[2022年お金の話]第5話 迷信を信じない

今回の主人公(仮名)ミサキトモユキの月末給料日前ピンチ!の状態を1年かけてゼロまたはプラスへ持っていきます。

このお話は1年を通しての物語になります。
このお話の第1話はこちら→[2022年お金の話]第1話
アーカイブはこちら→#お金の話
 
さて、第1話から第5話までを順調に進んでいるならそろそろ登場する奴がいます。
そいつの名前は迷信。

英語で最も近い言葉はファンタジーです。
ファンタジーの住民になりがちなパターンには2つあります。
・わりと上手くいっている
・全然上手くいかない時
この2つの状態は誰にでもあるので注意しましょう、、、、と言うか迷信なんかにかまってる暇はありません。迷信なんか信じてはダメだ!と言うことを解説します。
============
年に1度は財布を買い替えるとお金が貯まる
============
一応、この迷信の謎解きをしますが、「お金はキレイなところに集まるので新しい財布にはお金が集まる」らしいのですが、お金そのものにはそんな性格も性質もありません。
特殊印刷された紙か銅か鉛かアルミで出来た丸い鉱物です。
どこのお金さんにそれを聞いたのかも分からないのに信じる価値すらありません。
============
新札を長財布に頭を下にして入れるとお金が出ていかない
============
一応、謎解きします。長財布に入れると紙幣が曲がりませんのでいつも綺麗に整頓されます。この状態がお金をキレイに扱っていると言うことになり、さらに紙幣の人物(諭吉とか漱石とか)の頭を下にして入れると出ていこうとするのに頭打ちになるので出て行かないそうです。
複雑にすればするほど人が信じやすいパターンですね。
新札を持つのも長財布を持つのも好みです。
折れ曲がった1万円札と折り目の無い1万円札の価値が変わるのであれば新札を持った方が良いですが価値は変わりません。
それとお金は自分の意思で財布から出ていきません。諭吉や漱石に移動能力は無いのです。お金を外に出すのは人間です。
============
黄色いものを財布やバックに入れるとお金が貯まる
============
この迷信の起源は風水から来ています。風水はちゃんとした易学なので信頼は置けますが黄色いものを財布やバックに入れておけばお金が貯まるのであれば世界中から貧困は消えます。
むしろそれだけでお金が貯まるのであればどの国の議会でも「黄色いもの所持禁止法案」が可決されるでしょう。
風水と言う易学を信じるのはたいへん良いことですが今この投稿の中ではファンタジーは要らないのです。
============
蛇の皮を財布に入れるとお金が貯まる
============
これも黄色いものと同様に風水発信です。蛇は神の使いであり縁起の良いものとされています。そして蛇は十二支で巳と書きこの字が生命力や子宝と言った象徴を持つそうです、、、、、、、、って「お金」と関係無いだろ!
生命力や子宝に恵まれるようなパワーを授かる意味で金運アップとされ、、、、、こじつけがすぎるんですよ。
生命力は大いにあった方がいいですが子宝に恵まれたら出産費用や入学費用がかさんでお金が貯まる可能性を疑います。

念の為書きますがちゃんとした風水は易学として成り立っている学問なので、少しでもちゃんと風水を勉強してから黄色いものや蛇の皮を持つようにしましょう。
============
トイレをキレイにするとお金が貯まる
============
この迷信は中国の七福神発信です。部屋や家を引っ越すと七福神がやってきます。恵比寿さんが来て、大黒天が来て、布袋さんが来て、、、、そしていつも一番遅くに来るのが弁天(弁財天)さん。他の六神はそれぞれ台所や玄関や寝室などに宿りますが、残ったトイレしか空いていません。仕方なくトイレに宿るのです。宿先のトイレをキレイにしてくれるご褒美でお金が貯まるとされています。
これ、ファンタジーですが良い話ですよね。ギブ&テイクです。資本主義なしの報酬制度ですが、冷静に考えたらお金が貯まろうが貯まるまいがトイレはキレイにしておくべきでしょう。

金持ちの家はトイレがキレイ!と言われがちですが、金持ちの家はトイレも台所も玄関もデスクも全部キレイです。勘違いしないようにしましょう。
重要なのはその金持ちが
①金持ちになったから家をキレイにしているのか?
②金持ちになる貧乏時代から家はキレイなのか?
ここが大切なのに誰もそれを知らないのが大問題なのです。
============
まとめ
============
迷信頼りもアリちゃアリですが、迷信に頼るより自分に頼りましょう。

ファンタジーが通用するならとっくにファンタジーでお金を貯めています。
それが出来ないから困っているのです。
早く現実世界にちゃんと足を付けましょう。

第6話へ続く。
このお話の第1話はこちら→[2022年お金の話]第1話