[釣りの話] ライン選択術
以前、初心者がどんなリールを選べばいいのかを考察しました。
以前の投稿はこちら→リールへの道筋
今回は初心者向けにライン選択術を書いてみます。
早速いきます。
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ラインの種類
ラインの種類は、ナイロン、フロロ、PE、エステルの4種類です。
エステルは使ったことが無いのとまだ発展途上のようなので今回は省きます。
ナイロン、フロロ、PEの3つで考察してみましょう。
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ラインの太さ
どのラインにしろ細い方が扱いやすいです。しかし切れやすい。
太いラインの方が切れにくいですが、扱いにくいとなります。
これは主に飛距離と精度の高いキャスティングに影響します。
どんな釣りにしろ今の時代、太さはlb(ポンド)で覚えた方がいいでしょう。
正確にはlbとは強度のことですが、太さと強度はイコールすると考えられます。
しかし細くて強いラインも将来的には登場するでしょう。
同じlbでも違うのは直径です。
例えば、ナイロンとフロロ4lbの強度は約1,8kg,直径は0,165mmに対し
PE4lbの強度は同じく約1,8kg、直径は0,054mmと細いです。
同じポンド数であればPEの方が細い直径をしています。
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ナイロン フロロ PEの比較
実際にやってみると覚えることが圧倒的に多いのはPEとエステルでしょう。
個人的に注目するところは水に対する自重と柔軟性と伸びの3つです。
根づれで切れるのはどのラインでもほぼ同じです。
時と場合によりますが、
よくやる方法はナイロンのを巻いてフロロをリーダーとして使います。
遠投する時は、PEを巻いてフロロをリーダーに使います。
餌釣りで浮き釣りの時はフロロを巻いてリーダーもナイロン(細)と言った感じです。
ブラックバスの場合はナイロン直結です。
どんな釣りをするか?によってナイロン、フロロ、PEの選択が決まってくるでしょう。
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ライン操作のイメージ
一番上の図は、投げた時にどの位置にラインが来るか?です。
真ん中の図は、合わせた時にラインがどう伸びているか?です。
一番下の図が、根づれによってラインブレイクする場合のイメージです。
連続させると、投げて、かかって、引っ張られて、、、、、と言う感じです。
この場合、
一番上の図は、仕掛けが重要になります。
狙うレンジによって仕掛けを送る時間が関係してきます。
トップ付近ならナイロンかPE、中層より下のボトムならフロロが好ましいでしょう。そしてそのキャスト距離も比例させましょう。
10m〜20m程度ならナイロンまたはフロロ、30m〜100mならPEが好ましいでしょう。
真ん中の図は魚とのファイトが始まる瞬間です。
これも自分がどのようにキャッチするかが重要になります。
ナイロンが不適切なわけではありません。
じっくり寄せてくるならナイロンかフロロ、一気に水面付近まで上げるならPE。
魚の引く重さも比例させましょう。
大物であればPE、行けそうな重さならナイロンかフロロと言った具合です。
40cm程度のカンパチや80cm程度のスズキを狙っていたらPEかフロロが好ましいでしょう。
アジやメバルであればナイロンかフロロが好ましいでしょう。
一番下の図は、残念ながら引く魚に負けてラインブレイクしました。
この状態は水中の障害物とそのポイントを把握することが必要です。
砂浜であれば障害物は少ないと想像出できます。磯であれば障害物は多そうです。
堤防であればテトラがどこまであるかを知りましょう。
などなど、そのポイントで想像するしかないのですが、そこに飛距離も比例させます。
30m以内であれば何度かキャストすれば障害物が探知できます。
しかし100m近くなると探知は難しくなります。
根がかりしないと言う大前提であればPEは感度抜群です。
根がかりしそうな気配であればナイロンかフロロで探知していきます。
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根がかりしてしまった場合
海と淡水とではやり方は違いますが、段取りをちゃんと踏めばほとんどの場合回収できます。
それはまたの機会に書いてみます。
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まとめ
初心者にとっては書けば書くほど、
どれを選べば良いのか分からないライン選択かも知れません。
オススメはナイロンです。
狙う魚とそのポイントによりますが、ナイロンから初めてラインのポンド数を
色々と変えながら「感じ」を掴むことから始めるのが良いと思います。
自分はのナイロンを多く多用していますが、
今はPEの「感じ」を掴もうとしている真っ最中です。
フロロは一時期ハマっていましたが、どうも使い勝手がしっくりこないので、
リーダーとして活躍しています。
言うなら正解は無いのです。
しかしナイロンは誰にでも使いやすいので初めて買うならナイロンをオススメします。
どのメーカーが良いか?と聞かれれば、悩みますが、、、、、
初心者でもプロでも対応していて40年以上の歴史と成果を持つ
サンラインを推したいと思います。
最後に、
釣りで最も大切なのは、リールでもラインでも釣果でもありません。
最も大切なのは水です。
釣り人が水を汚すことが無いように楽しみましょう。
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