事実は事実でしかない


年末なので数話ほど来年に向けて書いています。

今回は「事実検証」です。
ミサキ流ファクトフルネスです。

自分はすでに言葉によって気持ちが左右することはほとんど無いようになっています。

言葉や態度は人が持つ最も優れた能力だと思います。
同じ意味を示すことでも言い方一つで答えが大きく変わります。
しかし、その言い方よりも示す内容の方が大切だと思っています。

示す内容に注目していれば気持ちが左右することもないと思います。

例を挙げながら、早速いきます。

真面目と馬鹿
「ミサキって仕事は真面目だけど、馬鹿だよねー」と
「ミサキって馬鹿だけど、仕事は真面目だよねー」では、同じ内容を示します。
前者の方が怒りを覚えるかも知れませんが、
仕事は真面目、基本的には馬鹿、の2つを言っているだけので、
それ以外の意味を感じる必要はないと思っています。

楽しさ
「今日釣りに行ったけど、全然釣れなかった。でも楽しかったよ」と
「今日釣りに行ったけど、楽しくなかった。だって、釣れないんだもん」では、
人の感情がサブメインとなります。
ここでの事実は「釣りに行き釣れなかった」です。
それに対しての気持ちが「楽しい」と「楽しくない」です。

後者は釣れれば楽しいと言っています。
楽しさへのヒントです。

政治
「80年かけて自民党が日本を今の姿にしてくれた」と、
「自民党は80年も使っているのに日本はこの有様だ」は、
人によって見方が違うので言い方が違うのですが、内容は同じです。

事実は目の前の暮らしが全てです。
今の暮らしが良いと思う人は前者でしょう。その逆は後者です。
言い方が違っても、同じ現実を意味しているので現実を示すだけの言葉です。

イベント
「今夜のライブは最高だった!」と、
「今夜のライブはイマイチだった」は、
同じライブを観に行っても違う感想があることを示しています。

しかし、そこで行われたライブは同じ出来事です。
ライブが問題ではなく、それを受け止める気持ちが違うだけです。

まとめ
ミサキ流ファクトフルネスでしたが、参考になったでしょうか?
事実に感情(態度)が入ってそれをそのまま受け止めるとややこしい出来事になりそうですよね。

事実は事実として受け止めれば、言い方なんてあまり関係ありません。
しかし、発信する方が人に対して思いやりや尊敬を持って言えば、
ややこしいことも起こりにくいものです。

やはり必要なのは、相手を思いやる気持ちです。
「思いやる」は、自分の「思い」を、人に「やる」です。
「思い上がる」は、自分の「思い」を、人より「上げる」です。
良い思いを相手にやる(あげる)方が良い結果になります。
自分の気持ちを相手より高くしがちですが、
高いところからものを言われて嬉しい人はいないでしょう。

国を愛するより星(地球)を愛せ!と言う名言が問いかけるように
愛とは思いやりで、愛の使い方が重要です。

来年はぜひ思いやりを言葉で発するようにしてみてください。
再来年が劇的に変わるかもしれませんよ。