ルアーメイキング
年末年始は東京で過ごすことにしています。
このタイミングこの時世を利用して、ルアーメイキングに勤(いそ)しもうと目論んでいます。
それと同時にブログ用の画像編集と、
予定の域を出ませんが動画のサンプルを作ってみようと、
わりとやることが目白押しです。
その中でも、ルアーメイキングは一つのコツを掴んだので、
それらを極めて簡単であり独自ではありますが製作の流れについてのコツを書いてみます。
早速いきます。
思いつきと正確を上手に使う
ほとんどのミサキんとこのルアーは思いつきで作っていますが、
それは初期段階での話です。
テストルアーに専用のテンプレは用意しません。
テストルアーを何個か作ってその中で一番良さげなものをピックアップした後に
テンプレを作り3Dソフトで形を正確にします。
それでも同じものを作るのはとても難しいのですが、
理論に基づいたものを正確に設計する時間よりも、思いつきの失敗作を多く作った方が
結果的には時間の短縮になるのでそちらを選んでいます。
計画的に作る
良い感じのテストルアーができたら、それに対し数量とレンジタイプを計画します。
カラーリングはそれらが決まった後に考えます。
その段階で、1アイテム数カラーを3つ〜5つくらいを同時に作って
その中から「さらに良い感じ」をピックアップします。
そのピックアップされたルアーが「ミサキんとこのルアー」として
後に5〜10個を作りスイムテストに向かいます。
急がない
作る全てにおいてボンドや塗料など「乾燥」が必要なものは急がないことです。
平均3時間〜6時間の乾燥時間とされていますが、24時間でも良いくらいです。
冬は寒さが敵となり、夏は湿気が敵となります。
専用のドライエリアを持っている方なら話は違いますが、
自分のように部屋やバルコニーで乾燥を待つ者としては十分な時間が必要でした。
時間が用意できない場合はその時点で失敗となることを知りました。
スイムテスト
初めは小さな水槽、そしてお風呂、そして大海原の順番です。
この時点ではほとんどのルアーがOKルアーなので大海原で泳ぐことになります。
テストルアーの時点で小さな水槽とお風呂はクリアしていますので、
小さな水槽とお風呂は念のためと言った感じです。
スイムテストは回数を決めていませんが、行けるタイミングで行くようにしていて
何度も足を運びます。
ほとんどの場合、1アイテム3回くらいのスイムテストで結果が何と無く分かります。
さらに正確にする意味が今のところはないので、
自分の思う泳ぎ方を何と無くしてくれればOKとしています。
釣りではなくスイムテストで何度も足を運ぶのは気持ちがけっこうキツイのですが、
上手くなるには練習しかないのです。
スイムテストを終えたら
このブログをアップしているときには年末だと思うのですが、
作ったルアーで釣行に何度か行っていることでしょう。
東京近郊の有名ポイントがメインになるとは思いますが、
五目釣り目当てで年末に数日、年明けに数日の釣行を予定しています。
なるべく人のいない時間と場所を選びたいのですが、
「どこにでも釣り人はいる」と言う言葉通り難しいかも知れませんね。
まとめ
極めて簡単になりますが、自分のつかんだコツを製作の流れで書いてみました。
念頭にはターゲットの魚種を考えていますが、基本的に魚はなんでも食います。
シーバス用のルアーにアイナメがかかったり、メバル用のルアーにクロダイがかかったり、
15cmのルアーに5cmの魚が食いついたりするので、ターゲットはおまけのような感じです。
ちなみに、特定の魚が海草や小エビしか食わないと思っているのはある種の錯覚です。
海草や小エビがそこにいなければ、
それらがいる場所に移動するか、移動できなければなんだって食います。
だから深い意味で釣りを一生楽しみたいならキープネイチャーが必要なのです。
話を戻しますが、
作る際にとにかく急がないことです。
設計も削り出しもスイムテストも心急がないのがコツです。
画像編集の時点で「コツを掴む」の漢字を調べたら「コツ」は「骨」でした。
その逆に「心急ぐ」ことは「忽」(コツ)だそうです。ネギ(葱)かと思いましたよ。
骨と言えば、やはりしっかりした方が良いので
しっかりとする方向を選ぶのがコツなのでしょうね。