[バイクの話] FZRマイナーチェンジ 1/2

バイクの話です。
もともと中古ですし、古いバイクですし、走っているバイクなので
傷などはあまり気にはしないのですが、
自分のバイクを掃除してたら傷が目立って汚いバイクのように感じたので
これは良い機会!と思い、簡単な塗り替え(ドレスアップ)をやることにしました。

前回の記事の続編です。
前回の記事はこちら→俺にも出来るかも知れない

ご自分のバイクをマイナーチェンジさせる時の参考にしてみてください。
最後のまとめで今回使った道具をリンクしてますのでご参考までに。

早速いきます。

大前提
1)大きな傷を目立たないようにする
2)デカールの張り替え
3)なんとなく遠目に見たらキレイなバイク
以上3点が前に書いた条件です。
それに加え、
4)カウルは外さないでやる
5)なるべくFZR感を無くさないように仕上げる
の2つを加え
5つの大前提でトライします。

第一段階 / イメージを作る


第一段階としてイメージを決めます。
PCで編集ソフトがある場合はそれを使い、無い場合は手書きで充分です。
自分はフォトショップである程度のイメージを決めました。

第二段階 / トレース


トレーシングペーパーを使います。
大判を買うのも良いですが、A4のトレーシングペーパーをツギハギにして行いました。

第三段階 / 掃除


デカールやステッカーを剥がす時は必ず熱を使いましょう。
ドライヤーでもいけますが時間がかかります。ヒートガンはコツが要ります。
が、ヒートガンの方が圧倒的に上手くいきます。

デカールなどを剥がした場合、問題になるのがノリ残り。
ハッキリ言って一気に取り除くのは不可能です。気長にやるしか無いのですが、
自分は無水エタノールとサランラップを使いました。

やり方は簡単。
無水エタノールをダラダラ流れるくらい吹きかけ、流れ落ちる前にラッピングします。
放置で10分。そしてプラスチックのスクレーパーで刮(こそ)ぎます。
自分はプラスチックの定規で刮ぎました。
それを3回〜5回くらいでほとんどノリは取れます。
エタノールはアルコールなので分解機能を備えている優れものです。
しかしエタノールにしろ何にしろボディを痛めることが多いので注意しながらやりましょう。

第四段階 / パテ処理


通称ポリパテ、鉄パテと言われるパテで行います。
このポリパテは2液なので使い勝手は悪いですが頑丈です。
多くの車やバイクに使われる補修材料です。
細目、粗目など数種類がありますが、今回は中目で全てを行いました。

大切なのは、
1)パテ痩せを防ぐため2回以上のパテ処理
2)サンドペーパーで必ず研ぐ
の2つですが、
パテを打つ際になるべく薄く打つのがコツです。数回の薄いパテ処理で厚みを付けます。
サンドペーパーは何番からでも良いのですが、
#240→#400→#600→#1000→#1500→#2000、と言った具合に
#2000で完璧な研ぎとして終わることです。

第五段階 / ペイント


第四段階が終わったら、最初にサフェーサーを吹きます。
サフェーサーも何色でも構わないのですが、今回はグレーを粗吹きした後に、
白を吹き重ねました。
仕事柄、養生道具は持っているのですが、たまたま車検に出した車に入れっぱなしだったので
ゴミ袋と家にあった少量のガムテープで養生しました。

サフェーサーが吹き終わったら、、、、ここでコツなのですが、
サフェーサーで仕上がりのような状態まで持っていくと上塗りが楽ですし上手くいきます。
そして上吹き。
MCペインターのシルキーホワイトY01とパールコートPB1で仕上げました。

第六段階 / デカール


下地の塗装(第五段階)が終わったら、トレース(第一段階)しておいたのを元に
デカールを作ります。
これは業者に頼むのが一番良いのですが、
カッティングシートを自分で手作業で切るのもアリです。
自分は副業でやってるカッティングシート製作の甲斐あって、
家庭用カッティングマシーンを持っているのでそれで作りました。

まとめ
第2話では完成をお披露目したいと思います。
完成と言っても今回は掃除の時の思いつきなので、それなりの完成と言う感じです。

今回使った主な道具はこちら↓
トレーシングペーパー
ヒートガン
ポリパテ
ロックサフェーサー
ホルツサフェーサー
MCペインター

と言うことで第2話へ続く。