煙か秩序か 3/3


このお話の最終話です。
このお話の第1話はこちら→ 愛煙か秩序か

今回は「愛煙家でも嫌煙家でもない身体」を作ってみましょう。
この社会悪となったタバコはある意味ではチャンスです。

早速いきます。

ミサキの場合
自分のことですが、時間をかけタバコを吸わなくてOKの身体になりました。
タバコを辞めたのか?と聞かれればそうでもないです。

タバコも吸えるし吸わなくてもいい身体です。
この良いところは「タバコが美味い!」と感じる一服ができることです。
そして、吸えない場所であれば何時間でも何日でも吸わなくてOKです。

この状態は言うなら、
お酒は好きだけど、そんなに飲まない。
土日に出かけることもあるけど出かけないこともある。
と、同じレベルです。

これを紐解いて愛煙家にも嫌煙家にも新しい煙との付き合い方をオススメしたいと思います。

嫌煙家が独裁者になってはいけない
ミサキのような状態だと「だったらタバコを辞めなさい!」と言う嫌煙家がいます。
解釈が乏しい言葉だと思います。


お酒は好きだけどそんなに飲まない人に「だったらお酒をやめなさい」
土日に出かけることもあれば出かけないこともある人に
「だったら出かけるのをやめなさい」と言っているのと同じです。

恐ろしいほどの独裁です。

愛煙家がボスではない
ミサキのような状態だと愛煙家から「タバコ行こうよ」と誘われ、
ミサキは「行かない」と断ることは多々あります。
このやりとりで愛煙家は「なんだよ、一服しようぜ!」と無理強いする場面があります。
が、無理強いされればされるほど断ります。

自分が吸いたくない時に吸う意味がないので吸いません。
吸いたい時に吸えば美味いので、不味いタバコをわざわざ吸いにいくことはないのです。

吸いたいタイミングを決めるのは自分です。自分が自分のボスなのです。

身体を作る
この状態の身体を作るのには時間がかかりました。
その流れを簡単に書いて見るので参考にしてください。

1)タバコをアメスピ(オーガニック)に変える
2)1本丸々吸うのではなく吸うのに飽きたら消す
3)人前でタバコを吸う回数を減らす
4)出かけるときにタバコを持って出かけない
5)家以外でタバコを吸うのをやめる
6)お酒を飲むときは念のためタバコを持って出かける
7)酒の席でタバコを吸いたいと思ったらとりあえず10分くらい我慢する
8)タバコを吸って不味いと感じたらすぐに消す
9)車でタバコを吸うのをやめる

だいたいこんな感じの流れです。
9項目の中には守ったり守らなかったりするものもありますが、
タバコを楽しんで味わっています。

無理はしない
大事なのは「吸いたい時には吸う」です。
ストレスが好きな人はずーっと我慢すれば良いと思いますが、
自分は嫌いなので吸いたいときは吸います。
その逆に吸いたくないときは吸いません。

ポイ捨てはしない
たとえタバコを吸いたいときであっても、それはいくつかの条件が重なったときです。
「吸える場所がなければ吸わない」と言うのが大前提です。
少々言い方を変えると「吸える場所がなければ吸えない」です。

「酒がなければ酒が飲めない」も良いですが、「酒がなければ酒は飲めない」ですよね。
「休みがあれば休む」も良いとは思いますが、「休みがなければ休みはない」ですよね。
自分に都合の良いことばかりを答えにしてしまうと、
なんだか無理やり現実を作りそうです。
無理やりはあまり好きではないので、事実は事実として受け止めるようにしています。

吸える場所がない場合は当然灰皿もないので吸いません。
なので、必然的にポイ捨てはしないとなります。

ポイ捨てする人を見ると、
「可哀想に、、、、ちゃんと大人になれなかったんだね、、、」と思ったり、
「お前もバカだけどポイ捨てがダメだと教えてくれなかった親や友達も、、、」と
思います。

ちなみにポイ捨て以外のゴミの投棄は犯罪です。犯罪の前にだいぶダサい行為です。

まとめ
おそらくミサキ自身、覚えのある将来にはタバコをやめるでしょう。
理由は「ダサい」と若者が認識しているからです。
いつでもどんな時代でもカッコ良さの最先端は若者です。
自分は若者ではありませんが、ダサいよりカッコ良い方が好きなので好きな方を選ぼうと
努力しています。

愛煙家の方々にもカッコ良くいてほしいと思うので、
癖でタバコを吸うのはあまり良いスタイルとは言えないことを覚えてほしいですし、
嫌煙家の方々には、やんややんや言う姿もかなりダサいので、
少々の淑やかさは必要かと思います。

全体的にタバコを社会悪にすることも、当然の代物とすることも、
極端すぎてダサいです。
やはり必要なのは、お互いを理解し合い尊敬し合う気持ちだと思います。

それを人は「愛」って言うんだぜ!

以上、全3話でした。