[釣り]初心者向け/魚の視力

毎週金曜日は釣りのお話。

こちらのブログの金曜日は初心者向けに釣りの記事を書いています。初心者の方が末長く釣りを楽しめるような内容になってみます。


ところで魚の視力って気になりませんか?


今回はそんな魚の視力お話です。

「人間と比べたら」とか「人間で言えば」とか出てきますが、世界中誰1人として魚から直接聞いたわけでは無いので限りなく想像に近いお話です。

しかし感覚的に覚えておくと釣りに行った時に良いタイミングと言うのが自分で判断できるようになります。

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月(灯り)

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月は釣りにとってけっこう重要なものです。と言うか灯りと言う意味のものは釣りにおいてだいぶ重要なものなのです。特に夕まずめを攻めたり夜釣りをする人には大切な問題です。

新月と満月で魚の食いが違うと言うのを聞いたことがあるでしょうか?

これは魚の話に限らず視力(視界)が関係してきます。

↑ 横から見た図です。これだけでもお分かりの様に月明かりがある方が小魚は見えやすいでしょう。

そしてこの環境を魚の目線からみると、、、、

ボトムから表層を見上げた図です。満月の月明かりに照らされ小魚がシルエットになっています。言うまでもなくこの方が捕食しやすいのは当然でしょう。よく見えた方が食いが良いんです。

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魚の視力

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研究の成果では人間に例えると魚の視力は0.1〜0.6程度の様です。人で言えば目が悪いと言えます。しかし人間では無いのでそれだけの視力で充分なのでしょう。

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魚の動体視力

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魚の動体視力は人のそれとは比べ物にならないくらい発達しています。動いたものを確実に目で追えるのです。

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線視力

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魚の視力に付き物なのが線視力と言う意味不明な視力です。これは細い線を認識できると言う視力の様です。物体認識よりも線を認識する方が得意な目の作りになっている様です。釣り人がラインの太さや色で悩むのはこの線視力をオールオーバーしたい意味も入っています。

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視界

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魚の視界は説明が難しいのですが、図にするとこんな感じ。

左右それぞれの目で違うものを認識できその視界はほぼ360°です。しかし正面または頭上の1点を見る時は約30°程度までに狭まります。が、左右の目でそれぞれの動体視力を持っているためターゲットを左右それぞれ違う視力で追うことができます。さらにややこしいのが視力は人間に当てはめた場合「悪い」と言うこと。どう理解して良いか分からない視力(視界)が魚です。

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色彩感覚

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人間は赤黄青の色の三原色と赤青緑の光の三原色で色を見分けます。

魚は人間には認識できないもう1つの色彩感覚をもっている様です。4原色と言ったところでしょうか。

これは魚の目が認識するターゲットとその環境を見分けるのに役に立っている様です。

水の色の違いでも餌(ルアー)を認識できる能力なのかも知れません。暗闇では見えにくいと言うことだけは確かな様です。しかし星明かりでさえ魚にとっては充分な光になる様なので「灯り」と言う部分は覚えておきたいところです。

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まとめ

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今回書いたことをまとめて、魚を釣り上げられそうなベストな環境は、、、、

今回は風や水温や季節などは入れていませんが、こんな感じが魚を釣り上げるのに適している場面なのかも知れません。しかし冒頭に書いた様に魚に聞いた人など誰1人としていないのですが、1つの参考として覚えておくとタイミングを逃さないかも知れません。