[バイクの話]XSR700&900 再検証

バイクの話です。

もしXSRの購入を検討しているのであれば参考になるかもしれません。

XSR700と900で迷うその姿は小学生より前から幼馴染の女の子が気になって気になって仕方がないのに、たまたまデパートで会った友達の2つ上の姉ちゃんが「またうちに遊びにおいでよ」なんて言うもんだから、もうどうして良いか分からない勘違い中二野郎と同じ現象です。
40越えてバイクで悩む奴ら、全員中二です。
中二なら中二らしく悩んで悩んで後悔上等で突き進みましょう。

さて、様々な媒体で検証が行われていますが、
XSR700の情報があまりに少なすぎて「XSR700ってどんなんなん?」と二の足を踏んでいる方も多いのでは無いでしょうか?
XSR900の情報はとても多いのですが、コピペした情報ばかりでイマイチ掴めない部分も多いような気がします。

今回もミサキ流ではありますが、XSR700とXSR900の検証をしてみたいと思います。
XSRの基本情報はこちら→バイク購入マニュアル / XSR700&900

早速独自の再検証をしてみます。
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大前提
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大前提として700と900は全く違うバイクです。
排気量や気筒数など目で見て分かる違いもありますが、コンセプトが全く違うバイクです。
そしてMTシリーズのバイクとも違うバイクです。
900はまだ3気筒と言う日本車唯一の存在があるためMT09と比べることも可能かも知れませんが、MT09は大都会の街中を疾走するライダーのイメージで作られています。900はそこに当てはめてはいないと言うことを覚えておきましょう。
そして700はエンジンだけMT07でバイクとしては全く新しいジャンルと言う認識を持つべきだと思います。
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スポーツヘリテージ
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XSRはメーカーのカテゴリー分けのスポーツヘリテージに分類されています。
スポーツヘリテージってなんだよ?と誰もが思ったでしょう。

スポーツはスポーツ、モータースポーツと言うスポーツジャンルです。
移動手段でも運搬方法でもなくスポーツです。スポーツをやる準備は出来ていますか?

ヘリテージとは開放とか放つと言う意味以外にも継承や伝統と言った意味もあります。
おそらく、スポーツ走行において昔からのバイクの楽しみを現代風に開放してね!みたいなことだと思います。そこに最先端技術が加わりネオクラシックと言うジャンルが新登場したのでしょう。楽しみを開放できるかどうかは700でも900でもなく貴方次第と言うことでしょうね。
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乗り方
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XSR900のインプレでは「暴れん坊」や「よりスポーツ走行に特化したモデル」と称されていますが、ご自分の走り方がそう言った走り方かどうかを考えましょう。
900を街乗りや通勤で使うのがダメなわけではありませんが、やはりバイクの性能をできる限り発揮させたいのであればスポーツ走行をしている人が基準でしょう。
高速道路を法定速度いっぱいまで加速して走ったり、自分ミサキのように峠道で前のバイクにどうやったら追いつけるのか?を楽しんだりするような方には900がお勧めのような気がします。

一方、700が900より劣っているようなインプレがありますが、スポーツ走行できないのか?となれば答えは「できる」です。むしろ排気量に対するトルクはほぼ同じなので10kg軽い700の方が有利かも知れません。
何度も言いますが、速さに排気量は関係ありません。
トルクや馬力はあったほうが良いですが、「バイクを乗りこなす」とは無関係です。

ちなみに「高速道路で移動するのは大型の方が楽」と言う迷信のような話がバイク業界にはありますが、法定速度を守り尚且つすり抜けをしない移動は大型だとダルイです、疲れます。
400cc程度のバイクでもダルさを感じる時があるので乗り方次第でバイクを選ぶことをお勧めします。
ちなみにちなみに、「峠やワインディングは小排気量の方が楽」と言う迷信もありますが、それは排気量に関係なくバイクをバンクさせコーナーの最高速を目指す人の場合に限った話です。
迷信よりも自分の乗り方が大切です。
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どこを誰と走るか?
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バイクの使い方は人それぞれですが、自分が主にどこを誰と走るか?が重要になると思います。
通常走る場所が街中が主でたまにツーリング、そしてそのツーリングが列をなして走るツーリングであれば、700で十分でしょう。

バイクには楽しみ方も人それぞれなのが面白いところです。
街中はほとんど走らず高速道路走行がメイン!となると900の方が良いかも知れません。

峠道などをジャンジャンスピード上げて楽しみたい!と言う方で、
ワインディングやクイックなコーナーが点在する峠であれば900が良いでしょう。
クイックなコーナーばかりの方が楽しい!と言う方には700が良いでしょう。

バイク業界には直線番長と言う言葉もあります。
直線なら誰にも負けない!と言う方ならアンパイで900の方が良いでしょう。
しかし700も900もリミッターがない状態であれば200km/hは余裕で出ます。
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カスタム
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カスタムパーツも気になります。
多さで言えば圧倒的に900の方が多いです。
しかし700にカスタムパーツがないわけではありません。

セパハンにしたい方であるなら、ハンドルの取り付けだけを考えると900の方が圧倒的に楽です。トップブリッジ直下のフロントホークとライトの余白は900の方が広いです。
700にセパハンを付ける場合は取り付け場所が制限されます。前説と同じ場所の広さが狭いんです。さらにメーターも700の方は角度を変えなければダサいです。ステイが必要になる可能性が高いでしょう。
配線関係はどちらもビルダーの腕次第なので今回は省きます。

純正カスタムパーツの多さは700の方が多いような気がします。
特にシートは700は3種類あるのですがそれらが900に付けれるかどうかはメーカー確認が必要でしょう。
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まとめ
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スペックは前説に書いた以前の記事で確認してください。
このクラスのバイクになるとハッキリ言って700でも900でもどちらでも楽しめます。
しかしバイクの性能をできる限り発揮するかどうかは乗り手次第です。

動画で900で国道を走っていて「おおお、、、これは暴れん坊だぞ!、、、このパワー、、、」と900の馬力などを解説しているのにメーター3000回転40km/hと言う動画には注意しましょう。
絶対に存在しないとは思いますが高速道路で前の車30台を一瞬で抜き去ったり、峠で回転数の下限上限をフルに使ったり、コーナーへの侵入のフルブレーキや立ち上がりのアクセルポイントなどを解説している、、、、、、そんな動画、絶対にないです。
イメージを刷り込まれずに自分に合ったバイクを選びましょう。

おまけですが、下取りを期待して買うなら900が今のところは良いでしょう。
900が大人気なのは事実です。
700が不人気かと言えば、そうでもないです。
みんなが900!900!と言うからそう思っている可能性もありますので冷静さが必要です。

個人的には下取りを期待してバイクを買ったことがないので分かりませんが、
700の方が取り回しも良さそうだし、加速域も良さそうだし、何より前から見たルックスがシュっとしててスマートに感じます。
しかしそれは好みの問題なので、ご自分の乗り方やどこを誰と走るかなどなどを基準にバイクを考えた方が良いでしょう。

XSRと言う同じシリーズから違うバイクが出ているので迷うことも多いとは思いますが、
バイク基準で考えるのではなく自分基準で考えると答えが見えやすくなると思います。