[バイク]バイクの電動化を少し考える

毎週月曜日はバイクのお話。

今回はバイクの電動化を少しだけ考えてみましょう。


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結論

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100年以内を待たずに間違いなく電動化します。

特殊車両はガソリン車のままの可能性は残りますが一般車両は間違いなく電動化するでしょう。

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脱炭素社会

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自動車が分かりやすいところですが、TOYOTAが電動自動車の生産に力を入れて輸出しているのはご存知の通りですが、そのTOYOTAの車が海外で買われなくなる、、、、と言うか店頭に並ばなくなるでしょう。

EUやアメリカの大手メーカーは自動車の生産もオール電化です。TOYOTAをはじめ国内主要メーカーは電動自動車を作るのにガソリンエネルギーを使っています。これがEUやアメリカの示す脱炭素社会(Co2ゼロ)に当てはまらない事態が起こります。結果的に海外の店頭には並びません。

これがバイク業界でも起こり得る可能性となりますが、バイク業界はEUの示すユーロ基準に照らし合わせているのでユーロ基準がCo2ゼロを目指すことになればTOYOTAと同じことが考えられます。

そして日本でも徐々にガソリン車の間を縫って電動自動車が走っているのを目にすることから、日本でもバイクの電動化は加速するでしょう。

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インフラ整備

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問題はインフラ整備です。具体的に言うとガソリンスタンドに代わる電気スタンドがどれくらい登場するかと言うことですが、そもそもガソリンスタンド的な役割を果たす場所はほとんど無くなります。必要なのは電気なので日本のどこでも充電できる仕組みになるでしょう。

今年から2〜3年くらいの間に世界は一気に電動バイクに舵を切ることでしょう。日本国内の我々の要求が満たされるのはそのずっと後なのです。それを時代に遅れていると一般的には言うのでなんとか乗り遅れないようにしたいですね。

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電動バイク紹介

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ここからはこれから筆頭してくると予想される電動バイクを紹介していきます。

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Zero Motorcycle / SR/F

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本社/アメリカ
車両重量/220kg
バッテリー/リチウムイオン(100V200V対応)
バッテリー容量/14.4kw
最大出力/82kw/5000rpm
最大トルク/190N.m
充電時間/4.5h(レベル2までの時間)
最大渡航距離/250km未満
最高速度/200km/h
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DAMON(ダモン/デーモン) MOTOR INC / DAMON Hypersports 
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本社/ カナダ
車両重量/200kg以下
バッテリー/
バッテリー容量/21.5kw
最大出力/200ps(?)
最大トルク/
充電時間/2.5h(90%)(レベル2までの時間)
最大渡航距離/200マイル
最高速度/200km/h
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Energica(エネルジカ) / EGO
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本社/イタリア
車両重量/573ポンド(259kg?)
バッテリー/リチウムポリマー
バッテリー容量/18.9kwh(最大21.5kwh)
最大出力/ピーク時126kw/持続時110kw
最大トルク/222N.m
充電時間/3.5h
最大渡航距離/200km
最高速度/150マイル(242km/h?)
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Can-am(カンナム) / Can-am plus
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スペック未発表
本社/カナダ
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SUPER SOCO(スーパーソコ) / TC
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本社/オーストラリア

車両重量/
バッテリー/リチウムイオン
バッテリー容量/1800wh×2 or 1800wh 100V対応
最大出力/
最大トルク/
充電時間/8h
最大渡航距離/1バッテリー60km未満/2バッテリー120km未満
最高速度/65km/h
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まとめ
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今回は5台の電動バイクをピックアップしました。
スペックを見てもなんだかよく分からないことばかりですが、間違いなく電動バイクが主流になる時が近々やってきます。
早めに電動バイクのスペックを読めるようになることが大切でしょう。

ガソリンバイクと電動バイクを比べるとどうしてもガソリンバイクに魅力を感じてしまうのは仕方のないことですが、バイクそのものの在り方が変化します。その変化に対応することが必要です。

話の尽きない電動バイクですが、次の機会にも取り上げてみたいと思います。