[バイク]初心者向け パーシャル

以前から私ミサキの1つの課題である「カーブをスマートに曲がる」の続編です。

スマートに曲がるのに必要なことで分かっていることは、「カーブ侵入前までに全ての操作を終わらせる」と言うことだけは早めに理解したのですが、そこからが進まなかった。
操作を終わらせてもカーブがスマートに曲がれない、、、、、、そんな状態が何ヶ月も続きまきました。
何かが間違っている、、、そんなことを思いながら色々調べて実践したら以前より、
・めちゃめちゃ忙しい
・以前より少しだけスマートに曲がれる
の両極にある2つのことが登場したのですが、あとは慣れでしょう。

今回の内容の前にカーブをスマートに曲がるのに必要なその他のことも投稿しているので参考にしてください。
・バイクと自分を把握する基本→速く走る練習方法
・ブレーキテクニック→ブレーキの練習完全攻略全2話
こちらも参考にしてみてください。私ミサキ同様に初心者向けの内容になってます。
追記 / ブレーキの練習完全攻略第2話に出てくる「カーブのブレーキ」内での「パーシャル」は私ミサキの未熟が相まって間違っている可能性があります。お詫びして追記します。

さて今回はブレーキテクニックなどなど全てに合い通ずると言っても過言ではないパーシャルのお話です。

早速、解説します。
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不要なもの
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何度も書いていますが、バイクを上手く乗りこなすのに、根性とか必要ありません。
貴方がプロレーサーなら話は別ですが、根性なんかよりも必要なのはテクニック(技術)です。

根性試しも楽しいのは楽しいとは思いますが、バイクを楽しむことを優先した方が早く上手くなります。
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パーシャルとは?
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パーシャルとは、加速も減速もしない状態です。
言うなら操作は何もしていないことをパーシャルと言います。

カーブの長さや深さにもよりますが、パーシャルをしない状態でカーブを速く曲がろうとするととても危険です。
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以前までの理解(これは間違った理解でした)
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以前まで理解していたことは間違いでした。
・カーブに侵入直前までにしっかり減速
・カーブ旋回中はパーシャル
・カーブの出口でアクセル
言葉で書くと正解のように感じますが、そのポイントが違ってました。
以前までの理解はこんな感じ。
この理解ではカーブの頂点(赤い星)の場所でもたつきます。赤い星の時点でもたつくのを嫌がるのでアクセルを開けますので①〜赤い星までがパーシャルとなります。
この「もたつき」の原因は①の前段階にあります。

カーブに侵入する前段階で、必ず減速しますが、その減速を言うなら侵入するためだけの減速になっていました。
・①パーシャル開始がカーブ入り口より後にあります
これではパーシャルになるのが遅いのです。その結果、赤い星の時点で速度が落ちます。

この難題からなかなか進まなかったのですが、少しだけ理解の扉が開きました。
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カーブを曲がり切れる速度
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今回はバンク角やハンドルの切り角などは省いて進みます。
パーシャルの時の速度に注目すると、
・侵入した時の速度と曲がっている速度がなるべく同じ速度
・速度は必ず落ちるがアクセルポイントまでなるべく同じ速度
の2つが必要になってきます。
イメージはこんな感じ。
掻い摘んで説明すると
・あ!カーブだ!と思うことが大切
・①のポイントがカーブ入り口よりだいぶ手前
・カーブ入り口ではすでにパーシャルの状態
・「あ、カーブだ」での減速は②を目指す減速にする
・結果的に①の時点の速度は今までよりも速くなる
この5点が新たな理解です。
ここで以前から変わったことは
・「侵入するための減速」から「②を目指す減速」に変わりました。
・カーブの頂点でのもたつきが軽減しました

これがなかなか難しいのですが、意識的に練習するしかありません。
初めは絶対の安全の速度で感覚を覚えるしかないのですが、前説に書いた通り根性論で急激なブレーキや未熟なリアブレーキテクニックに頼るのはやめましょう。初めは「カーブの頂点で減速しない速度」だけを練習しましょう。
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パーシャルの時間を長くする
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サーキットなどの場合、パーシャルの時間は3秒〜5秒だと言います。高速コーナーの場合はもう少し長いそうです。
これをストリートに当てはめるのは難しいのですが1つ言えるのはカーブの半径だけに比例していないと言えます。100km/hで走ると1秒で28m進みます。50km/hだと1秒で14m、25km/hだと7m、、、、、
7mの半径のカーブそのものだけで考えたら25km/hでも1秒〜2秒かからずに曲がります。
と言うことは3秒かけようと思ったら、ずっと手前でパーシャルにならなければいけません。
文字説明が難しいですが、カーブに入るずっと前にパーシャルを作らなければいけません。
それが①のポイントです。
前図より①のポイントが近くなったので操作を早めに終わらせなければいけません。
パーシャルの距離が前図よりも長くなったのが分かります。この距離(パーシャルの距離)の終わりでは必ず減速するのですが、①の時の速度と②のポイントの速度がなるべく変わらないことが大切です。
練習としてはけっこうスリリングな練習ですが、初めは絶対に安全な速度域からやりましょう。速度感は1km/h変わるだけでだいぶ変わるので少しづつ少しづつと言うのを忘れないようにしましょう。
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以前と今回の比較
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これは図を見た方が早いです。
1)あ!カーブだ!と思うところが実は一番大切だと言えます。カーブがあることを認識出来なければ話が終わります。
2)そして①のポイントが手前になったことで減速の操作を素早く適切にやらなければいけません。これはブレーキの練習を参考にしてください。
3)黄色いパーシャルの距離と黒いパーシャルの距離は長さが全然違うと言うことがすぐに分かります。①で作った速度が②のポイントまでなるべく変わらない速度にするには①の速度が重要になってきます。
4)②のアクセルポイントも手前に来るので加速も早めに出来ます。

やはり最も難しいのが①の時点での減速です。
初めは無理のない減速から初めて徐々にポイントを掴んでいくのが良いでしょう。
カーブの頂点でもたついたとしても、練習なので気軽にいきましょう。速度感覚とカーブの長さや深さを感覚的を身に付けるための練習です。ゆっくりのスピードだって良いんです。時速20km/hでエンブレだけで②のポイントまで行くのだってちゃんとした練習と言えます。
とにかく速度とカーブの具合を自分が知ることから始めなければ話が進みません。
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パーシャルの練習
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今回はバンク角やハンドルの切り角を省いて話を進めましたが、パーシャルの感覚の練習をするのに適しているのは0の字を旋回することです。
0の字を旋回するのは緩やかなアクセルでアクセルを開けも閉めもしない状態でなければ同じ円を描けません。
これを感覚的に覚えることでバンク角の限界やグラついた時の原因などを自分なりに解析できるはずです。8の字や0の字を描くと必ず「目線」が大切だと言うことも気が付きます。目線は誰もが分かっていることだとは思いますが、頭で理解したら身体に覚えさせることが必要です。
このイメージを持ってカーブに望めば尚更早めに感覚を掴むことができます。

どこでやんの?と言う疑問もあるとは思いますが、広い場所としか言えません。
しかし、いつでも0の字をイメージしながらUターンしたりすればいつでも練習できます。
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まとめ
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私ミサキも初心者ながらいつでもバイクを上手くなりたいと思ってます。
1つ1つをクリアしていけば必ずスマートに乗りこなせることでしょう。

誰しも自問自答の繰り返しにはなりますが、ぜひぜひ、過去の投稿なども参考にしてスマートで上手いバイク乗りになって、ストリートを楽しみましょう。