[ノベル]スパンキーサマー 投稿後記


今年2作品目のスパンキーサマーも無事終了しました。


立原家には嬉しいと言うか腰を抜かすと言うか結果的に楽しい夏の思い出になって良かったです。

実際にこんな企画があったら人はもっと残忍な行いをするかも知れません。しかしそこに平和を怖がらずに言う人が1人でもいたのなら結果は大きく違いことでしょう。

氷川王国が話し合いに応じなかったのはとても危険なことではありますが、お互いの目標を踏み誤ると話し合いにはならないのです。

水をくれ!塩をくれ!火をくれ!これがいつも間にか目標になっていたのはこの物語ではなくともよくある話です。目標は「全員で生き残る」と言うことを忘れた結果氷川王国は敵対勢力になってしまいましたね。


3家族が同じ島で暮らす方法としてある程度の距離を取って自分たちのエリアを持つのは良い方法だったのにその距離が国境のような役割だとしたら考えるべきだったのでしょう。ある意味では国境と言うのはとても大切なものではありますが、お互いが遠ざかるラインだとしたらそれは意味のないラインでしょう。

どちらがどちらより優位、どちらがどちらより劣等している、または氷川のように自分は大企業のオーナーだと言うような起源を遡ることが「生き残る」上で必要かどうかの判断も必要でしょう。

言うべきことは話し合う、言わなくて良いことは言わない、この関係が破綻するのが国境や起源なのかも知れませんね。


共通認識できるお金を利用するのは良い方法でしょう。とても便利ですね。

しかしここでも優越を判断するために使うのはやはり目標を見失った結果です。

人は人の上に立ちたがる本能があるのか無いのか知りませんが、その逆に協力も出来る生き物のはずです。

この物語が黒川興産のドッキリ企画で良かったのは3家族全員と言えます。


さて、毎週水曜日に書いて来ました「ノベル」ですが、来週はお休み。11月第一水曜日から再開します。

どうぞ毎週水曜日もご贔屓に!