[バイク]危険回避術 急な車線変更
毎週月曜日はバイクのお話。
だいぶバイクの操作に慣れてきたのか、様々なパターンを経験してきたのか、危険回避の術を知るせるようになったようです。
バイクが危険な乗り物かどうかを議論してもバイクはそこにあって乗るんだから議論する時間が無駄です。危険かどうかよりも危険回避を覚える方がお利口さんだと思います。
今回はありがちなパターンの危険を描きその回避を記してみます。
ここでは道交法違反がどうのこうのとか、どちらに責任があるとかないとか、そんなことは記しません。
一般市民の中で道交法を100%守って道路を使っている人はいないと断言しておきます。道交法は絶対に守らなければいけないルールですが、安全を最優先することが明記されていますので安全が最優先事項です。
今回はありがちなこんな場面。
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直進していると、、、
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当たり前ですが前方が開いていれば何の疑問も持たずに進みます。。。。が、しかし!
車が急な車線変更!
よくあるパターンの接触事故です。
これは速度が何km/hでも同じ危険を持っています。もちろん速度が速ければ速いほど危険の項目は増えますが基本的には急な車線変更してきた車への対処は同じです。
車は前進しなければ進路変更は出来ません。そのためAと言う距離が必ず存在します。バイクも進んでいますので、車が20km/hで車線変更をし、バイクが60km/hで直進していると約3秒で接触します。これは「やばい!」と思ってから約3秒と言う意味です。ここで大切なのは、、、、
・フロントリア共に急にブレーキをかけない!
・エンブレを使う
この2つが大切だと言えます。
ブレーキは、フロント、リア、エンブレの3つがあります。その中でもエンブレを意識すると危険回避にだいぶ役に立ちます。
フロントリア共に急ブレーキにならない程度のブレーキは必要ではありますが、こんな場面ではことが出来るなら止まる。止まれないなら避ける。
この判断が求められます。止まるだけが危険回避ではないのです。
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ブレーキワーク
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乗っているバイクや速度にもよりますが、基本的には
1)エンブレ
2)フロント
3)リア
の順番でリアを使わなくて良いのであれば使わない方が安全です。と言うかほとんどエンブレで回避できます。これは少々言い方が乱暴かも知れません。
しかしエンブレの時点でフロントリアのブレーキを使うか使わないかの判断が迫られます。残っている時間は約3秒です。3秒の間に全部を完了させなければいけません。
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握ってしまうフロント 踏んでしまうリア
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一番危ないのがフロントリアどちらでも急に効かせようとすることです。ロックします。ABSが付いていたとしてもそれはだいぶヤバい状態になるのでABSの性能を発揮できる程度の急ブレーキでなければいけません。
ロック解除の方法もありますが、この場面では約3秒しかないので万が一にもロックした場合は、、、、
・とにかく減速
・避ける方向にまっすぐ走る
・ハンドルを切らない
・曲がらない
安全なエリアだけを目指す
この4つでとにかく止まりましょう!
真っ直ぐと言うのは道路に対し真っ直ぐではなく直線的に走るという意味です。ハンドルを切らないとは、できる限り体重移動で直線をキープしてできる限りハンドルを切らないと言うことです。この場面でロックした場合は3秒しかありません。「とにかく減速」「安全なエリアを目指して止める」この2つだけを考えましょう。
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3つの提案
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この場面で3つの提案を用意しました。
これは急ブレーキをかけずにいられる方に限った3パターンです。
2)接触が間違いないのですり抜け
3)車線変更
この3つのパターンですが、基本的には状況把握のためにエンブレの一瞬は必要です。
その一瞬で状況を把握していずれかの危険回避を選ぶしかありません。
1の減速は急ブレーキではなく安全に減速することだけを考えます。
2の接触が間違いないのですり抜けの場合では前方確認を必ずしましょう。
3の車線変更をする時は右の車への接触も考えられるので実際は圧倒的速度で前に出るしかありません。
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シフトダウン
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ブリッピングと言う走行時術を使いましょう。
ブリッピングとは回転数を合わせてシフトダウンすることです。バイク乗りにはよく聞く技術です。
ブリッピングをやると半クラと言う状態が一瞬でもあります。その時にバイクがエンブレで減速できることがあります。この減速方法を使うとエンブレと言うブレーキ技術の幅が広がります。
このブログでも書いていますが「いつでも練習」するしかないのです。
安全な走行時であっても自分のバイクがどれくらいのシフトダウンをやれるのか、自分のバイクのどのギアでどれくらいの減速が望めるのか、それらをいつでも確認しておけば今回の場面でも大いに役に立ちます。普段、安全に走れる場面で練習をしておきましょう。
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まとめ
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今回の設定場面は私ミサキが未熟だった頃に現実的に起こり木っ端微塵になった場面でもあります。
それからと言うものは、ブレーキテクニックが速く走る必須だと気が付きだいぶ練習しました。今では今回のパターンをおおよそ回避できるようになっています。しかし、何千通りもある危険の中のたった1つのパターンなので過信せずにいつでも安全を心がけています。
この危険回避術の投稿は道交法違反とか危険運転の責任がどうのこうのとかは横においています。そう言う場面があるのだからそう言う場面に対応できる運転をするしか無いと考えています。
言うまでもなく、危険運転はダメです、道交法は絶対に守りましょう、しかし、実際はそうではない方々の方がほとんどの道路事情です。安全を確保する術を身につけるしかありません。
バイクも車も、そして歩行者も、安全、それを最優先して移動しましょう。
また機会を見ながら危険回避術を投稿しますのでご参考に!