[バイク]HONDA GROMを考える

バイク乗り、、、、、いや、バイクに乗りたいと思う方にはなんとも嫌な時代です。
人類史上何度目か訪れたことのある「人気バイク価格高騰」の時代になっています。

少々大袈裟かも知れませんが「あのバイクに乗りたい!」と思って調べると、、、、
「、、、、あ?ぁぁぁ、、、え?、、、」と驚きの価格になっています。
バイクの価格高騰が続いています。
大きな原因の1つにコロナの影響で運輸がルーズになっていることが挙げられます。
運輸がルーズになるとその影響で製造もルーズになり人気車種の球数が少なくなりプレミアムなバイクになり、、、、「風が吹けば桶屋が儲かる」の真逆とも言える嫌な時代です。

そんな中、グロムType3を手に入れることが出来た私ミサキは本当に幸運でした。
運輸が正常化する兆しがあれば各メーカーからGROMの対抗馬が何かしらの形で発表されると勝手に予想していますが事実はGROM1人勝ちと言えるミニバイク業界と言えます。
そこでGROMの見どころ買いどころを少々書いてみようと思います。
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GROMとは?
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HONDA技研が2013年に海外モデルMSX125として販売を始め同年国内モデルでGROMと名前が付きました。
GROMには3機種あります。
・タイプ1 / 通称JC61. 2013年〜2015年までマイナーチェンジ。
・タイプ2 / 通称JC75(2015年モデルはJC61). 2015年〜2020年までマイナーチェンジ。
・タイプ3 / 通称JC91(92). 2020年でフルモデルチェンジ〜2021年。
この3機種の見どころ買いどころを簡単に解説します。
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タイプ1 / JC61
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当時のグロムは爆発的人気というわけではありませんでした。イメージで言うなら「おっちゃんバイク」と言った感じです。ちょうどHONDAカブが蕎麦屋か営業担当のサラリーマンが乗るバイクのイメージだった時代とよく似ていますが、Type2の登場によりこのType1が若者バイク、エントリーモデルへと変わるのです。
そんなタイプ1の見どころ買いどころは、、、、、
・燃費 /約60km/L 
・4速マニュアル
・カスタムパーツ / あまり無い
・マフラーがアッパーセンター出し
この4つが要チェックポイントになるでしょう。
燃費は「さすがHONDA!」と言える高燃費。4速マニュアルも今から考えると普通と言えば普通です。カスタムパーツはイメージが先行しカスタムパーツもやや少ないと言えます。マフラーがアッパーセンター出しと言うデザインはかなりクールです。
タイプ1の中古相場は、、、、、
・約30万円
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タイプ2/ JC75
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グロムの人気を決定付けたのはタイプ2でした。メーカーはマイナーチェンジと位置付けていますがフルモデルチェンジと言っても良いくらいの変わりようでした。
スタイリッシュなエッヂの効いたカウリングはその斬新さとデザイン性でタイプ1のイメージであった「おっちゃんバイク」を払拭したと言えます。
そして2017年にメーカーであるHONDAがGROM CUPと言うグロムオンリーのレースを立ち上げたことによりその人気は決定的なものになりました。
そんなタイプ2の見どころ買いどころは、、、、、、
・燃費 /約60km/L
・デザイン性の高さ
・カスタムパーツが豊富
この3つが挙げられます。
燃費は言うまでもなく「さすがHONDA!」です。デザインは好き嫌いがありますがタイプ2のデザインがグロムにとって決定的な人気の火付け役になったのです。個人的にはこのデザインが映画(アニメ)アイアンマンに見えてしまいます。グロムカップに表されるようにカスタムパーツは3機種の中で一番豊富です。
タイプ2の中古相場は、、、、、
・25万円〜35万円
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タイプ3 / JC92
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これからが期待されるタイプ3です。新車価格も1年前より高くなっている気がしますし、販売もコロナの影響で少々ルーズになっているようです。タイプ2が本格バイク乗りに好まれるとしたらタイプ3は街乗り最速と言ったところでしょう。サーキットでも十分に通用する性能を秘めているのがタイプ3です。
そんなタイプ3の見どころ買いどころは、、、、、
・燃費 / 約65km/L
・ポップなデザインカウル
・カウルをボルトオンで付け替え可能
・カスタムパーツは少ない
・5速マニュアル
この5つが挙げられます。
燃費は脅威の65km越えを実現は凄すぎます。一部ではGROMは空気で走っていると噂されるほどです。デザインはフルモデルチェンジしました。カウルやフェンダーがボルトオンで付け替え可能なため各メーカーから様々なカウルが販売されています。新発売から1年経っていないのでこれからに期待しますがカスタムパーツはまだ少ないようです。特にサーキットを目論む方には少々少ないと感じるかと思います。そして売りナンバー1は5速マニュアルです。5速を使う場面があるのかどうかは個人差がありますが加速域を稼げる場面での5速はありがたいと思います。
そんなタイプ3の新車価格&中古相場は、、、、、
・新車38.5万円
・中古相場33万円〜40万円
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まとめ
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わざと上手にまとめますが、、、
・通勤や通学オンリーならタイプ1
・グロムカップも目論むならタイプ2
・街乗りやサーキットの両徳ならタイプ3
と言えますが、3機種ともまとめた全ての項目を網羅しています。

オフロードサーキットを目論む方であるならタイプ1をお勧めします。その理由はマフラーがアッパーでセンター出しであることです。オフロードサーキットではマフラーの位置が低いと邪魔です。
オンロードサーキットを目論む方であるならタイプ2またはタイプ3をお勧めします。タイプ2とタイプ3の差はかなりありますが、もしレースでの勝敗を気にするのであればバイクよりもテクニックを鍛えた方がだいぶ楽しいです。

本質の部分で「バイクを持つのが目的か?」それとも「バイクを乗るのが目的か?」の2つに分けることができます。通勤オンリーであれば前者、通勤+ちょっとだけコースとなれば後者、ツーリング+サーキットであれば後者、ちゃん冷静になって購入を検討しましょう。

GROMについてはまたの機会に違った目線でも書いてみますので、ぜひ#バイクをチュックしてください。