[釣り]ミノー?ペンシル?
毎週金曜日は釣りのお話。
今回は初心者向けにルアーの解説です。
出来る限り分かりやすく要点だけをかい摘んで書きますので、当てはまるかどうか微妙な部分もあります。
しかし、初心者にとって初めてルアーを買おうとしているのなら、自分の好みのルアーを探しているのなら、なんとなくのイメージを伝えたいと思います。
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ルアー
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ルアーを日本語に訳すと「擬似餌」です。
一言でルアーと言ってもそのカテゴリーはもはや細分化され過ぎて何がなんだか分からないかも知れません。
ルアーの相関図はざっくりこんな感じ↓
ペンシル、ミノー、ジグは基本的にスイミングです。しかし、ペンシルの場合、深度を探れるルアーもあるのでその意味では落とし込みとも言えます。ジグも同じで基本的にはスイミングですがその性質(素材)から勝手に沈んで行きます。沈んでいくことを1つのアクションだと考えると落とし込みとしても機能します。
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ペンシル
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最も頭を悩ませるのがペンシル。ペンシルはアクションも深度(潜行レンジ)も様々です。
クランクベイトもペンシルですが、今はクランクと言うカテゴリーがあり、
ドッグウォークをするトップもペンシルですが、トップと言うカテゴリーがあります。
じゃあ、ペンシルって何よ?と言えば、
今の釣り人の認識として、ミノーよりもアクションが大きくミノーのような形のルアーをペンシルと呼ぶことが多いのです。
それらはメーカーやビルダーが狙った深度を初めから設計に加えていますので、アングラーはそのレンジでのアクションの練習をすればペンシルの実力を発揮できます。
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ミノー
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では、ミノーはどう言うアクションでどう言うレンジなのか?と言えば、こちらも1つに絞ることの出来ないカテゴリーと言えますが、
1つ共通しているのはアクションは I字系 が多く、深度は表層、中層、ボトムとハッキリ別れていることです。リールを巻こうがラインを緩めようがフローティングは浮いたレンジを泳ぎ、シンキングは沈むレンジを泳ぎます。言い方を変えると「そのレンジしか攻めれない」と言う意味になります。
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ミノーとペンシルの違い
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違いも様々で一言で言うのは難しいのですが、
例えば上から見た違いはざっくりこんな感じ↓
ミノーはI字系のルアーも含まれますしS字系のルアーも含まれます。1と2の動きがミノー。
そしてルアーそのものも緩やかにお尻または頭を振るアクションがミノーです。
ペンシルはS字系と言うものが多いと思われます。ドックウォークもS字系と言えばS字系ですし、クランクのようなブルブルする動きはミノーより激しいイメージです。
深度(潜行)も様々ですが、比較するとざっくりこんな感じ、まずはミノー↓
フローティング、サスペンド、シンキング、それぞれの設定でそのレンジしか攻められません。
大まかに言うとこれがミノーの特徴です。
そして、対するペンシルと言えば、ざっくりこんな感じ↓
クランクを想像してもらうと分かりやすいのですが、ラインを緩めると浮いてきますよね。
ロッドを立てたり寝かしたりすると狙うレンジが変えられますよね。
なので、ペンシルは様々なレンジを攻めることが出来るルアーと言えます。
但し、トップのペンシルは沈めることが出来ないのでアクションの部分でミノーとの違いが明らかです。
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まとめ
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ミノーが良いのか?ペンシルが良いのか?、、、、その答えはありません。
ミノーの動きで爆釣の時もあればペンシルで爆釣もあります。その逆にどちらでも坊主ということもあります。
問題は、どのレンジでどのアクションでその魚を狙っているのか?と言う問いかけに自分自身が答えを持ちながらトライすると言うことです。その答えがもしも間違っているならそれぞれを変えながらリトライしていくしかありません。
このルアーは必す釣れる!なんて答えは永遠にありません。その証拠は毎年毎年新しいルアーが発売されています。必ず釣れるルアーがあるならその1つだけで全てをクリアできるでしょう。クリア出来ないから新発売があるのです。
もしも、初めてルアーを買うのに迷っているなら、ミノーをお勧めします。
各レンジの感覚を覚えるのにミノーはサーチベイトと言えるでしょう。各レンジでの当たりを感覚として感じるのはとても重要だと思います。