後で言われると嫌なので「考え方2編」

前回の続きです。

このお話の第1話はこちら→後で言われると嫌なので「準備編」

「考え方1」では主に時間を言いましたが、
「考え方2」では、精神論について書いて見ます。

早速いきます。

考え方で物事は変わる
よく聞く言葉ですが、これを具体化しなければいけません。
現状の環境の良し悪しもあるとは思いますが、
最も簡単な方法は「今まで自分が思っていることは全部間違っている」と
思うことです。

「世の中、金じゃない」と思っていてお金に困っているなら「世の中は金だ」と思い、
「世の中、金だ!」と思っていてお金がないなら「世の中、お金じゃない」と思い、
自分の思っていることを間違いだと認識するのが、
「考え方で物事は変わる」の最も簡単な方法です。

具体的には
前章の具体的なお話とその着地点は、

以前、お店をやっていたとき、、、、、、

自分の作るものには情熱を持っていました。
「情熱をかけて作ったものには、それ相応の反応があるはず」と思っていました。
しかし、情熱は経営とは無関係です。
ここで自分は考え方を変えました。
「この製品たちで金にならなかったら俺の情熱は間違っている」と自分は思います。
結果的には自分の持っていた情熱は間違いだと気付かされます。

お店に関して後悔はありません。
なんやかんやとバカにもされましたが、
「また何かやれば良いだけよ」と応援してくれる友人の一言は、
バカにした言葉1000個より数億倍の勇気をくれました。
ゼロで終わったわけではないのです。お店を失敗してある種のゼロが1になりました。

これもポジティブ馬鹿と言われればそれまでですが、
考え方で物事が全く違う風景に見えるということです。

「お金はお金が好きな人に集まる」は少々間違いです
ビジネス哲学真っ向否定のように感じますがそうではありません。

この「お金はお金が好きな人に集まる」は俗称と言うか略称と言うかそんな言葉です。
その内容には
・お金を集めようとしなければお金は集まらない
・お金自身が人に対する好き嫌いは無いので人がお金自身に好き嫌いを持つことは危険
・お金は対する事柄の価値を具体化するただの数字
と言う3つの要素が含まれています。

そこを勘違いすると「お金とはなんなのか?」の答えも大きく違うことになります。

具体的に言うと
前章のことをわざと具体的に言うと、

「年収3000万円です!来年は年収5000万円になります」と言う人を見ると
「すごい!」となるでしょう。
しかし年収3000万円の人が1年での諸々の経費が3100万円かかるとしたら
足りない100万円をどうにか作らなければいけません。
そこで登場するのがお金を欲しがる人にありがちな「あの人、すごい!」です。
3000万円を稼ぐ人にあやかりたい!となり、その人が講演会でも開けば、
そこに集まった人が足りない100万円を賄うことでしょう。
これは年収1億円の人だったとしても同じ理屈です。

年収360万円の人が年間経費345万円で暮らしている方法の方が立派なのに
「3000万円」「一億円」と言う言葉に冷静さを失う場面があることを知っておきましょう。
冷静さを失うことで言えば「有名人」「著名人」と言うだけで舞い上がるのも同じ理屈です。

お金はお金が好きな人に集まるのではないのです。
お金を集めようとする人に集まるのです。
しかし、人がお金に対し好き嫌いと言う趣向を持つと、
せっかく正確な数字を表すお金なのにあやふやになってしまいます。

ちなみに年収3000万円の人が年間経費2880万円で暮らしてこそ
素晴らしい暮らしだと思っています。
しかしそれは、
年収360万円の人が年間経費345万円での暮らしと同じレベルとも思っています。
お金は正確なただの数字です。

まとめ
第3話「考え方2」は以上です。

今回は少々大袈裟なお話でしたが、大袈裟な方が分かりやすいのでそうしました。
ダブルインカムをなんとか手にするために、
情熱とお金は比例しませんが、その両方が必要なのも事実です。

勢いだけで頂上までいける昭和中期と今は全く違う時代なのです。
冷静に、自分の情熱を確認しながら、その都度立て直せる姿勢を持ちながら、
少しづつ変化していくことをオススメします。
「考え方1」で書いたように10年〜25年を一区切り、内容変更は1年〜5年で考えるので
慌てる必要もありませんし、何度もやり直す時間はたっぷりあります。

今回の「考え方2」の精神論では事実を把握することを書きました。

第4話「実践編」に続きます。