に願います。
ひとつも正解作がない場合もあるのでこればかりは勉強ですね。
どちらにしろ可能性を広げるには質ではなく数でしょう。

4パターン作った水面直下サイレントヴァイオレンスは
その中の1パターンを採用しました。
以前の投稿のサイレントヴァイオレンスはこちら→作り続けた一つ目

大まかな泳ぎのイメージ

小型魚が岸から岸へ、隠れ岩から新たな隠れ岩へ、
ササっと移動する様、そーっと移動する様、
そんな動きを作ってみました。
ササっと移動するときは早巻き、そーっと移動するときは竿さばきでリフト&フォール、
そんな感じです。

主な重心はリアにあります。
中央下部にも仕込んでるので激しくは動きません。
「ちょっと動く」です。

トップに近い感じですが竿を下げればボトムをノックします。
これが一般的に常識ななのかどうかは知りませんが
自分にとっては「めっけもん」でした。
ラインに対して素直に反応するような気がします。

いくつか作ったルアーの中で唯一使い物になりそうなルアーなので
釣果をお見せできることを自分自身に願っています。

色々な釣りの楽しみ方

巨匠であり先駆者の故 則氏が何かの雑誌で言いました。
「ハンドメイドルアー は素晴らしい、けど作ると釣りに行けなくなる人ばかりだよ」
まったくその通りでしょう。
しかし作ることを思い付くなんて良い釣りだと思いますよ。
釣りには色々な釣りがあって良いのではないでしょうか。

故 則氏が残した業績はニッチな部分で圧倒的なものでした。尊敬すべきアングラーです。

ハンドメイドルアー 、それは魚が初めて目にする想定外の魅惑のベイトです。