[photoshop elements] 迫力のある作品にする ミサキ流
今回のテーマは「迫力のある作品」にするテクニック。
「迫力」と言っても「迫り来る怒涛」や「目にも止まらない速度」そう言う迫力ではありません。例えるなら「朝の写真は朝のように」「昼間の写真は昼間のように」と言う迫力です。
今回の場合、言い方を変えると「曇り空を朝日に変える」と言えるかもしれません。朝日の中のバイクの迫力を出してみます。
文章にするとかなり難しく感じるかも知れませんが、
いつもながらやってみると驚くほど簡単です。
今回の答えは「切り取りでアップ、描画モードで朝日を演出」です。
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編集前の写真
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shooting : 丸山堅太郎(リンク/GERUGA)
camera : NIKON Z5
色空間 :RGB
焦点距離 : 40mm
F値 : f/2
露出 : 手動
露出時間 : 1/125
サイズ : 4016 : 6016 (ブログ内では1350 : 2022)
天候 : 雨予報の曇り空
時間 : 5:30am付近
step over : ミサキトモユキ(身長169cm/体重69kg/The日本人体型)
分かり得る情報を載せてみました。シューターの堅太郎はいつも素晴らしい写真を撮ります。
私ミサキのようになんでもかんでもシャッターを押すのではなく、狙った写真を狙ったポイントで撮る、当たり前のことではありますがそれが出来ない居酒屋写真ばかりの昨今、堅太郎のシャッターポイントはいつも素晴らしい。ほんと、惚れ惚れします。
そんな丸山堅太郎の撮った写真を恐縮ながら私ミサキが編集してしまいます。
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良い写真だから出来る
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まず、前提として「良い写真」が必須です。
今回は「切り取り」と言うテクニックを使うのでジャスピンでありそのその写真自体が表す何かが明確でなければいけません。
・明暗は関係ありませんが出来る限り明るい写真が好ましい。
・ターゲット全体がジャスピンであること
この2つが必須となります。
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完成のイメージを決める
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大まかで良いので完成のイメージを最初に決めましょう。
・スナップショットではなく作品
・朝日が昇る時間帯
・暗がりの中のバイク
・主人公は人(今回の場合私ミサキ)ではなくバイク
撮影日は早朝。天気は曇り空の連続。しかしせっかく早朝に来たのですから少しは早朝らしい写真にしてみたいのです。
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Camera RAWで朝焼けをイメージ
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RAW保存をクリックするとCamera RAWの編集からPhotoshop elementsに開くことができます。
Camera RAWで完成のイメージに近いプロファイルから完成に近いイメージを選びましょう。
今回は「蛍光灯」選びます。コツは「蛍光灯」や「昼光」などの言葉に惑わされることなく思うイメージに近い画像処理を選ぶことです。
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切り取る
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Photoshop elemntsに開いたら、大まかに切り取り(拡大や移動)をします。
この時に新規のファイルに移動します。
ファイル>新規>白紙ファイル>1080×1350(pixel)(Instagramサイズ)
緑不透明な部分で作品を作っていきます。
サイズ :1080 : 1350 (インスタグラムサイズ)
中心線(赤線)を頼りに移動(拡大)ツールで調整して中心線よりも少し下気味(緑枠)に配置。バイクに乗っていると分かる位置を決めます。
・タイヤが少し映る
・ライダーの姿勢がなんとなく分かる
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ぼかしを入れる
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背景を少しだけぼかし(ガウス)ます。
ぼかし過ぎ注意!で調整しましょう。背景を少しだけばかすと主人公がより際立ちます。
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朝日を作る 描画モード
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新規レイヤー(青矢印)>塗りつぶし>焼き込みリニア(黒矢印)>不透明度(ピンク矢印)
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消しゴム 覆い焼き 焼き込み
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描画モードで焼き込みにしたレイヤーを消しゴムで消します。
背景レイヤー(バイクの写真)に覆い焼きと焼き込みで描きます。