子供の夢を応援する大人になろう


多くの大人が子供の夢を応援しているとは思います。
しかしその途中で子供が根拠なく挫折する理由は、
ほとんどが大人の言う「お前には無理だ」「現実を見ろ」と言った言葉が原因です。
夢を叶えるアイデアが出ない残念な大人たちです。

家族であるなら心配する気持ちと応援する気持ちが合致するのは難しいとは思いますが
家族なんだから
6割くらいは「お前なら出来る!」
4割くらいが「身体には気をつけろ」くらいにしましょう。
家族の思いはもちろん、子供はその気持ちを素直に受け止めるのだから、
応援した方が良いに決まってます。

子供の夢を応援する大人であるためにいくつか書いて見ます。

自分ミサキに片寄った例えですが、なんでも一緒だと思います。
早速いきます。

プロレス
少年期が80年代だった方は小学生の時にプロレスごっこをやっていたのではないでしょうか。
中学生高校生くらいなら「俺の方が猪木よりつえーよ!」とか
言ってたりしたかもしれません。

強くなりたい夢であるなら、
その少年たちが西暦2000年までその夢を貫き通したとしたら、、、
プロレス以外にK-1やMMAが登場していました。

プロレスではヒーローになれなくてもK-1やMMAで活躍している可能性は随分あります。
プロレスの経営陣に回っている可能性もありますし、
トレーナーとして活躍している可能性だってありますし、
格闘技の名物解説者になっていることもあるでしょう。

裏方のリング設置や、プロモーター業務、マッチメイクの営業、、、、などなど、
就職先は数多く存在します。

その素晴らしい就職先を大人は「お前には無理だよ」「現実を見ろ」と潰しているのです。

レーサー
車やバイクの運転にもプロはあります。
例えばバイク。
オンロードの最高峰はMotoGPでしょう。
250cc〜1000ccまでおおよそ3レースから5レースが存在します。
モトクロスでもダウンヒル、エンデューロ、トライアルなどを数えると、
おおよそ5種目があります。
どれもプロです。

子供の時に自転車でバイクごっこをやった覚えがあるでしょうか?
今やMotoGPで日本人選手が出場するようになっています。
モトクロスの世界では日本人のトップ選手は数多くいます。
その全てがプロです。

プロライダーになれたらそれは素晴らしい就職先です。
ほとんどのプロライダーは企業に属し、会社を通して他の企業と提携をしています。
サーキットで活躍できないプロライダーでさも個人で様々な企業と提携を結んでいます。

もしもプロライダーになれなかったとしても、
MotoGPのピットに入れるようなメカニックになれる可能性は十分にありますし、
来年のバイクを開発するチームの一員になることだって想像できるでしょうし、
グラフィックデザインを手がけるデザイナーの可能性だってありますし、
新しいマシンのために新しい素材を発明する研究者の可能性だってあります。

その素晴らしい就職先を大人は「お前には無理だ」「現実を見ろ」と潰しているのです。

釣り
釣りにもプロは存在します。
その誰もが「釣りが好き!」を貫き通している人たちです。

日本で活躍するのは環境がヒドイので海外で活躍している釣り人は数多くいます。
特にアメリカやカナダでは億万長者への道の一つが釣りです。

日本の場合は、メーカーの専属契約選手として就職しています。
メーカーとの専属契約もありますし、
トークショーのゲストで呼ばれることもあるでしょうし、
実力次第で個人で釣り具も発売できますし、
メーカーの開発に携わることだって可能性としてあります。

もし釣りのプロになれずに、釣りが好き!の飽くなき追求の最中、
万が一にも万能な仕掛けを開発したり、新素材での制作の成功をしたら、
世界中からアポイントが引く手数多にやってきます。

釣り具屋を始めることだってあるでしょうし、
ユーチューブを始めたら広告収入も入るでしょう。

大人は「釣りなんて金にならない」「釣りは遊びで仕事にならない」と
子供の「釣りが好き!」を潰しているのです。

一握りの成功
一握りしか成功しない!とバカ丸出しで言う大人はかなり残念です。
目の前の子供がその一握りに入ることをなぜ信じてあげないのでしょうか。
そして「一握り」がどれくらいの数字かも知らずに言うのはやめましょう。

国内の労働人口
根拠のない大人たちのために参考資料で極めて簡単に書いてみます。
国内の労働人口は6000万人〜8000万人と言われています。

1)建築業と製造業
最も多い労働人口は建築業です。全体の3割以上とかなり多いのです。
製造業は工業系の人口で全体の1割を軽く超えます。
ここの業種は実際に現場で働く人のことを指します。

2)サラリーマン
次いで多いのが一般企業に勤めている人です。全体の2割くらいです。
建築業や製造業の会社に勤めている人もここに入ります。
その他の業種の会社に勤めている人もここに入ります。
政党に属している政治家もここに入りますし、プロレーサーやプロ釣り師もここに入ります。
航空会社のパイロットやスチュワーデスもここに入ります。多くの芸能人もここです。

3)配送業
次いで多いのが配達業。宅急便から船舶便まで幅広いですが、
全体の1割と言われています。
ここは実際に運ぶ人を指します。サラリーマン枠とかぶることもありますが、
配送業は3番目に多い労働人口なのでここに書きました。

4)金融業(銀行など)
銀行や信金などに勤めている人です。全体の1割以下です。
サラリーマンと言えばサラリーマンですが、金融庁との関わりが大きく政商とも言えるので
別枠にしました。

5)町の仕事
雇われ店長ではない町の飲食店や洋服屋などの自営業者がここです。
そこに勤める人は(2)に属します。
自営業者は全体の1割以下です。

6)新手の仕事
ユーチューバーやSNSの収益、またはFX、信託、などなどがここです。
全体の1割にも満たないのです。
ここの(6)は一握りと言えば一握りでしょう。

と、言うことで、(1)(2)(3)に属している人は「一握り」ではありません。
「一握りしか成功しない」の根拠がないことに気が付いたら
子供の夢を応援してあげましょう。

応援した方が貴方のためです
貴方が親であるなら、子供が夢を大成した方が良いに決まってます。
喜びとは別で、我々は必ず年を取ります。
子供が自分の面倒をみる時に、余裕の余裕で面倒を見てくれれば貴方も嬉しいはずです。
子供の夢を叶える方が良いに決まっているのです。

建築業や製造業なんか目指すな
建築業や製造業はウェルカムの間口が広いのです。
そこには多くの人が集まります。
そして集まるお金も多いのですが無限ではありません。
よって多くの人が決められた額をほぼ均等に分けます。なので稼ぎは少なくなります。

サラリーマンは悪くありません。が、スーパーサラリーマンになることです。
年収5000万円以上が10年以上続くスーパーサラリーマンです。
実際にそう言う人は少数ですが存在します。
サラリーマン枠も間口は広いので人も集まりますが流通するお金は無限ではありません。
なのでスーパーサラリーマン以外は決められた額をほぼ均等に分けるので、
稼ぎは少なくなります。

針の穴ほどの入り口をクリアしよう
スーパーサラリーマンや一部の自営業者は針の穴ほどの間口を通過した人たちです。
入り口が狭いので人が集まりません。集まるお金は無限ではないのですが、
人が集まらない分だけ稼ぎの分配は多くなります。

と言うことは夢しかない
歌手になんかなれない、俳優なんか無理、レーサーなんて危ないだけ、
釣りなんてただの遊び、などなど、それが真意だとしたら、
就職先はサラリーマンか建築業か製造業のいずれかを勧めていることになります。
その何が嬉しいのか自分には分かりません。
邪魔な真意にさえ感じます。

子供の時の夢を実現して成功者になった人はいます。
ゲーマー、コスプレイヤー、モデラー、、、、、漫画の作者もそうでしょう。
今で言えばユーチューバーもそうでしょう。
それらを建築業や製造業や一般サラリーマンと比べたら、答えは1つだと思います。

プロになる価値
野球でもサッカーでもなんでも良いのですが、プロになることを応援してあげましょう。
プロで活躍できるかどうかはプロになってから心配すれば良いことです。

プロになったその時から、今まででは信じらえない仕事が五万と登場するでしょう。
それは新たな就職先へのヒントです。

その就職先は一般の仕事では募集されることさえ無い就職先です。
その就職先を潰しているのは「お前には無理だ」「現実を見ろ」と言う残念な大人たちです。


まとめ
少々長くなりましたが、
子供の夢を心配するよりも、子供の夢を応援してあげることができない大人の自分を
心配しましょう。
子供が夢を叶えたいように、大人だって夢を叶えるべきです。
夢に大人も子供も関係ありません。

「お前には無理だ」「現実を見ろ」「だって、、、」「でも、、、」などなど、
言い訳や逃げ道を考えるのは退屈です。

「今日のお前には無理だけど明日のお前ならできるかもな!」
「現実は厳しいけど夢はもっと厳しい、だから面白いんだ!」
「だって、夢を叶えたいんだろ!」
「でも、夢を叶えたいんだったら頑張れ!」
それらが正しい大人の言葉ですよ。

子供の夢を応援する大人になりましょう。