[バイク]ブレーキの練習完全攻略pt2
前回に引き続き今回は「ブレーキの練習パート2」です。
バイク記事は毎週月曜日に書いてます。
前回の記事はこちら→[バイク]ブレーキ練習完全攻略pt1
バイクの記事はこちら→#バイク
早速、パート2を進めます。
追記/ この記事に出てくる「カーブでのブレーキ」内のパーシャルは5月16日投稿の「初心者向けパーシャル」の投稿で訂正しました。今回のパーシャルは私ミサキの未熟が相まって少々間違っている可能性があります。5/16の投稿はこちら→初心者向けパーシャル
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基本は8の字
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とても地味ですが、全ての操作の基本は8の字にあると言っても過言ではありません。
これはどんなバイクに乗っていても同じです。
8の字がキツい方は0を一方通行で同じ円を書くところからでも大丈夫です。やることはほぼ同じなので0の字を回りましょう。
黄色の矢印 / 進行方向。青い矢印 / 目線。
初めは目線(青い線)から練習しましょう。。。。と言うか目線が全てだと言っても過言ではない8の字走行です。いつでも進む方向を見ている癖をつけるのが大切です。
・①では②を見てます
・②では③を見てます。
[チェック]円を描くときにバイクがぐらつく方は目線が違います。ここでは同じ円を描くことだけをクリアしましょう。
黄色い線①から②へ。
この場所がブレーキワークの必要な場所です。
バイクはアクセルを開けると立ち上がり、減速すると倒れます。
①ではしっかりアクセルを開けしっかり立ち上がります。②に侵入する前にしっかりブレーキをかけます。この「しっかり」と言うのは「しっかり握る」ではなく「ちゃんと減速する」と言う意味です。
初めはゆっくりな速度で慣れるまで試して、それから徐々に①での立ち上がりの速度を上げてみましょう。①での速度が何km/hであっても②での旋回速度は必ず同じはずです。
この「同じ」と言う感覚を何度も覚え、徐々に②への侵入速度を上げて練習します。侵入速度を上げての練習は②での侵入前のブレーキの感覚を覚えるためです。
この繰り返しでブレーキの感覚を覚えます。
ちなみにパーシャルの状態を確認する練習は0の字を旋回するとその状態を確認できます。
パーシャルの状態が続かなければ0の字は作れません。
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いつ8の字をやるのさ?
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一般的に8の字を練習できる場所はサーキットか広大な広場ですが、そんな都合のいいものは普段ありません。
練習は「いつでも8の字を旋回するつもりでカーブを曲がる」んです。
交差点での右左折、本線に入る時の発信、、、、などなど、いつでも意識しながら走るんです。速度は関係ありません。旋回半径も関係ありません。いつでも8の字を旋回しているつもりで曲がるんです。
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カーブでのブレーキ
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峠などに遊びに行くとコーナーの連続でヒヤヒヤすることもあります。
しかしコーナーは様々でも操作はある一定の同じ操作で解説できます。
バンク角やハンドル切り角なども関係しますが、今回はブレーキのみにフォーカスして話を進めます。
①減速開始
②曲がれる速度まで必ず減速
③リアで方向を変える
④アクセル全開
と単純に言うとこんな4段階のイメージです。今回の投稿でフォーカスしたいのは①と②の場面。
①から②を細分化します。②(または③)に向かっているイメージで進みます。
①減速開始エンブレ→フロントブレーキを軽く握る→もう少し深く握る→曲がれる速度
②曲がれる速度→シフトダウン
③パーシャル
と言ったイメージです。細分化すると分かるように①でやることが多いのが分かります。
②から③に移るときには仕事が全部終わっていないと上手く曲がれません。
追記 / ここで出てくるパーシャルは私ミサキの未熟が相まって少々間違った認識の可能性があります。5/16の記事でパーシャルを訂正しています。5/16の投稿→初心者パーシャル
練習は簡単です。
①から②を何度も繰り返し③は次の課題としてとっておくことです。
減速だけを練習することが③や④への近道となるでしょう。
コーナーなので曲がらなければ事故りますから、③のときには減速したままバイクを立ち上げゆっくり曲がると①と②の練習になります。パーシャルや加速はその次の課題にしておくと自然に曲がれるようになってきます。
一気に全部を習得するのではなく1つづつ練習しましょう。
コーナーをスマートに曲がるのはバイク乗りとして最も憧れるところではありますが、
例えばマルケスvsミサキだとしても、、、、、、これは例えが悪すぎますが、図の③を曲がる瞬発的な速度は同じ速度です。
最高速100km/hでしか曲がれないコーナーは100km/hでしか曲がれないのです。
100km/hでしか曲がれないコーナーを110km/hで曲がる人はいません。
速度が例え40km/hであっても40km/hでしか曲がれないコーナーは40km/hでしか曲がれないのです。
曲がれる速度で曲がっているからマルケスは速いのです。曲がれる速度にいち早くセットできるからマルケスは速いのです。
初めはゆっくりな速度で自分の「曲がれる速度」と「曲がれるセッティング」を確認する意味でも①と②を繰り返し練習することが大切なのです。
[おまけ]リアで方向を決める
リアで方向を決めるのはかなりの上級者テクニックです。私ミサキも無理です。
が、イメージは覚えておきたいところでしょう。
「リアで方向を決める」をリアブレーキを踏むと言う単純な意味で捉えているのは危険です。転倒する可能性がとても高いのです。
リアを踏んで方向を変えるのは、バイクを完全に乗りこなしてからにしましょう。
初めは、意識だけです。
リアの意味をリアサスと言う意味に変えてリアサスをお尻で押し出すイメージです。
フロンブレーキをかけるとフロントサスが沈みます。
その結果、リアが浮くイメージになります。
リアをお尻で押すイメージでバイク全体の方向をバイク全体で決めるイメージ練習から始めましょう。
イメージの中だけでリアをお尻で押してリアを滑らせ方向を完成させる感じです。
イメージ練習と言って馬鹿にはできない結果があることでしょう。
バンクさせるだけが「曲がる」ではないのです。
初めは1つ、そしてまた1つ、、、、と徐々に練習していくのが、スマートに曲がる練習方法なので、焦らずに練習しましょう。
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峠?サーキット?どこで練習?
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これも8の字の練習と同じです。いつでも峠道やサーキットを走っているつもりで普段も曲がりましょう。
速度は関係ありません。練習はいつでも①と②の場面をイメージしながら普段から曲がりましょう。
いつだって練習できますし、一般的に街中ではギャンギャン飛ばせないので法定速度以下でのちょうどいい練習場所と言えます。
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まとめ
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今回「ブレーキ練習完全攻略pt1〜pt2」を書きましたが、特に大切なのはpt1の段階を決めて感覚を覚えることだと思います。
人は「やばい!」と思うとフロントもリアも思い切りかける習性があります。止まれば安全だと本能的に分かっているのでしょう。最も危険な習性は「やばい!」となった時に両手が同時にレバーを握ってしまうことです。両手がレバーを握るとギアがニュートラルの状態になりがちなのでとても危険です。
止まることだけが危険回避とは限らないのがバイクです。しっかり減速できしっかり前を見ることが出来れば回避の選択肢は増えます。
コーナーを曲がる時、街中を走る時、どの場面でもしっかり減速できるスペックが安全にバイクを乗りこなす第一段階なので練習しましょう。
私ミサキもいつかは峠道のコーナーをスマートに曲がってみたいと思っているのでまだまだ発展途上です。どこかで私ミサキを見かけたらぜひぜひバイク操作のイロハを何度も教えてください。
「それを楽しみたいなら、それを上手くなること」
上手い人は速いです、しかし、速い人が上手いとは限らないのがバイクなのでいつでも練習しましょう。