[釣り] 高波?高潮?津波?全部注意!

今回は釣り人が最も注意しなければいけない波のお話です。
趣味が釣り!と言う人は知っていることだとは思いますが初心者や夏だけ釣り人の方々は心に留めて置いて損はありません。

波と言っても通常の波模様もあれば大きくは津波もあります。
それら全て注意しなければいけないことなのですが、「大丈夫だよ」と根拠のないことを言いそうな方は事故に遭わないようにぜひ読んでください。

波について書いてみます。
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イメージ画像
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分かりやすいようにサーフでウエイディングをしている設定です。
通常、高波、高潮、津波、この4つを解説します。
ここでは「なぜ津波は起こるのか?」とか「高波と高潮の違いは?」とか「低気圧が雲のどうのこうの、、、」とか省きます。
釣り人が注意する点を書きますので釣りに海や川にレジャーに行く時は心に留めておいてください。
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通常
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画像右オレンジ色の矢印
一般的には腰までの高さであればウエーディング可能とされています。これは夏のウエーダー無しでのウエーディングでもなるべく守るようにしましょう。
画像中央付近赤い矢印
通常波は岸へ向かいます。そのパワーは通常でも凄まじい場合があるのですが一般的には誰もがイメージする波と言えます。
釣り人の赤い点線
通常の場合は腰までが安全の限界点です。
青い波ライン
通常の波でも色々ありますが胸より高い波を目視したら急いで岸へ上がりましょう。
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高波
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画像右オレンジの矢印
高波の場合は1発の高波の時と連打の高波があるのですが共通しているのは波が引いた時に元の潮位まで戻るという点です。高波は突然来ることもあるので「デカイ!」と思ったら何かに捕まるか安全な体勢をとって波をやり過ごしましょう。慌てるのが一番ヤバいです。
画像中央付近赤い矢印
1発でも連打でもその波は通常の波と同様に崩れ落ちます。大袈裟に言うとサーフィンのビックウェーブのような感じです。しかし波のパワーは相当なパワーなのでやり過ごすまで安全確保が必要です。
釣り人の赤い点線
高波の場合の腰より下までが安全の限界点です。
青い波ライン
1発の高波は日本の場合多くは崩れ落ちるか消波ブロックにぶつかり難を逃れることができますが、連打の場合は潮位が上がる時があるので安全な岸へ逃げましょう。
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高潮
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画像右のオレンジの矢印
高潮の場合は潮位が上がるのでオレンジの矢印が腰付近まで上がっています。潮位が上がった高さを基準に連続して波がやって来ます。高潮の時は気がつくのが遅くなることも多いのですがタイドグラフ(潮汐表 / 潮見表)で釣り座の干満の位置を確認しておくと役に立ちます。
画像中央赤い矢印
高波と同じパワーの波が連続でやってくることが予想されます。潮位の変化と波の連続性に違和感を感じたら安全な岸へ上がりましょう。
釣り人の赤い点線
膝より下が安全の限界点です。
青い波ライン
連続してくる可能性のある高潮です。通常の潮位まで下がることを確認してから釣りを再開しましょう。その際に気象庁などの高潮注意報などで高潮の原因になる低気圧の方向を確認しましょう。釣り座と同じ方向に原因がある場合は要注意です。
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津波
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画像右のオレンジの矢印
津波の場合は色々なパターンがあるので1つの答えはないのですが引き波と言うメカニズムを持っているので極端に潮が引いたり足元がさっきまでと極端に浅くなった時は注意しましょう。
画像中央付近赤い矢印
津波はここで挙げた4つのパターンの中で最も破壊的です。波のパワーが衰えない波です。気象庁などで「30cmの津波到達」などを馬鹿にしてはいけません。そして津波到達後には必ず引き波があるのですが引き波に第2波がぶつかるとお互いのパワーで潮位が下がらなくなることも珍しくありません。
釣り人の赤い点線
津波の場合は膝までが安全の限界点です。30cmの津波で大事故になることはとても多いのです。
青い波ライン
津波の場合、「遥か遠くの外洋に横にかなり長い白波が立っている」と言うのが津波の認識方法です。その高さにかかわらず第2波第3波が予想出来ませんが横に長い白波が崩れずに波立っている場合は即座に避難しましょう。津波警報が聞こえない釣り座では波の変化をいつでも確認しながら釣りを楽しみ、そして波や潮の変化に違和感がある場合は安全を最優先しましょう。
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まとめ
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今回は、通常、高波、高潮、津波、の4つに対しての安全対策や危険予知を書いてみました。
波や潮の違和感を感じたら必ず外洋の様子を確認しましょう。
画像はサーフでしたが堤防などの釣りの場合、堤防を越える波が来た時は何らかの異変が海に起こっています。安全な場所まで避難しましょう。
川でも鉄砲水やダムの放出、上流での集中豪雨などで水面が突然上昇することもあります。基本的には膝を越える水面の上昇の場合は安全な岸に上がることが大切です。

おまけですが、釣りでタックル(仕掛け)を作る際に、海の場合海へ背中を向け、川の場合川の上流に背中を向けて、仕掛けを作る癖がある方はその癖は危険です。いつでも、海の場合は海を向く方向で、川の場合は川の上流を向く方向で、仕掛けを作りましょう。判断を少しでも早くできる癖を付けるのも釣り人のテクニックです。一秒の判断で事故が回避できるならその癖をつけるべきです。

色々な危険がある釣りと言う遊びですが、波や潮などの危険を察知しながらぜひ釣りを楽しみましょう。