黒鯛トップやってみたい!


ハンドメイドルアーを作るのは時間がかかるのですが、
その間に思い付きの試作品をいくつか作ったりしてます。

以前、トライしたポッパーはハンドメイドで作ろうとすると
試行錯誤がとても多いことに気が付きあきらめました、、、、が、
ここに来てハンドメイドルアーの作り方のコツのようなものも手に入れたので
ポッパーをもう一度作ってます。
言うほど簡単ではありませんがトライしています。今のところ順調。
ポップ音もなかなかキュートなサウンドになってます。

このポッパーでやってみたいのが黒鯛トップ!
黒鯛と言えばウキ釣りやフカセ釣り、ミャク釣りなどが主流ですが、
一般認識としてトップで黒鯛が釣れるようになったのはここ10年くらいの話です。
やってみたい釣りです。

黒鯛をターゲットにした釣行では約30年前。
堤防から50cmオーバーを2連発したのが最初で最後の記録です。
夜から朝にかけてのウキ釣りでした。懐かしい思い出です。
実際は「釣った!」と言うか「釣れてた!」が正しいところですが
カッコ付けるのが好きなので「釣れたんじゃない!釣ったんだ!」としています。

さて、ポッパー自体は機能などは理解いているのですが、問題は竿とリールです。
何を選んでいいのやら、まったく分かりません。

どれにしようか迷っている竿とリールの中で竿をいくつか書いてみます。
竿が決まればリールが決まる基本法則があるので、今回は竿です。

ダイワ シルバーウルフ 73LM
おそらくですが、黒鯛や真鯛、鯛と名付けられた魚に
ルアーで勝負するロッドを作った歴史はこのシルバーウルフシリーズが
一番古く多くの経験を持っているのではないでしょうか。
黒鯛に特化したロッドと言えばシルバーウルフでしょう。
M(ミディアム)があればそっちの方が自分の性格に向いていると思うのですが
Mがないので73LMを考えています。


アブガルシア ソルティースタイル kurodai STKC-832ML--KR
やはりロッド購入を考えるときに外せないのはアブガルシア。
どこまでもストリートのことを考えて作ってくれているような気がします。
ストリートと言う言い方はどうでも良いのですが、
日本で釣りが一般大衆にスポーツや趣味として受け入れられてから
アブガルシアの製品は全てにおいて魅力的です。
ソルティースタイルと言うストリート感が抜群なのロッドも検討中です。
782Lと832MLの2つで選ぶなら自分の性格から考えて832MLです。


アブガルシア ソルティースタイル カラーズ STCS-774LT
このカラーズシリーズはとても魅力的です。
ビギナーから上級者までアマチュアである楽しさを存分に感じさせてくれます。
先日初めて釣具店で見たのですが、とても良い竿でした。
4ピースと言うことを避ける方がいますが、カラーズはその概念を少々変えるかも知れません。

今回は黒鯛をターゲットに書いていますが、
先調子(ファーストテーパー)なので水面直下のルアーも使えそうですし、
ボトムへ5gくらいルアーなら狙えそうです。
ソリッドとチューブラには賛否両論ありますが、
今回は黒鯛をターゲットにしているので、
しなやかに強く曲がることを考えるとチューブラでも行ける!と思っちゃいます。


スミス  ダンシングブリーム DB-SH-72 翔 
スミスから出ているダンシングブリームシリーズは2本。
JY-78柔とSH-72翔です。
このどちらも黒鯛を釣ることもさることながら、
竿を操るストレスを軽減してくれているような気がします。
グリップがやや太目でありながらバットが8.8mmの標準サイズと言うのが、
ルアーを操作しやすく、そしてヒットした時にグリップをガッチリ握れるような気がします。
今回は「黒鯛トップやってみたい!」と言うことでSH-72翔を検討中です。
テーパーは先調子でロッドはミディアム、
そして72の長さに対してのグリップの太さは魅力的です。


ダイワ エメラルダス 86M
黒鯛ロッドではないのですが、
言わずと知れたダイワ エメラルダスシリーズ。イカ釣り用のロッドです。
エメラルダスはシリーズが多すぎてどれを買ったら良いか分からなくなるかも知れません。
そして黒鯛の話なのにイカ用ロッドを取り出したのは、
エギング(イカのルアー/エギ用)ロッドは万能ロッドと言われてるんです。
MLやL、HやMHなど硬さは色々ですが、
万能性能があるのならこれ1本で良いじゃないか!と前々から思っていました。
イカをやる予定はないのですが、鱸(スズキ)や大型の根魚を狙い、
そして黒鯛のトップからボトムまでを攻めていけるなら、、、、、、と一挙両得、
欲張りの本音とそんなにたくさん竿を買う予算が無い、、、、などなど、
全部を一切合切するとエメラルダスが良いのかも知れません。
エメラルダスには大きく、V、X、MX とありますが、
その違いがイマイチ分からないのでVとXから86Mを検討中です。
MLやLよりM以上の硬さの方が自分は楽しいのですが、
繊細なヒットを感じたい方はMLやLを選ぶと良いかも知れません。
実際、大きな魚の当たりは小さいんですよ。


まとめ
最後は少々イレギュラーなロッドでしたが、この5本を検討中です。
自分の経験をまとめて言いますと、
例えばシーバスを狙うためにシーバスロッドを買う!のは大賛成ですが、
ショアジギロッドでも根魚ロッドでもシーバスは釣れます。
黒鯛をウキ釣りするのに専用のロッドを買うのは大賛成ですが、
3000円のウキ釣りセットでも黒鯛は釣れます。

では何を持ってロッドを選ぶか?と言えば、先ずはメーカーへの信頼です。
そして操作性と自分の性格をちゃんと自覚して選ぶことです。

例えばミサキは待つ釣りがあまり好きではありません。
ワームをボトムに落としてほんの少し、さらにほんの少し、
もっと小さく動かして、、、、、、と言う釣りが好きではありません。
トップでもどちらかと言えばペンシルよりノイジープラグの方が好きです。
クランクでもノイジーが好きで、
ノイジークランクよりも水面直下のサイレントの方が好きです。
5gのトップより18gのトップの方が気持ちいいです。
1lbのラインより20lbのラインで思い切り遠くのポイントに届かせてみたいと思っちゃいます。
と、言う自分の性格をちゃんと自覚すると、
ロッドは76以上の長さで硬さはM以上の硬さのロッドが自分には良い買い物だと思います。

と言うことで、どこかの下流域や夜の工業地帯、
波の静かなゴロタ場で黒鯛を狙っているミサキを見かけたら優しく声をかけてください。
静寂の中、静かにもっと静かに声なき声で大いに盛り上がって黒鯛と勝負しましょうね。