カタカナ釣り用語1/2
釣りにも和製英語が登場してきています。
前回書いたカタカナ和製英語はこちら→逆らわずに受け入れるしかない1/2〜2/2
それらが良いか悪いかを論ずるよりもそれを受け入れてスムーズな対応ができるようにしたいものです。しかしその逆にそれらの和製英語が通じなくても楽しめるようにしたいとも思います。
知らない人を怪訝するような遊び方、または知らない言葉で腹を立てる遊び方を回避できればと思いいくつか書いてみます。
早速。
アングラー / Angler
意味 / 釣り人
解説 / 類義語にフィシャーマンがありますが、フィッシャーマンは漁業を営む人を示す場合と釣り人を示す場合がありフィッシャーマンをお洒落に言うとアングラーとなるそうです。故に趣味や遊びで楽しむ釣り人をアングラーと呼ぶのが常となるそうです。
タックル / tackle
意味 / 仕掛け。この場合、竿元から針先までの全ての装備を示します。
解説 / タックルボックスをこの定義に当てはめるとロッドケースやリールボックスも当てはまりますが、多くは糸やルアー、浮きや錘などが入った箱のことをタックルボックスと言います。ロッドケースやリールボックスをタックルボックスと呼ばないことが主流です。
エステルライン
少々本文から離れますが最新のラインがエステルラインです。フロロとPEの中間の性質を持ちフロロよりも軽くPEよりも扱いやすいのがエステルラインとされています。小さなアタリを取る場合に多く用いられているようです。
ラインスタック / line stuck
意味 / 一般的な意味はstuckのみで用いられ「身動きが取れない」です。釣りにおいては「障害物に引っかかった」状態を示します。
日本語変換 / 「くっそー!引っかかった!取れんかぁぁ、、、、」
ラインスラック(スラッグ) / line slack
意味 / 一般的にはslackで使用し「緩い」「たるみ」を意味します。釣りにおいては「糸ふけ」の量を表します。
日本語変換 / 「風のせいで糸ふけが多くなる」または「ルアーが軽くてフォールまで糸が出過ぎる」など。
フォール / fallまたはfalling
意味 / 落ちる。釣りにおいては着水から海底または狙うレンジまでの到達を示します。
日本語変換 / 「レンジまで落ちて行くまで待つ」や「もっと沈めなきゃ」など。
ライズ / rise
意味 / 盛り上がる。釣りにおいては水面付近にいる小魚を捕食するためにフィッシュイーターが水面または水面近くまで飛び出す様子。
日本語変換 / 「今、水面に来たよね!」や「おおおお!水面まで上がって来たよ!」など。
チェイス / chase
意味 / 追跡。釣りにおいては魚がルアーまたは餌に追尾し追って来てる様子。
日本語変換 / 「きた!」や「来い、、、、来い、、、そのまま、、、来い!」など。
バイト / bite
意味 / 噛む、刺す、または一口で噛み付く。釣りにおいてはアタリを示します。
日本語変換 / 「来た!」や「釣れちゃったねー!」など。
ベイト / bait
意味 / 餌。釣りにおいてはターゲットが主に捕食する小魚を示す。
間違った使い方 / 海苔を主食にする魚のポイントで「今日はベイト(海苔)が多いから釣れるかもねー」は間違った使い方です。
日本語変換 / 「小魚、多いねー、釣れるんじゃない?」や「稚魚がすごい(多い)ね、今日は当たり日かもよ」など。
まとめ
硬い頭を柔らかくして楽しむのが釣りの楽しさの一つなのでこれらの言葉も頭の片隅においておくとさらに楽しい遊びになるかも知れません。
分からない言葉が聞こえたのなら「え?それ、なんて言う意味?」と恥ずかしがらず聞きましょう。「んなのも知らねーのかよ」と意地悪を言われたら釣り仲間を変えるのをオススメします。相手のマウントをとるのは釣りの楽しみの中にはありませんから。
一緒に知らないことを分かち合い、釣れても釣れなくても楽しいのが釣りの醍醐味だと思います。
カタカナ釣り用語2/2へ続く。
どのタイミングかあは忘れてしまいましたが、今となってはとても気軽な人生です。