FGW塗装部一戸建て塗り替えざっくり計算式 1/2


FGWでは一戸建てやアパートの改修塗装工事も請け負ってますが

どなたかの紹介を主な施工としていますので一見様はお断りしてます。

とカッコ付けてますが、言っても基本的には自分ミサキ一人で塗装をやりますので対応能力が低いのも事実です。


簡単にFGW塗装部の内容を。

基本は一人で動いているので請求金額の軽減につながりますが、
通常20日で終わる仕事を30日くらいかかります。
請求金額は見積もりとほぼ変わらないので追加が無ければ請求金額は同じです。
追加をサービスでやる場合とやらない場合があります。
外壁の塗り替えの場合は天候に左右される事が多いのでその辺は御留意をお願いしてます。
一応書き留めますが、塗り替え工事は下地工事ではなく仕上げ工事なので
塗装以外の仕事が発生した場合または発生する場合は要相談となります。
出来ない仕事もあります。

戸建オーナーさんの疑問


外壁の塗り替えの場合、経済面や年数などで、改修工事依頼をするかどうか迷われてる段階で
業者に依頼するのは、やはり腰が重くなると思います。

一戸建てや賃貸アパートのオーナーにとって気になるのは
「でさ、いつ改修工事ってやるの?」と
「で、全体的にいくらかかるの?」の2点が主ではないでしょうか?

今回は一戸建て塗り替え工事のざっくり概算見積もりをお客さん本人ができる方法を

書き留めます。東京の価格になるかも知れませんが、地方都市でも似たようなざっくり見積もりの計算式があるはずなのでご近所の業者に聞いてみてください。

いつ改修工事ってやるの?


では、まず、「いつ改修工事ってやるの?」です。

どんな建材を使っていても、今のところ、10年以内の耐久年数を
どこのメーカーも記しています。なので10年に一度は手を入れるのがベストです。

その他、目で確認しましょう。

軽傷)劣化が北面西面の一部、色あせ、木部が白茶けてる、壁が雨を弾かない、

重症)屋根や壁に苔が凄まじい、漏水してる、目で見て分かるヒビが入ってる、コーキングが縮んでる、塗装面がささくれ立ってる、鉄部が錆びてる、壁から赤茶の錆が流れてる、


これら目で見て分かるなら、そろそろ外壁の改修工事を検討しましょう。


で、全体的にいくらかかるの?


「で、全体的にいくらかかるの?」ですが、

特殊な建物を除いて、誰もが想像できる一戸建てで2階建ての場合、図面があれば1階部分の建坪を確認しましょう。
建坪が60m2の場合、約20坪。
塗装屋さんに頼むことを検討してる場合は3をかけます。
建築会社に頼むことを検討してる場合は3.3をかけます。
塗装屋さんに直と建築会社に発注ではメリットデメリットがあります。
メリットデメリットはまたの第2話に続きます。

今回は塗装屋さんに直で発注する場合のオーナーさんができるざっくり計算方法です。


建坪が20坪の御宅の場合。


20坪×3=60。60万円くらいが外壁塗装の値段の目安です。

この金額に屋根や床は含まれません。
屋根は20坪×1.3=26。26万円くらいです。
床の計算は今回は省きます。
外壁全体と屋根で86万円くらいが目安です。

足場の金額計算。

建築図面がある場合、東西南北面の面積×8で計算します。
おおよその計算をする今回の場合の計算数値です。

建築図面がある場合、東西南北面積合計が40m2の場合、40m2×8=32×10。32万円が足場にかかるおおよその概算費用です。


建築図面が無い2階建ての場合、1階の高さを3mと仮定して2階建てで6mとします。

東西南北面を歩きます。一歩0.5m(50cm)と仮定します。
全周120歩だとしたら120×0.5=60m。60m×6=36,000×10=36万。
おおよそ36万円が足場の費用の目安が付きます。
32万円と36万円では差がありますが、これらはオーナーが業者に依頼する前におおよその検討をつけるためのものです。

例にあげた20坪の一戸建ての場合、86万円+36万円(32万円)=122万円(118万円)の予想となります。


その他、外壁塗装以外のシール打ち替え、防水工事、下地処理、塗装面の状態、

足場建設には道路許可、近隣の状態、公共機関の隣接状態、運搬車両設置場所、
想像と実際が大きく違う場合もありますので現地での打ち合わせと見積もりは必須です。

実際の施工物件の例


物件はお客さんの持ち物なので写真を載せられませんがちょっとした違いを書きます。


Aさん邸とBさん邸の比較。どちらも建坪30坪の2階建。屋根も同じコロニアル瓦。

言葉で言うとほぼ同じですが、見積もりに行くと
Aさん邸 130万円。
Bさん邸 180万円。
50万円の差がありました。この違いを簡単に書くと
Aさん邸の外装 
外壁は吹き付け仕上げ、バルコニーなし、私道に隣接しているため経費減少、鉄部の長さが5m程度、雨樋の長さが40m程度。
Bさん邸の外装
外壁がサイディング仕上げ、1階部分に20m2程度の打ち放し仕上げ面、バルコニーあり、バルコニーの腰壁あり、鉄部の長さが40m程度、雨樋の長さが100m程度、国道隣接のため道路許可が必要、近隣の住宅との境界線があるため占有許可が必要、電柱本設備が直近のため電力会社への依頼が必要。

同じ建坪でもこれだけの差を簡単に書けますので、実際の見積もりは絶対に必要です。


見積もりと請求の流れ


FGW塗装部は一見様をお断りしてますが、見積もりが終わりオーナーさんからの発注があれば、工事着工前日までに最高で見積もり金額の半額を前金で頂いています。

これは少しキツイ事実かも知れませんが、悪質業者もいるように悪質お客さんもいるので発注者様に理解してもらうしかありません。

請求は工事終了末日、支払い期日は翌月末日としています。現金(振込)のみです。

基本的に値引きはありません。これもわざとこう書き留めておかなければいけないのもご理解ください。

次回、#FGW塗装部では「大手建築会社と個人事業のメリット、デメリット」について書き留めたいと思います。こちらもなかなか勇気のいる記事になりそうです。


まとめ


塗り替え工事は3つの目安を参考にすると良いのでは無いでしょうか。

10年単位で塗り替えを検討。
目に見えて目立つひび割れや劣化、激しい汚れや苔、それらがある場合は検討を。
そして、台風や大雨なのでの劣化や破損、「ついでに」と言うノリの場合。
この3つを参考に検討することがオーナーがせっかく建てた家と末長く付き合えるコツなような気がします。

明日は、「一戸建てオーナーのための発注先の違いでのメリットデメリット」です。