お金の話 2/3 時間稼ぎの道具
第2話はお金の時間軸の話です。
第1話はこちら→お金の話 1/3 お金を分解
お金の量
お金が全国にどれくらいあるかを知ってる人はいないでしょう。
日本政府と日本銀行はもしかしたら知ってるかも知りませんんがそれを口外することはないと思います。
数字だけの話なのに誰も知らないのは不思議ですよね。
自分がどれくらいのお金を持っているかは誰もが知ってるのに他人との比較ができないのは不便だと思ってます。どれくらい持てばどれくらいの生活ができると言うことを曖昧にすることに意味があるとしたらお金の盗難防止くらいでしょう。
一般的に他人のお金を安易に盗む人はそんなに多くはいないと思います。犯罪者から弱者を守ると言うところでは曖昧にすることは得策でしょう。しかしそれ以外になると指針がないまま目指すと言うのはとてもきついです。「普通で良いんだよ」の普通が何なのか分からないのに普通を言い出したらそれは危険だと思います。特に数字だけの話ならその数字を知るべきでしょう。
多額と少額
「今月厳しいー」と給料日前に言うことってありますか。
どれくらい厳しいのかまで考えたら、けっこう来月の糧になる場合は多いです。他人の財布の中身を気にしても何も解決しません。自分の財布の中身を細部まで分析すれば節約する部分は多くあるはずです。
厳しい月末を避けるには「節約」か「もっと稼ぐ」かこの2つしかありません。後者は難しいかも知れませんが前者は簡単でしょう。簡単な方からやるのが良いです。
「もっと稼ぐ」には仕事を増やすしかありません。流行りなのか何なのか知りませんが不労働で稼げる仕事の触れ込みは今の時代たくさんあります。不労働とは「まったく作業しない」と言う意味です。
権利収入などそれに当たりますが、まったく作業しない仕事なんてこの国にはありません。
必ずどこかに属しその仕事への何かを作用させる動作をしているはずです。それを不労所得と言いません。仕事になるから作業をしているのです。
最も近い言い方が「不労収入」しかないと言うだけで、それを安易に信じるのはあまりお勧めしません。
労働収入でも不労収入でも考え方は同じです。
月20万円の人が20万円使い切る一ヶ月と月200万円の人が200万円使い切る一ヶ月の暮らしの価値は同じです。自分の持ち玉(お金)を何発使えるかを考えなければ金額はさほど暮らしに関係ありません。
月20万円の人が家賃10万円の賃貸に住むのと月200万円の人が家賃100万円の賃貸に住むのを比べたら後者を羨ましがる場合が多いと思いますが自分には同じに見えます。
月200万円を稼いで家賃10万円の賃貸に住んでる人が一番利口です。
時間を稼ぐ
節約となると難しいように聞こえますがそれは自分を律することが節約につながると考えています。
例えば1日の終わりに缶ビールを2本飲む習慣があるなら今月1本にすれば来月は3本飲めます。タバコを1日一箱吸うなら今月半分にすれば次の月にはタバコを買うお金は今月のお金で賄えます。
洋服も選び方が重要です。自分の場合、ホームセンターのワゴン品も買いますし数万円する洋服も極たまに買います。そのどちらも最終段階はある程度決まっています。
ホームセンターのワゴン品が用済みになったらほとんどが雑巾(ウエス)に変わります。仕事でも使えますのでウエス代が浮きます。数万円する洋服が用済みになったら親戚の子供にあげるかヤフオクに出すかどちらかです。親戚の子供に渡せばその子供の洋服代が浮きますし、ヤフオクで落札されればお金になります。
買ったものは自分のものです。洋服やアクセサリー、車や趣味の道具、それらをどう終焉させるかを販売条件に入れている店がないように買ったものを何かしらの自分の糧にすれば来月の足しになります。
今月から来月、生まれてから死ぬまで、どのタイミングにもお金は付きまとうでしょう。食っていくためにお金で時間を稼ぐことも必要だと思います。
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