お金の話1/3 お金を分解


以前書いた「生意気な金持ちへの対応」の一節、
お金は貴方の所有物ではないのに、借り物を自慢してどうすんだ?
の部分をミサキの解釈を載せたいと思います。

生意気な金持ちへの対応はこちら

お金の話は今後そんなに書かないのでここで一気に今思うことを書いてみたいと思います。1年に一回くらいはそんなのも良いかと。

一応、#お金の話にラベルしておきます。

初の試み 長編シリーズ5夜連続投稿

1)お金の話1/3ー3/3
2)右へ倣って縛られて 1/2ー2/2
と書いてみたいと思います。

ではでは、早速。

お金の話 1/3 お金を分解です。


お金って何?


我々にとってお金は交換券です。日本の紙幣にも日本銀行券と記載されてます。

その券の最も重要な条件は信頼です。信頼を勝ち得た銀行券は交換に使えます。
ある意味では「便利」に属するでしょう。
共通の交換券に共通の価値が存在する物質がお金だと思います。

お金は誰のもの?


政治家に向かって「我々の血税を無駄使いしてる!」または自分を誇示するために「俺の金だ!」と言う方がいますが、少々間違いな気がしてます。


この世はややこしくて所有権と言うものがあります。お金の所有権者は誰でしょうか。

日本の場合、日本政府と日本銀行、その双方の合意の元に発券しています。
発券者が所有者と思う方が正しいでしょう。手元にあるから自分が所有者とは限りません。
我々には税金が課せられてます。税金の金額を自由に操れる一般市民は一人もいません。価値と税金は違いますがお金を操れると言うところでは操れない我々は所有者と言うにはお粗末でしょう。
手元にあるお金が100%自分のものだとしたら税金はタカリです。人のものを取ろうとしてる行為になります。しかしタカリとは誰も言いませんよね。

自由に課税でき緊急の場合はいつでも徴収できるお金は日本政府と日本銀行のものです。
お金の所有者は日本政府と日本銀行です。

我々は使用権利だけを持ってます


所有者は価値を決めることができます。ヤフオクなどで金額を自分がつけるのと同じです。大したものでも無いのに数万円で出品して即落札となる場合もあればその逆もありますよね。価値を決めることのできる物質は貴方の所有物です。落札者になった時はその金額を信頼して落札してますよね。

お金に対し我々が持つ権利は使用権利だけです。
お金の価値を決めることはできません。印刷もできません。お金とお金の交換を稀なケース以外ではやることは無いでしょう。
政府と日本銀行からのレンタル品と言う言い方も出来るかもしれません。レンタル品に付いた偉大なおまけが「信頼」です。信頼そのものを売り買いすることはけっこう難しいですが数字に変えれば難易度は下がります。信頼を価値に変え数字に変え何かを手に入れる、それがお金の使用方法となってます。

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