冒険の哲学


散歩の哲学に続きまして、冒険の哲学です。
哲学と言うほど大げさなものではないのはご存知の通りです。

散歩の哲学のお話はこちら→散歩の哲学

散歩は気分転換、冒険は新しいものを発見する場所です。
リュックに防寒着、ブーツもザイルも要りません。
重くて動けなくなります。

日常でできる大冒険をいくつか書いてみます。

基本法則
基本的には歩きが好ましいです。自転車ならギリOKですが、
なるべく歩きの方が冒険っぽくて良い感じです。

この冒険の哲学は日常で楽しむ大冒険を書いています。

食事①
外食が主な人はビックチャンスです。
店は決めずに町を決めます。ネット予約とか無しです。
町を歩いて初めて行く店を選びましょう。

店の雰囲気はいつもの自分なら入らない店、美味いか不味いか門構えで判断出来ない、
飯時にお客がいるかいないか、ネット情報ではなく直感で勝負です
、、、、、、ワクワクします。

初めて入る店では望んで郷に入って郷に従ってみましょう。
嫌な気分になる店なら2度と行かなければ良いですし、
良い店だったら大発見です。

食事②
ラーメンオンリーのような専門店より中華料理の暖簾(のれん)がかかっている方が
スリリングです。
店に入り壁にかかったメニューを見ると!
「当店オリジナル激ウマ山椒ひき肉ニラつけ麺」の文字、、、、、UMAとの遭遇です。
その下に「冷たいスープもあります」と書いてあったら一歩踏み出すか戻るか、
UMAと対峙する勇気も必要ですが、冷静な判断はもっと必要です。

専門店を選ぶなら郷土料理専門店が良いでしょう。
例えば自分は山口県出身なので青森郷土料理店は魅力的です。
北海道出身の方なら長崎郷土料理専門店や島根県郷土料理専門店など
未開の地へ足を踏み入れたい冒険心が必要です。
東京に住んでいるのですが未だかつて誰もみたことのない未開の地は
埼玉県郷土料理専門店です。
このお店があるのなら制覇する冒険心は研ぎ澄まされるでしょう。

食事③
食事シリーズの最後に、あいつが言ってたあのお店もありです。
この場合、人の味覚はそれぞれ違うので、口にあっても合わなくても
行った感想を聞かれたら、
「けっこう、美味かったよ」と教えてくれたアイツには言いましょう。

「2度と行かねー」「全然美味くなかった」「金が勿体無かった」などは
冒険者のモラル違反になります。
冒険には仲間を想う気持ちが絶対に必要なのです。

それと、この食事シリーズは、
スナック、ガールズバー、キャバクラ、キャバレーなどは避けた方が良いです。
それらはここで書いている冒険の意味とは違う場所です。

帰り道
帰り道、1つ前の駅で降りて節約&軽い運動と言ったことを
やっている方は多いかも知れません。
ここでも冒険の始まりです。
1つ前の駅で降りたのなら、スマホのマップは見ないで、
最初に知らない道を選んで家を目指しましょう。
自分の方向感覚だけで進むのです。
遭難しそうになったときでも落ち着いて方向を確認しましょう。
そして見慣れた通りに出た時の安堵感は、吹雪の山から生還した時のように晴れやかです。

楽しむコツは、1つ前の駅と同じくらいの感覚で
1つ向こうの駅や2つ前の駅など色々と変化をつけることですね。

帰り道②
住宅地を抜けて帰路に着く方は、道路標識に沿って帰って見るのも手です。
一方通行、進入禁止、指定外方向右左折禁止、などなど、車になったつもりで
帰路を目指すのも面白いかも知れません。
駅からスタートしたら、驚く道筋が発見できるかも知れませんよ。

そうそう、この設定の場合、一時停止も見落とさないように。

帰り道③
線路を歩くのは怒られますが、
線路沿いの道があれば線路沿いの道を線路に沿って歩くのもワクワクします。
都会ではなかなか出来ないことです。
田舎町の特権です。
その場合は、スマホにB.Eキング、STAND BY ME を入れておきましょう。
リバーフェニックスのように、少年のように、線路を、、、、いや
線路沿いの道を歩きましょう。
その途中で今まで気が付かなかった発見があるかも知れません。

まとめ
日常でできる冒険をいくつか書いてみました。
初めてのことはなんでも勇気が必要ですが、そのワクワクを忘れたくはないものです。

家に帰る時間が少し遅くなって、女に、
「遅かったね、どっか行ってたの?」と聞かれたら、
「冒険さ、(キラリン!)」と言えるくらいがちょうど良いです。
女は呆れ顔でしょう。良いじゃないですか、冒険はやっぱり男の方が何かと楽しめます。

さあ、明日も新しい時間が始まります。
日常ワクワク大冒険です。