ルアーの作り方 ミサキ流 1/5 「段取る」

ルアーの作り方 ミサキ流です。

機械を使って作る方法もあるのですが、今回は90%くらい手作業での作り方を解説。
道具に関しては人それぞれなので参考にしてご自分に合った道具を見つけてください。
要領解説くらいの気持ちで書きます。

今回は75mm 4.8g ミノー(リップなし)を作りたいと思います。



その制作過程は、

第1章 / 段取る
第2章 / 削る
第3章 / 入れ込む
第4章 / 漬ける
第5章  塗る
の全5話となります。

段取る

必要なものをザザッと書きます。実際には応用の効く道具もあり不必要なものもあるかと思いますがうちにあるものを書いて見ます。

削る
  1. 削る木 / 今回はバルサ材を使用します。削る木もなんでも良いのですがバルサ材は柔らかく削りやすい集成材です。
  2. カッター/ デザインカッターがあればそれが良いですが一般的にどこにでもある刃幅9mmの小型カッターでも十分いけます。
  3. サンドペーパー/ びっちり仕上げるのは細かく必要ですが番手100、160、400、1000、2000、このくらいで十分です。100、160、1000だけでも上手に再利用すればこの3つでもいけますね。
  4. 鉛筆と紙またはデータ / PCが無くても鉛筆と紙でデータを作っても楽勝です。
  5. のり / これは「削る」「入れ込む」の共通の道具となります。
  6. ノギス / デジタルが楽ですが定規でも大丈夫です。
  7. ルーター / 無い場合は彫刻刀でもいけます。今回はルーターを使用します。
  8. アイを測る治具 / これは本文にて説明します。
入れ込む

  1. ワイヤー/ 1φのワイヤーを使います。超硬ステンレス、天秤用、そのような表記の釣りに特化したワイヤーが好ましいと思います。
  2. ウエイト / これもなんでも良いのですが円形楕円形の鉛が使いやすいです。
  3. ニッパー / 小型のものが使いやすいです。
  4. ペンチ/ 色々と名前(商品名)が違うので形を書きます。先の長いラジオペンチ、先曲がりのラジオペンチ、この2本があればいけます。余力のある方は丸ペンチ、ルーフペンチなどがあれば十分です。
  5. デジタルスケール / 重さを測ります。今回の場合スローシンキングを狙って行きますので必要です。完全なるシンキングまたは完全なるフロートであればあまり必要ないかも知れません。浮力に関してはまたの機会に書きます。
ドブ漬ける


  1. セルロースセメント透明 / ナガシマのセルロースセメントを使います。他メーカーのでもOKです。これは「入れ込む」の章でも登場します。
  2. セルロースセメント 白 / こちらもナガシマ。白は使っても使わなくてもOKですが便利な場面もあるので使ってます。
塗る
  1. セルローススプレー / こちらもナガシマ。色止めとして使います。
  2. 水溶性ツヤ出しニススプレー / これは今回マッキーを使うので使用します。ラッカー缶スプレーだけの場合は必要ありません。
  3. ペインティングクリップと塗装ベース / プラモデル用のクリップとベースでもOKですが自分は自分で治具を作りました。ベースは段ボールを重ねたベース、クリップはこちら→クリップが欲しいけど買っちゃうその前に
  4. 塗装ブース/ 一気に大量に作る場合とエアブラシを使う場合はブースを用意しましょう。今回は缶スプレーの吹き時間2秒以下吹き回数8回程度なので簡単なブースを使用します。 


以上がザザッと書いた必要なものですが、文字起こしすると多く感じますが、実際はそうでもない量です。ここで書いたもの以外も登場するので慌てずぜひ最後までお付き合いしていただいて、そこで改めて必要なものを確認したほうが良いですね。

今回の「ルアーの作り方 ミサキ流」は、なるべく詳しく書いて見たいと思います。

それでは始めましょう!
ルアーの作り方 ミサキ流 2/5 「削る」に続く。