[day]AIのおかげで政治家不要論芽生える
今回はAIのお話です。好き勝手に書く日ですが大真面目な内容です。
すでにAIは人間の世界で大活躍を始めています。
その活躍のおかげで無くなる可能性の高い職業と言うのが取り沙汰されますが、ものは捉えようです。
すでに切符のもぎりは絶滅してしまいましたがそれはIC乗車へ続く布石だと思えば悲しむこともありませんレジ打ちの仕事も半ば絶滅危惧種と言われていますがそれは大都会だけのお話です。最近登場したイラスト生成アプリAIピカソやお絵描きばりぐっとくんなどの登場がただのお遊びだと思ったら大間違いです。イラスト生成アプリはクリエイターの本質に迫る分岐点を指し示しているのです。そのうちヒットソングもAIが作るようになりますし映画の演出もAIがやるようになるでしょう。それらは職業危機ではなく分岐点です。分岐点に気が付かずにいるとアウト!と言う結果はAIの登場に関係なく今まで通りです。
しかしそれらに反しAIのおかげで無くなる可能性が最も高い職業が政治家です。
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AIの存在意義
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AIの存在意義は人間よりも迅速に効率的かつ合理的な答えを導き出すことです。
そのうちAIも感情を持ち出すとは思いますが、感情が入ると人間と変わらなくなるので存在意義は薄れると言えます。
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無くなる可能性No.1は政治家
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これは個人的な希望ではなく現実的なお話です。
嘘のように感じるかも知れませんがレジ打ちの仕事よりも早い段階で無くなるでしょう。
前述に書いたように「迅速 効率的 合理的」を満たさない職業はAIが取って代わります。世界中どこの政治家も「迅速 効率的 合理的」の真逆ですので当然と言えば当然の結果でしょう。
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実際にあったAI政治
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ノルウェーではシリアからの難民問題解決の糸口を試みとしてAIに委ねました。海外の事例と言うことでその結果は不明ですが、この試みは「AIと人間の共同作業」と言うことで「AI単独」ではないことから人間の政治と言えるかも知れません。しかし問題解決をAIに委ね出している1つの傾向と言えるでしょう。
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政治家は必要か?
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浜田かずゆき著 「ぶっちゃけ話はここだけ」の内容の一部に政治家不要論と言うのがあるらしく、ヨーロッパでのアンケート調査で「4人に1人が国家にとって重要な決定は人工知能に任せるべき」と回答したそうです。EU(加盟国)の人口が約4億人なので約1億人(全体の約25%)がAIに任せるべきと感じていることになります。
これが嘘か本当かは横に置いたとしても、現在の政治家と言う職業の成果を考えるとAIに任せたくなって当然なのでしょう。日本においても政治家が政治を運営したこの成れの果てを「とても満足」と考える人は少ないような気がします。
政治の目的がもし「圧倒的大多数の国民が経済的に裕福で健康に過ごしスムーズな毎日を送れること」だとしたら、それを実現してくれるのであれば人間だろうがAIだろうがどっちでも良いと思います。残念ながら今までの結果ではその真逆とは言いませんが、政治家や元政治家だけが経済的に裕福になり健康を維持しながらスムーズな毎日を送っていると言う風に見え市民はその逆が大多数だと言う事実です。
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AIの民主主義政治
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民主主義は「多くの国民の意見を取り入れる」ことを本文にしています。
しかし、投票で選べるのは立候補者と政党です。政策や指針を選べ無いことは明らかなのに後何億年このシステムを続けるのでしょうか。
自民党の震災への緊急対応政策と共産党のジェンダー平等政策、公明党の財政健全化政策、れいわ新選組の脱原発、を支持したい!と言っても人間の政治では不可能なのです。
しかし、アルゴリズムが健全に稼働しスマホ(またはインターネット)を使うすべての人がどんなことに興味を持ちどんな気持ちを持っているかを知ることは出来ます。
そしてそれは「多くの国民の意見を取り入れる」と言う民主主義は完成に近づく可能性が高くなります。
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国境のある1つの国
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AIがアルゴリズムにより世界の情報を瞬時に集約する機能は政治をスムーズにするだけでなく国境の意味さえも薄れてきます。
国籍を示す国境は実際に存在し続けますが、ある意味では国境のない世界が成立していると言えるでしょう。VRでもARでも無いリアルのボーダーフリーコミニティが出来上がります。
これによりAIの政治は「世界の均衡」が平均的に平和になっていく可能性が高くなります。
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問題はプログラム
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政治と言えば覇権争いや忖度する癒着ですが、AI政治には感情が無いので無用です。
ただ淡々と市民の意見への回答を探し提案し続けるだけです。AI政治でもそのシステムやプログラムの権利、管理責任などの権利を争う政治家は必ず登場します。しかし人間がやる政治にもそれらは存在したのだから実質チャラです。人間が関わる以上100%クリーンなんて望む方が間違っています。
問題は覇権争いではありません。
AIのシステムやプログラムを「市民のために」使えるかどうかです。当たり前ですが素人にAIのプログラムは書き換えることは出来ません。支配者のためのAIにもなれますし、財閥のためのAIにもなれます、そして市民がそこそこ苦しい方が国が潤うと言うプログラムにだって出来ます。怖いことですがこれはおそらくクリアしていくことでしょう。
何故なら政治家のためのAI政治だったらわざわざAIを導入しないで良いからです。今まで通り「対応が遅く、誰かの都合のためだけで、結果もあやふや」でOKなのだからAI導入の意味がありません。
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まとめ
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どちらにしろAIは我々の生活の多くを占めるようになっていきます。
そしてレジ打ちよりも早く無くなる職業として政治家が挙げられるのはアルゴリズムの進化が民主主義に適しているからです。
民主主義の完成、それは政治家不要の世界と言えるかも知れません。
と言うか、人間は考え学ぶ能力がありますが、日本だと約80年の民主主義の結果が目の前の有り様で、アメリカだと約247年の民主主義の結果でさえ貧困は続き世界平和どころか国内平和さえも手に入れていません。もうそれだけの時間がかかっても目の前の結果が「すごく満足」では無いなら「そのやり方は間違っている」と学ぶべきでしょう。
個人的にはいち早くAIオンリーの政治が見てみたいですし、政治家がいない世の中なんて平和しかないと思うので早めの導入を期待しています。