[バイク] motoGP新しいレギュレーション
さて、今回はバイクです。前の投稿で少々解説したmotoGPのお話。
→そのレースの概要/motoGP簡単解説
2027年からmotoGPのレギュレーションが衝撃的に変更されるようです。
2027年からmotoGPのレギュレーションが衝撃的に変更されるようです。
レギュレーション変更は毎年見直されるのでそれ自体は何も驚くことはないのですが、内容が驚きだったので簡単にまとめてみます。
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エンジン
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1000ccから850ccに変更。
・最高速を抑える。
・スポーツの安全性を高める。
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エアロダイナミクスの改定
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エアロダイナミクスとは簡単に言えば空気抵抗のこと。空気抵抗を研究して例えばカウルの形状が決まったり例えば乗り方が決まったりして空気抵抗の少ない走りを目指していくこと。
そして今回の改定は、トップ、ノーズ、テール、それぞれの幅と短くする方向にあります。
・トップ / 600mmから550mm
・ノーズ / 現行より50mm後退
・テール / 2027年からホロゲーションの対象
※ホロゲーションとは簡単に言うと出場するための認可のこと
全体的に接近戦が多くなることを見込んでの改定となります。
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燃料
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2027年からは100%持続可能な燃料に。F1のレースは2026年から同様。
※持続可能な燃料とは植物や廃材などから抽出されるオイルのこと
タンク容量22Lから20Lに制限。
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ライドハイトデバイス/ホールショットデバイス
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この2つは装置と仕組みのことです。
ライドハイトデバイスとは簡単に言うとウイリーなどフロントが持ち上がるのを防ぐ装置。
ホールショットデバイスとは最高速でコーナーに入ることを可能にする仕組み。
その2つが使用不可となります。
ライダー自身の技術を高める目的のようです。
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まとめ
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我々一般のファンが聞いて分かる変更は以上です。
個人的に思うのは全体的に排ガス規制(2035年ユーロ7)への取り組みが本格化しているような気はします。ユーロ7はゼロミッション(燃料で動く乗り物を無くす)を掲げているので実現への第一歩に感じます。
そしてバイクの大型化へのストップにも感じます。これは一般販売車両にも影響が出るかも知れません。
どちらにしろかなり衝撃的なレギュレーションになったので2027年以降のmotoGP、そしてバイクの楽しさの行き先、そんなのが2027年から見えてくるかも知れませんね。