DIYブーツ塗装

以前投稿した塗料のお話に基づいているわけでは無いのですが、
バイク用のレーシングブーツを蘇らせようと思います。
以前書いた塗料のお話はこちら→全2話 [塗装部] 塗料の種類

いつもはエンジニアブーツを履いてバイクに乗っています。
せっかくなのでBERIKのレーシングブーツを履いてツーリングに行ってみました。
その時はなんとも思わなかったのですが、
その次にいつものブーツを履いてみると、、、、、、
当たり前と言えば当たり前ですがレーシングブーツの方が圧倒的に
走りやすかったことに気が付きました。

BERIKのブーツは中古で買いました。
値段勝負だったので色までこだわって選ぶことができませんでしたが、
せっかくなら普段のツーリングでも履けるようにしよう!と色を白→黒に
変更します。

早速いきますが、写真スライドショーの後に解説したいと思います。
伊東四郎 風に染めて行き、最後はマスゲン釣りチャンネルのエリカちゃん 風で、
どうぞ!

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と言うことで上手く染め上がりました。
合計5回ほど吹き上げ、染めQ70ml缶1,5本使いました。

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染めQってなに?
染めQ自体を知らない方は染めQで検索出来るので調べてください。
大まかに言うとほとんどなんでも染めれる缶スプレーと言った感じです。

その使い勝手は、
匂いはあります。アルコール系の匂いです。
缶をシュッとやる吹き心地はホームセンターなどに売っている水性缶スプレーに近いです。
粒子が荒く噴き出るイメージです。
しかし染め上がりの具合はかなり良いです。

今回、白→黒にする塗装は何かと厄介ですが、
5回の吹き付けで完了できるのは染め上がりがかなり良いと思います。

特にすね部分(黄白い部分)などは材質不明で柔らかいプラスチックのようなものなので
ラッカーは不向きだと予想します。
そうなると水性ですが強度からすると少々不安があります。
染めQの仕組みとして下地に吸い込む仕組みらしいので下地との接着力は安心できそうです。
それに伴いレザー部分(白い部分)とすね部分でスプレーの使い分けをしなくて良いので
作業も楽ちんですね。

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ワンポイントアドバイス
染めQでもちゃんと下地を作ることが必要です。
まず、シリコンオフでしっかり脱脂しましょう。これが基本です。

そして、

今回はオール黒になるので養生テープ赤矢印の部分に1mm程度の余白を作ると
吹き残しが少なくなります。

そして、

吹き残しがどうしても出る部分があります。
この原因究明は無意味なのでしませんが、予想すると、
缶スプレーの勢いがイマイチ、もしくは、染めQ自体の粒子が何かの原因で届かない、
または、脱脂が甘かった。この3つでしょう。
染まっていないものは染まっていないので、こう言う端部の場合は、
油性マジックで黒くします。
ラッカーのマジックはダメです。染めQが負けて下地が出てきます。
普通の油性マジックでやりましょう。
コツは油性マジックで完全に黒くするのではなく、少し黒くなる程度でOKです。
その後に染めQで仕上げます。油性マジックは下塗りのつもりで黒くしましょう。

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まとめ
初めて染めQを使いましたが、驚くべき塗料でした。予想以上の良い塗料です。
他の色も機会を見つけてトライしてみようと思います。

気になるのは強度ですが、その結果は1ヶ月または2ヶ月後にお伝えしたいと思います。
自分の予想では、直接的な打撃が無い限り大丈夫な感じのする手触りです。
それはそれでお楽しみに!