[バイク]練習の他に何があるんだ?

毎週月曜日はバイクのお話です。
今回は「練習するしかない」と言うことにスポットを当てて書いてみます。

ちょうどカフェ耐に参加した時の写真を頂いたのでその写真を参考にしてみます。

練習と言ってもバイクの場合は付き添っての練習は難しいので、実際に目で見る、写真確認、動画確認、とそれらを自分で確認しながら実走行の時に自己確認しながら上手くなるしかありません。

そして、サーキット走行と路上走行はまったく違うのでイメージに基づいた練習走行を繰り返しましょう。路上をサーキットのつもりで走ったら危険ですし、サーキットには路上のような交差点はありません。なのでここで書く練習は自己確認をする意味を強く含みます。

今回の投稿は姿勢、目線とニーグリップの3つにフォーカスします。
同じバイクに違うライダーが乗るとその姿勢や目線などはまったく違うことが分かります。
しかし、ハッキリ言って姿勢、目線、ニーグリップ、この3つさえ出来てればそれなりに上手く走れますので意識しながら練習しましょう。
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姿勢
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同じバイクに乗っていてもライダーが違うと姿勢が違うことが分かります。
上は牧野、下は私ミサキです。
牧野の乗り方の方が攻めている迫力が分かります。
背中が立っているミサキと丸くなっている牧野。
そしてバイクにお尻が完全に乗っているミサキと片尻しか乗っていない牧野。
言うまでもなく牧野の乗り方の方が上手いと言えます。

一見、重心移動がしやすいのはミサキに見えますが、それは間違いでお尻を自由に早く動かせる状態の牧野の方が重心移動がやりやすいのです。
下半身の運動が俊敏に出来る姿勢がいつでも出来ていることがスマートに走るコツと言えばコツです。
私ミサキは下半身の体力アップをしなければいけません。

角度の違う写真ですが、両者ともに目線は次の場所に向いているので目線はOKだと言えます。==========
目線とニーグリップ
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上の写真はノブキ、下の写真が私ミサキです。
目線は2人とも次の場所を見ているのでOKと言えます。
目の前を見てしまいがちなバイク走行ですが、目の前を見ることほど危険な走り方はないのでいつでも次の場所を見る癖をつけましょう。

しかし、よく見るとノブキの上半身は左半身しか見えません。
一方私ミサキはツナギの上半身がほとんどが見えています。
ミサキの体勢が立っているのが分かります。これではコーナーを曲がるのに時間がかかります。

写真の角度が違うのですがはっきりしていることがもう1つ。
ノブキは左足のももが見えません。一方ミサキは左足のももが見えています。それに連動して上半身もほとんど見えます。これはミサキがニーグリップが出来ていないことを示します。
バイクは目線だけでも曲がりますが、ニーグリップだけでも曲がります。
その両方を把握して使いこなしているのはノブキだと言えます。ミサキは体全体で曲げようとしていますが実はこれがバイクの曲がり力を邪魔しているのです。
バイクは勝手に曲がると言う言葉があるように曲がる体制になればバイクは勝手に曲がります。その体制を作れているのがノブキ、作れずに自分の身体で曲げようとしているのがミサキ。
身体全体で曲げようとしているのでバイクの曲がり力を邪魔する結果となります。

ミサキはニーグリップの練習が必要と言えるでしょう。
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まとめ
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今回はユナイテッドカフェBチームとして参加したカフェ耐の写真を参考に簡単な練習イメージを投稿してみました。
これは路上走行の時にでも役に立つことです。
そして、今回挙げた練習イメージに速度は関係ありません。
速く走らなくても十分に練習できることばかりです。
ゆっくりのスピードで感覚を掴むまで何度でも練習できることなのでしっかり練習しましょう。
基本的にどんなバイクでも原理は同じなのでここで挙げた3つは習得しておけばほとんどの走行にスマートな走りをもたらしてくれます。

練習イメージを持つには、実際を目で見る、色々な写真、動画、を見て自分との違いを見つけることが大切です。違いさえ分かればそれを克服するだけなので楽ちんです。
その意味するところの投稿はこちら→[バイク]信じて走れ
毎週月曜バイクの話はこちら→バイク

繰り返しになりますが、サーキットと路上ではその走り方はまったく違いますし、
この練習には速度は関係ありませんので、確実な安全を保ちながら練習しましょう。