好きなキャラ解説 3/4「ディオ ブランドー」


自粛ムードの中、家でも出来るネタを。

第3話ディオブランドーです。その他の好きなキャラ解説はこちら→#day
歴史上、ここまで心を鷲掴みにされたキャラはいません。
登場から物心ついた時から最後の散り際の瞬間まで悪!ズーーーーっと悪です。正義は1mmも芽生えなかった唯一無二の悪!
こんなキャラクター見たことない!

ジョジョの奇妙な冒険 1stシーズンに登場し3rdシーズンまでその名を轟かせることになります。
今回は1stシーズンのディオの概要と衝撃をお伝えしたいと思います。ジョジョ(ジョナサンジョースター)とディオブランドーの少年時代からジョナサンの死までのシリーズです。

正確なデータが欲しい方は他をあたってください。面白おかしく読んでいただけると幸いです。

人間荒木飛呂彦が生み出した世界最大の悪 ディオブランドーです。

登場

物語は1800年代後半のイギリスに始まります。
ディオは少年期にダリオ(ディオの父)を病死と見せかけ殺害します。ダリオが以前山道で馬車の事故の遭遇し転倒した馬車から強盗をしていると、事故にあった瀕死のジョージがうっすらと目を覚まし「貴方が助けてくれたのですか」と言う言葉に頷くダリオ。ショージはジョジョ(ジャナサンジョースター)の父でした。その話を思い出しそこに目を付けたディオは「世界一の金持ちになる!」と目標を立ち上げます。ジョースター卿は由緒正しいイギリスの良家です。命の恩人ダリオブランドーの息子ディオブランドーはジョースター家の養子となりました。

これが物語のスタート。初期段階で悪です。
貧しい家を旅立つ時にディオは父親の墓標に唾を吐いてジョースター家へ旅立ちます。
この物語はジョジョとディオの推定12歳から20歳までの物語となります。

邪魔者ジャナサンショースター

ジャナサンジョースターはジョジョの奇妙な冒険の主人公でありジョースター家の長男であり家督を継ぐ者でした。
邪魔です。ディオにとっては邪魔です。同い年ということもあってジョースター家の財産はジョナサンのものとなるのは明白でした。邪魔です。
一度暴力で制圧しようとしますがジョジョは腕っ節もたつ文武両道の少年だったため逆に圧倒されてしまいます。

そこでディオが選んだ方法は精神面からズタズタにする方法でした。

ディオの攻撃

ジョジョの愛犬ダニーを木箱につめ焼却炉に入れ焼死させます。
ジョジョの懐中時計を無断で使い返しません。
ジョジョは口が軽いと周りに言いふらす。
ジョジョの初恋の相手エリナのファーストキスを奪う。
などなど。

少年にしてはエグすぎます。

ファーストキスを奪われたエリナが見せた反撃はキスをされた直後にディオの前で泥水で口をゆすぐと言う誇り高き女!
これはディオのキスよりも泥水の方が清潔だと言う意味をディオに示したのです。

そんなこんな精神面を攻撃されてもジョジョは屈しません。
ここでディオは方向転換を計ります。
「良い奴」に変貌します。これも最大の夢である「世界一の金持ちになる」ための作戦でした。

時は経ち大学卒業間近。同じ名門大学に進んだディオは首席で卒業を控えていました。
ジョジョとディオの父、ジョージが病に倒れます。西洋医学の薬が一向に効く気配がないためディオの勧めで東洋医学の薬を父ジョージは飲み始めます。
この薬が毒薬でした。薄めた毒薬を父に飲ませ殺害を目論むのです。

しかし!ジョジョにバレて阻まれます。

逮捕直前に吸血鬼化

殺人未遂がバレてしまい警察が逮捕にやってくるその少しの時間にディオはジョースター家で少年の頃見つけた石仮面を思い出します。
少年の頃、石仮面で誤って指を切り血が付いた瞬間に石仮面から鋭利な骨針が現れたのも思い出すのです。

この仮面でジョジョを殺してやろう!と街へ予行練習に出ます。街のゴロツキに予定通り仮面を被せ殺したかと思いきやゾンビ化し人間とは思えない圧倒的な力でディオを瀕死の状態に追い込みます。死ぬ直前に朝日が差し込みゾンビ化したゴロツキは灰になって消えました。九死に一生を得たディオは策を変更しました。

危険すぎる仮面に恐怖を覚えるディオでしたが逮捕されるわけにも行きません。
屋敷に帰ったディオは屋敷に火を放ちジョースター家の全てを焼き尽くすことにしますがその火で父ジョージを失ったジョジョは復讐の炎を持ちディオに対峙し仇を討つことを決意し死闘を決断します。

逃げられないところまで追い詰められたディオは「世界一の金持ちになる」夢からもっとスケールの大きい夢を見出したのです。
世界の支配者になる!その想いを胸に石仮面を自らが被りました。

「俺は人間をやめるぞ!俺は人間を超越する!ジョジョ、お前の血でだー!」と言い放ったディオは吸血鬼となるのです。人間をやめる宣言は通常の場合なかなかできません。

話は飛びますが、この事件では焼け死んだと思われていたディオの死体は見つからず、ジョジョは重体のまま入院します。

退院後に待っていた悲報

ディオが死んだと誰もが思っていた最中、ディオの生存が告げられるのです。
なんと完全復活を果たすため村から村へその全ての生き血を吸い尽くしていたのです。
正義感にかられ打倒ディオを果たすべく「波紋」を習得します。この波紋は説明が長くなるので省略。簡単に言うとディオを倒す必殺技のようなものです。

この度の途中でディオと対峙しますがツェッペリ(ジョジョの波紋の師匠)の「ディオ、貴様、何人殺したんだ?」と怒りの問いかけに対しディオは「今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?」と冷静なまでに答えるのです。宣言通り人間をやめています。質問と答えが噛み合いません。人間以外の何かになってしまったのでしょう。

この波紋シリーズの物語全編において名セリフは散りばめられています。

またもや話は飛んで、辛くもディオに勝利したジョジョ一行は今度こそディオを倒したと思いきや、ディオは死ぬ間際に首を自ら跳ねます。頭だけになったディオをワンチャンがディオ再生を試みるのです。ワンチャンはディオに東洋医学の毒薬を売っていた人物です。

憎まれっ子世に憚るを自でいく男ディオです。なかなか死んでくれません。

ジョナサンジョースターの最後

戦いに勝利したと思い込んでいたジョジョはエリナと結婚し新婚旅行に豪華客船で出港します。
その客船には、なんとワンチャンがディオの頭を持って乗船していました。
ディオは身体が欲しかったのです。強靭な身体の適役としてジョジョを選びました。
「来たな!肉体(ボディ)」のセリフがゴングでした。
豪華客船を沈没させるほどの激戦を繰り広げたジョジョVSディオ。

最後が泣けます。

ディオと共に海へ沈む覚悟を決めたジョジョはエリナに指をさし放り出されていた見ず知らずの赤ん坊を助けるように伝えます。

棺(シェルター)にエリナとその赤ん坊を閉じ込め海へ放り投げたあとディオと共にジョジョは帰らぬ人となり、ジョジョとディオの戦いは一度幕を降ろします。

ディオの身体(頭)をがっちり持り船と共に海へ沈む覚悟を決めてジョジョですが、その場面でディオ最後のセリフは「離せ、離すんだ、ジョジョ、お前にも永遠をやろう!その傷もなおす、エリナと永遠を生きれるぞ!、、、、、こいつ死んでる」でした。
最後まで悪!悪人が命乞いをするような名セリフで締めくくりました。

物語は続く

エリナのお腹には新しい命が芽生えていました。助けた赤ん坊はのちに登場するリサリサ、そしてジョナサンとエリナの息子ジョージ二世とリサリサは結婚しジョセフジョースターの物語へ続いて行くのです。

まとめ

話が思い出せない部分もあったのでごちゃっとしているかも知れませんしセリフも少々違うかも知れませんが、まだまだ書けるジョジョの奇妙な冒険なのでこの辺で終わりにしたいと思います。
ディオへの「好き」が伝われば幸いです。ジョジョの奇妙な冒険、最高!

好きなキャラ解説最終話レベッカリーに続く。