[釣り] 初心者向け / 竿の調子(テーパー)の選び方
毎週金曜日は釣りのお話。
今回は竿のお話。
竿と一言で言ってもターゲットによってまったく違う機能を持っていたりします。
鮎、ブラックバス、根魚、トラウト、メジナ、、、、、言えばキリがありませんがターゲットによって竿の機能はまったく違います。
しかし、どの竿にも共通するイメージがあります。
初心者の方が竿で頭を悩ますのは、キャストのストレス、逃した魚がいた釣行、おそらくその2つが主でしょう。
その難題は解決出来ます。自分に合う竿を選ぶことでほぼ解決出来ます。
今回は初心者向けにどんな竿を選ぶべきか?をヒントの域を出ませんが、かなり参考になる調子(テーパー)のヒントを書いてみます。
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前提
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前提として今回登場する調子(テーパー)は各メーカーでだいぶ違います。
竿の素材によってもその機能は違ってきます。
それらを踏まえ進みましょう。
しかし安心してください。
この投稿で掴んだイメージはおそらく良い線を行き、新しく購入する竿はノンストレスに近づくことでしょう。
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調子(テーパー)
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調子とは竿がどこで曲がるか?を指す意味です。
調子とテーパーは同じ意味です。
竿がどこで曲がるか?によって決まるのは主に釣り方です。
自分の釣り方を左右するのが竿です。
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先調子と胴調子
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細分化して説明する前に、竿の調子(テーパー)の基本を抑えておきましょう。
大きくは2つ。先調子と胴調子。
この2つを理解すればあとは簡単です。
先調子のメリット
・ラインコントロールが簡単
・ピンポイントにキャストしやすい
胴調子のメリット
・かかった魚にのされない(=逃しにくい)
・ライン切れが起こりにくい
これらのメリットがあります。デメリットはそのまま逆説です。
魚がかかった時のイメージは右図の通りですが、先調子と胴調子のデメリットの違いを極端な言い方にすれば、先調子はかかった魚に負ける場合がある、胴調子は魚の当たりが分かりにくい、そんなイメージでしょう。
ここまで理解できたら後は簡単です。
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最近市民権を得たテーパー
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10〜20年前までは先調子と胴調子だけだったのですが、最近は竿も進化して細分化がなされています。しかし原理は先調子と胴調子と同じですので安心してください。
図の通り5つのテーパーで示してみました。
曲がる場所がどこか?と言うだけのお話です。
パラボリックはあまり無い竿ですが、イメージで言うなら胴調子でグリップ辺りから曲がるようなイメージです。
エクストラファーストもあまり見かけませんが、繊細な釣りが必要なターゲットの場合はエクストラファーストの竿があるはずです。
その他、ファースト、レギュラーは先調子のイメージ、スローは胴調子のイメージに近いと考えて問題ありません。
自分が手にする竿はどのテーパーか?を考えると、その答えは結構簡単です。
・ピンポイントを狙うキャストやライン操作を重視するなら→先調子/ファースト/レギュラー
・かかった魚を絶対に逃さない→胴調子/レギュラー/スロー
これは、釣る前のことを考えるか、かかった時のことを考えるか、その違いです。
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テーパーと硬さ
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竿を選ぶときに気になるのが硬さ。
硬さも実はとてもシンプルなお話なのです。
・テーパー / その竿がどこで曲がるかを示す
・硬さ / その竿のしなり具合の硬さを示す
極端な例えですが、パラボリック(調子)の竿でウルトラライト(硬さ)の竿は存在するのかも知れませんが、それで何を釣るんだい?と言うような実際の釣りにはまったく意味の無い竿となってしまいます。先調子の場合、MHくらいまでが実釣に適し、胴調子の場合、柔らかさで言えばMくらいが現実的と言えます。後は狙うターゲットにアジャストして行けば答えは見えてきます。
左の緑の上下矢印はエクストラファーストからスローまでの実釣時の現実的な竿の硬さ。
中央のピンクの上下矢印はレギュラーからパラボリックまで実釣時の現実的な竿の硬さ。
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釣り方
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テーパーは釣り方を決めます。
・先調子ラインコントロールや当たりを敏感に察知する釣る前段階を重視
・胴調子はかかった魚を考えての釣り
硬さはキャストとフッキングを決めます。
・柔らかい場合はピンポイントにキャストしやすいがフッキンギグが遅れ気味
・硬い場合はキャストにストレスが発生しやすいがフッキングは俊敏
良いやら悪いやらですが、自分のスタイルが見えているなら分かりやすいお話でしょう。
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例えばこんなターゲット
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メバル、ニジマス、キス、メジナ、、、、、間違いなく先調子をお勧めします。
黒鯛、鯉、ナマズ、ランカーシーバス、、、、、柔かめの胴調子をお勧めします。
ブラックバス、ニゴイ、ギル、、、、、ファイトを楽しむなら胴調子でしょう。
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まとめ
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今回は初心者向けに竿の調子(テーパー)について書いてみました。
頭で理解する前に安い竿で良いので数回ほど釣行してみると理解も深くなると思います。
その時にセルフチェックしましょう。
・キャスト(遠投してみる)
・ポイントへのキャスト
・ラインのたるみ具合
・魚の当たり
・魚がかかった時の竿のしなり具合
これらにストレスがあるか無いか?それだけです。
竿に自分を合わせるのはナンセンスです。自分に合う竿を見つけること一番大切なのです。