[バイク]数字で見るXSR900GP考察
今回はバイクです。
スペックが発表されたので噂のXSR900GPを数字から見て、その乗り味や乗り方を考察してみます。
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比較
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何と比較して良いのか判断が難しいので、同じYAMAHAでXSR900、R7、R6、この3つとXSR900GPを比較してみます。
GPと名前が付いているのでサーキット走行やそれに似た走りを想像します。実際にXSR900GPがサーキット走行やそれに似た走りに適しているかは今のところ分かりませんが、なんとかXSR900GPを解析したいと思います。
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比較表
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見るが易しと言うことで、表にしてみました。
↓クリック ヒアー↓
そしてXSR900GPとXSR900で多少の違いがあることに気が付きます。
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排気量 XSR900GP vs XSR900
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・XSR900GP / 888cc
・XSR900 / 888cc
言うまでもなく同じエンジンなので同じ排気量です。この辺りはXSR900と同じ雰囲気で乗れるような気がしますが、スタイルが違うのでバイクそのものというよりかは乗り手がどちらのスタイルを選ぶか?が基本になると思います。
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ホイールベース
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・XSR90GP / 1500
・XSR900 / 1495
・YZF-R7 / 1395
・YZF-R6 / 1375
4つのバイクを見てみると排気量の大きさ全長の関係もありますが、数字だけ見るとわずか5mmの差なので900GPとXSR900はほぼ同じ半径で曲がれそうです。
シート高の違い(GP/835mm/XSR900/810mm)もあり、その乗り方はR7をパワーアップした乗り味かも知れません。
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シート高
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シート高は気になるところでしょう。足が付かなければ話になりませんから。
XSR900GP(835mm)はR7と同じです。シートの形状が検索でよく分からないのですが見るとR7より少し太めなシートでしょうか?
もし太めだとすると足つきはR7とは全く別物と言えます。R7のように先端が細くなっていれば一般的な体型で、身長165cm+ブーツで爪先立ち、167cm+スニーカーで爪先立ち、そんな感じが目安になるかも知れません。シートの太さ不明のため現車確認が必要です。
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ボア/ストローク XSR900GP vs XSR900
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表では略して書きましたが、ボアシリンダーとピストンストロークのことです。
・XSR90GP / 78/62
・XSR900 / 78/62
言うまでもなく表の通りGPとXSR900は同じ特製を持つエンジンだと言えます。
ちなみにボアシリンダーはシリンダーの内径、ピストンストロークはピストンが上下に何mm動いているかを指します。行程とも言います。この関係がエンジンの特製(主にトルク)に関係してきます。
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キャスター角 トレール量
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キャスター角とトレール量を簡単に言うとどちらも数字が大きいと、例えばハーレーのようなアメリカンのイメージ、数字が小さいとR6のようなレーシーなイメージです。購入する際にあまり気にすることも無い部分ではありますが、
・XSR900GP / 25°20 / 110
・XSR900 / 25°00 / 108
・YZF-R7 / 23.40° / 90
・YZF-R6 / 24° / 97
今回はどれも似ている数字ですが900GPとXSR900で少し差があるようです。気にならないほどの差ですが、あえて言うならXSR900GPは大きく旋回ししっかり地面に食いついているイメージかも知れません。ただそのイメージはR6と比べれば気になるかも知れませんが、XSR900と比べたら全く気にならないでしょう。
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タイヤ
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個人的にこれは少し驚きました。4つのバイク純正装備は同じサイズのタイヤです。前後17インチなのでその差がもしかしたらフロントフォークの長さなどにあるのかも知れません。
XSR900GPの様相を見るとレーシーでありながらXSR900の遺伝子を受け継ぎロングツーリングにも適しているかも知れませんね。
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まとめ
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今回は噂のXSR900GPを数字で見てみました。そして今分かる気になる箇所をいくつか解説しました。
実際にはまだ未知の世界ですが、言うまでもなくYAMAHAの最高傑作の1つになることは間違いないでしょう。