略歴 マルチレベルマーケティングプランの取り扱いにはご注意を


略歴は以前に投稿したのですが、今回はその一部分です。
全体的な略歴はこちら→略歴

以前の投稿の一部分、20代後半、ネットワークビジネスの詐欺グループの仲間入り、のとこを解説。

読者にとって自分の持つ最も有益で現実的なものがこれかも知れません。

ネットワークビジネスとは

ざっくり簡単に言うと、母体の会社の製品を誰かに伝えそしてその誰かがまた誰かに伝えそのトータルの売り上げの何%(会社によって違います)をキャッシュバックしてくれると言う仕組みです。多くの人がその製品を買えば売り上げが上がりその売り上げの一部をネットワーク参加者に指標を元に支払われます。自分の参加した指標は売り上げの3%からキャッシュバックとなっていたので、そこそこ良い数字だと思いました。

言えば簡単そうに聞こえますが、仕事(勤める)ではなく起業という考え方なので当然それなりの努力は必要です。歩合制と言う見方もできますが少し違って、ほとんどの会社が消耗品を扱っているので半永久的に入る権利収入となってます。
簡単に言うと、
総売上からのキャッシュバックの可能性がある!
売り上げがないなんて考えられない。だって消耗品なんだもん!
無くなったら買うでしょ!
と言う感じです。

その仕組みが良いか悪いか、それはどうでも良いのですが
参加するには少しでも半信半疑でも「良い!」と思うことが必須でしょう。

自分も「良い!」と思ったから参加しました。

ミサキが参加したネットワークビジネス

自分が参加したネットワークビジネスは渋谷に日本本社を持つアメリカ企業でした。
昔のバイト先の先輩からの誘いでした。

今となっては何をどう理解してそれを鵜呑みにしたのか「平等」「健全」「安全」「努力に見合った報酬」となってました。この4つが本当だったら誰でもやりますよね。

平等ではありません
仕組みの上で同じ努力で同じ収入を得ることは不可能な仕組みです。100人のネットワークをミサキが作ったら、その先輩から見ると101人のネットワークです。同じ条件の下で同じネトワークを作り同じ売り上げを上げ同じ収入を作ることはあり得ない仕組みです。「ルール通りの収入」と言った感じでしょうか。それを平等とは言いません。

健全だったら良いね
もはやその先輩が見事に裏切り者だったので健全とは言えません。自分にとって当時参加したネットワークビジネスが全てですから、アウト!です。数万人いる参加者の中でその先輩だけが不健全だったのなら自分はハズレくじだったのでしょう。

安全かどうかなんて何の話?
思ったものと違ったらやめてもOKなのでノーリスク(安全)らしいのですがそれは経済面だけの話で人と人のお金の流通は信頼が必要です。信頼を失うことをノーリスクと言うなら少々能無しの疑いがあります。ちなみにその先輩のおかげで無駄な時間を過ごし多くの友人を失いました。安全を唱うには幼稚な思考だと思います。

努力に見合った収入が得れる保証なんてなかった
おそらくですが、努力してそれに見合った報酬が得れるのであればどんな仕事でも人は頑張ると思います。その逆にインチキしたりズルで稼ぐことが嫌いなのではないでしょうか。なんでも良いから金と名声が欲しい!かも知れませんが粛々と進める仕事であればそれを悟られたら滑稽です。仕組みにそって努力せずに収入を得てるその先輩を垣間見た自分は嫌で仕方がなかったのを覚えています。その先輩とその先輩の仲間(ネットワークビジネス参加者)を「かわいそうに」としか思っていません。但し書きに「努力せずに報酬を得てる場合もあります」と書き加えないのだからデタラメとしか言いようがないです。

仕組み以外に何がある?

母体の会社が参加した人に提供するのは「仕組み」と「製品」だけです。
おまけと言う言い方が良いか悪いか分かりませが、その作業に対する姿勢みたいなのも提供してくれます。乱暴な言葉を使わないとか、大げさな言い方はダメとか、当然、嘘はダメとか、当たり前のことをルールに入れているのだからそれをやる人がいるのでしょう。
ネットワークビジネスにおいて重要なのはひとかけらでもそこに存在する絆のようなものが必要です。
赤の他人が持って来た訳の分からないネットワークビジネスの誘いに普通は乗りませんから。

自分の場合、その絆を踏みにじられました。
自分にネットワークビジネスを持って来たのは過去に勤めたバイト先の先輩です。
そのネットワークビジネスは渋谷に日本本社を持つアメリカ企業でした。

どうやらその先輩はネットワークビジネスで成功してその時でも年収1500万円だったそうです。母体の会社が付けた称号はダイヤモンドDDと言うレベルでした。
そこまでは、あると言えばある話なので何の不都合もありません。
しかし人間馬鹿ではないので参加して気が付くことも多いですよね。

詐欺の手口 省略ヴァージョン

ネットワークを広げその売り上げが母体の会社に記録されます。この数字が自分への収入の基本になります。
そこで収入計算が行われ支払われると言う誰にでも分かるシステムです。
ネットワークを広げなくても収入が支払われる仕組みをその先輩は作っていました。

母体の会社での売り上げ記録は誰かが買った証ですが、誰が買っても良いのです。
と言うか誰がどう言う理由でどう言う風に購入しても良いのです。
なので先輩が自分に10万円を渡してミサキの名前で買ってもOKなのです。

ネットワークビジネスのシステム上、文字起こし困難なのですが
ざっくり書くと、
先輩が6人の仲間にお金を渡す。
その6人(うち一人がミサキ)が母体の会社から何かを購入する。
6人が指定される売り上げ記録を作る。
先輩はダイヤモンドDDとなり年収1500万円の成功者として成り立つ。
成功おめでとうパーティーを開催して売り上げをあげる。
業界で有名になる。
各地でゲストスピーカーで呼ばれる。ギャラ発生。
それらしいことを真顔で言う。
話を聞きたい人がオファーを出してゲストスピーカーで登場。ギャラ発生。
残されたその6人は母体から支払われた報酬を先輩に支払う。
表面上、先輩の成功に一役買った(一緒に努力したとして)して、もてはやされる。

損か得かは知りませんんが、自分はアホらしくて付き合ってられない気分のままでした。
こんな感じです。

健全なシステムなんて、表面的なものでしかなかったのが自分の真実です。

思ったものと違ったらやめれば良かったのに

そう言う人もいますが、その時点で自分は100人を楽に越えるネットワークがありました。
ミサキ側から見たら100人の信頼を人質に取られた感じです。
いつその100人の誰かに自分と同じ境遇が襲いかかるやも知れません。
「平等」「健全」「安全」「努力に見合った報酬」を言い放って作ったネットワークです。その責任を無責任に詐欺師に渡すほど、自分は間抜けではありません。

言わずとも伝わるのか自分の作ったネットワークは縮小していきました。
縮小が限界まできた時点で辞めました。被害を最小限に抑えたつもりですが、それでも付き合ってくれたその方々には申し訳ない気持ちです。

自分の著書の出版をできれば

ネットワークビジネスを文字起こしするのは困難なのですが、その様子は未来に出版されることを願う「I can not doing /俺にはできないよ / 著者ミサキ」をお読みください。ミサキのFacebookに以前その内容を小説風に投稿したのでそれが原本です。去年(2019年)なので探すのがたいへんかも知れません。

ミサキのFacebookはこちら→ミサキトモユキ

めんどくさい方はいつかあるかも知れない出版を楽しみに待ってください。

なので自分にとってはネットワークビジネスへの参加は詐欺グループの仲間入りでした。
今のところ、この人生で最も醜い屈辱です。

ネットワークビジネスにはご注意を。