バンタムと言う銘品


リールです。
シマノバンタムと言う伝説にも数えられるリールがありました。

現在はNEWバンタムとして復活(?)していますがメーカーが「復刻ではない」と堂々と表記しているので同じバンタムシリーズと思うかどうかは個人の感覚でしょう。

復刻版は現代版と言う意味

バンタムと言う銘品が巷(ちまた)で伝説と囁かれているのは当然メーカーも意識しているとは思いますが、実際に名前は製品能力やデザインにあまり関係がありません。

話は少し横にそれますが、
最近で言えば車メーカーFIAT 500(チンクタンク)は実に忠実に現代に蘇ったと思います。チンクタンクは現代版としては上出来な復刻だと思います。
その他多くの車メーカーがクラシックを意識して復刻を出してますが復刻と言うよりかは現代版と言った感じます。

復刻はパーフェクトな復活ではなく、現代においてパーフェクトな現代版と言う意味でしょうね。パーフェクトな現代版バンタムはシマノが「復刻ではない」と言い放つ通りの意味なのでしょう。

誕生

バンタムと言う名前で売り出したバンタム100は1978年に誕生しました。一気に銘品と謳われたこのリールは今までにない存在だったのでしょう。
まず形がカッコいい!これに尽きると思います。
リールを見ながら釣りをすることは無いですし、高価なリールでも釣れますしワゴンセールのリールでも釣れます。
でもカッコいい道具だとなんかワクワクしませんか。釣れそう!と思うのは大事なことです。

自分の持っているのはバンタム200です。
このバンタム200は仕事でよくしてくれる先輩からのプレゼントです。
その先輩の家に遊びに行って酔っ払って「そう言えば、、、、ウイっ!さいきん、、、、ブラックバスを、、、ウイっ!、、、、始めたんですよ」と話出したら先輩が「ちょっと待って」席を立ち「これ、やるよ」とプレゼントしてくれました。

その時はバンタムが何なのか分からなかったしブラックバス釣行も1回しか行っていなかったのですが、形がカッコいい!とすぐさま宝物になりました。

自分のバンタム200は傷だらけです。その傷は釣行の証です。

まだまだ傷だらけになると思いますが使い続けるでしょう。

性能

バンタム200は100のスプールがややワイドになった感じと言うものらしいです。100を持っていないので差が分かりませんが飛距離が伸びるのが200と認識している方が多いようです。ワイドになった分、糸にかかるプレッシャーが少ないのでしょうか。

実際に自分は20lb(20ポンド)を巻いていますが20m以内くらいならコントロールしながら飛ばせます。20m以上になるとフルキャストになるのでコントロールが少し難しくなりますね。
ルアーの重さや竿(ロッド)の性能も関係している部分が多いので一概には言えないことですが距離が出るというのはチャンスが広がると言うことにもなるので飛んだ方がいいです。

とは言えもう随分古いモデルなので最新のリールの方が飛ぶでしょう。
最新のリールとバンタムで釣りをしてる最中のワクワク感はどちらも同じですが2度目の釣行に行きたくなるかどうかは少し差があるかも知れません。
お気入りの逸品であればそれが2度目の釣行を急かしてくれます。

自分のバンタム200は傷だらけです。その傷は釣行の証です。
まだまだ傷だらけになると思いますが使い続けるでしょう。

今思うバンタム200の使い方

これは何かに書いたのですが今年の夏は北海道に行きたいと思っています。東京オリンピック期間中は東京にいる意味があまり無いと予想しているので北海道で釣り旅行を計画していました。それが札幌マラソン開催が決まってどうしようか迷ってはいますが交通規制や制限の無い水辺で遊び倒そうと思っています。
今のところ北海道に行こうの計画は変更していないのでそのままアイデアを出しています。

ベイトフィネスと言う釣りのジャンルがあるります。
ベイトリール(バンタムのようなシステムのリール)に細い糸を巻きできるだけ小さなルアーを付けて遊ぶのがベイトフィネスです。
バンタムに6lb(ポンド)か8lbを巻いて7gくらいのルアーを投げれたらだいぶ遊びの幅は広がります。
それを視野に入れて作戦を立ててるのですが、経験のない遊びは作戦の段階から苦難の道です。

ブランクスとグリップ

グリップはリールを付ける部分、持ち手のとこです。ブランクスはグリップから先端までの部分です。グリップからブランクスまでを竿(ロッド)と言います。
バンタム200は70年代後半80年代前半の代物なのでブランクスとグリップは自分で判断しなければいけません。
ライン(釣り糸)のサイズを20lb巻いているのはトップを投げるためです。ルアーが18g前後22g前後となると20lbがしっくりきますね。16lbでも十分ですが投げるトップの重さと自分の好みを兼ね備えると20lbが安心な太さかと思っています。

グリップはフジグリップのコルクで、ブランクスはアブガルシア  ホーネットクラシックですが、トップをやるために思考したので、ベイトフィネスにマッチするかどうかは今のところ分かりません。ラインも6lbか8lbに巻き替える予定ですが、できる限り太くしたいんです。
これは「魚を釣る前」を考えるか「魚がかかった後」を考えるかで大きく違います。出来たら後者を考えて釣行に臨みたいと思っています。もう一つの理由はロスト軽減のためには太めのラインは有効だと思っています。

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太平洋ゴミベルトをロストしたいから仕掛けをロストさせない

#キープネイチャはこちら

と言うことで釣り道具紹介でした。
道具というのは人をワクワクさせます。
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