[day][釣り]渓流デビュー1/2「渓流釣りを勉強しよう」


先日前々からやってみたかった渓流釣りデビューをしました。

目標は1匹キャッチでしたが、キャッチと言えるかどうかは微妙ですが20cm程度のニジマスを釣りました。

今回「渓流デビュー」では全2話で、
1)渓流釣りを勉強しよう
2)渓流釣りデビュー報告と感想
で行きます。

第1話では渓流釣りを勉強することについてのその輪郭を書いてみます。
初心者向けと言える内容です。
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渓流釣りとは?
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大まかに言うと川釣りです。
しかしそのフィールドは源流や清流と言った町から離れた山奥での釣りを大きくは渓流釣りと言います。
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渓流釣りの釣法
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大きく分けて3つです。
1)餌釣り
2)擬似え(ルアーなど)
3)毛鉤(テンカラやフライ)
渓流ではおおよそこの3つで釣りをやります。この中で私ミサキはルアーフィッシングで挑みました。
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ルールがあります
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川それぞれのルールとレストハウス(エリア管理)のルールもあります。
川のルールは同じ川であればほぼ同じルールで「漁協券を買いましょう」とか「熊鈴をつけましょう」とか「(魚の)持ち帰りは禁止」とかおおよそ安全と自然保護を目的にしています。
しかし、エリア管理のレストハウスではそれぞれのルールがあります。例えば「餌釣りのみ/ルアー禁止」とか「餌釣り禁止/魚の持ち帰り禁止」とか「持ち込みの餌釣り禁止」とかそれぞれのルールがあり、おおよそそのレストハウスの楽しみ方に属したルールになっています。
その中でも漁協権購入は全国の川でほぼ必須なので必ずチェックしておきましょう。
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トラウトとは?
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大雑把に言えば、川で釣れる魚全部がトラウトです。和名は鱒(ます)です。
鮭もニジマスもヤマメもイワナも全体的にトラウトです。それらを釣ることを総称してトラウトフィッシングと言います。渓流で無くてもトラウトフィッシングは出来るのですが、一般的にはトラウトフィッシングの1つが渓流釣りと言うことになります。
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エリアとは?
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エリアとは、その川の漁業組合またはレストハウスが管理する決められた範囲の場所を意味します。
これが渓流釣りの少々わかりにくいところです。

海外のエリアフィッシングと日本のエリアフィッシングは規模が違うのでまったく違う「エリア」の意味になるでしょう。日本の場合はせいぜい1km〜5km程度で、海外の場合は山3つ分とか川では数10kmとか規模が違うので日本では日本のエリアフィッシングを楽しむようにするのがコツです。
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エリアと漁協権
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渓流釣りのエリアについて説明します。
今回はミサキが渓流デビューした川を例に挙げて輪郭を説明します。しかしほぼ全国似たようなイメージなので参考にしてください。
川には漁業組合のような組織があります。釣行する川を調べれば何かしらの組合が出てきます。分からない場合でもその町の行政に問い合わせれば分かります。
今回はミサキ川漁協組合管理のミサキ川がフィールドです。

漁協権には1日券半日券年間漁協券があります。金額は年間漁協権が高くおおよそ5000円〜7000円程度ですが、1日券が2000円〜3000円なので年間2回以上釣行するなら年間漁協権がお得です。半日券はおおよそ1500円〜2000円です。

さて、エリアですが、ポイントをまとめてみました。

ポイント1)
まずミサキ川漁業組合の管理するエリアは1,3,5の場所です。ここではミサキ川漁業組合の漁協権が必要です。
図のトラウトクラブの管理する2で釣りをする場合はトラウトクラブの漁協権が必要です。
ファミリーキャンプの管理する4で釣りをする場合ファミリーキャンプの漁協権が必要です。
1〜5まで全部で釣りをしたい場合はミサキ川漁業組合、トラウトクラブ、ファミリーキャンプの3つの漁業権が必要になります。

ポイント2)
ミサキ川漁業組合管理の1,3,5のエリアで釣りをするのに移動は自由です。しかし注意しなければいけないのは2と5のエリアに侵入してはいけないルールがある場合もありますので確認しておきましょう。侵入してはいけないルールの場合、一度、道路または遊歩道まで上がっていく必要があります。

ポイント3)
ここで「2や5のような狭いエリアでは釣りなんか出来ない!」と思われた方はご心配なく。1つのエリアはおおよそ1km以上あるので普通に釣りをやっても半日は楽勝で遊べます。
そしてファミリーキャンプと名前が付くようなエリアは名前の通りファミリーフィッシングに特化したエリアになっていることが多いので本格アングラーにはあまり用事がない水辺と言えます。その逆にトラウトクラブと言った「いかにも!」と言うレストハウスが管理するエリアはファミリーには不向きと言えるエリアでしょう。
漁協組合が管理する1、3、5はほとんど無人で原風景そのままと言えるエリアが多いのですが釣り座に行くまでが一苦労だったり、手付かずなので浅瀬が続いたり越えることの出来ない大きな岩があったり、竿を振れないほどの木が垂れ下がっていたり、その逆に魚溜まりになっている場所があったり、激流のボトムに尺イワナがいたり、良くも悪くも原風景なのです。

ポイント4)
トイレなどを必要とする場合はレストハウス管理のエリアが良いと言えます。遠くのフィールでであってもレストハウスまで戻ればトイレはあります。
漁協組合管理のエリアではトイレも無ければ自動販売機も無いこともザラです。そして川へ降りる道があればラッキーくらいの環境です。道なき道を川まで降りたり登ったりするのが当たり前だと思った方が良いでしょう。

ポイント5)
ここで書いたことは1つの川を例にしたものなのでこれが全てではありません。それぞれの川にそれぞれのルールがあるのでチェックしておきましょう。しかし、大まかにはここで書いたことがおおよそのイメージです。
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一級河川の源流支流
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東京で言えば多摩川が一級河川として有名ですが、その源流は山梨県の笠取山から来ています。しかし、その水は一般的に知られる多摩川に流れ込む多くの源流の1つです。多摩川は数多くの源流から流れ込んでいます。そしてその源流の川にはそれぞれ名前があり、その川の漁協組合がある場合もあります。多摩川の場合は渓流では奥多摩漁業共同組合と氷川漁協協同組合の2つで成り立っていますが、全国の川ではそれぞれの組合が源流支流にある可能性もあるので確認しておきましょう。
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まとめ
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ここで書いたことは読むと面倒な釣りに感じますが実際に行くとシンプルなルールなので安心してください。
釣行する前に行きたいエリアのチェックと問い合わせをすることが大切です。レストハウスの場合は不定休だったり閉店が早かったりすることもあるので必ず事前確認が良いでしょう。

第2話では私ミサキが渓流デビューしたその報告と感想を書いてみます。